2人暮らしの光熱費の平均は?電気・ガス・水道代の節約法も解説

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2人暮らしになると「ほかの家では水道光熱費の平均はいくらなのか」「1人暮らしのときよりも電気代はかかるか」など、気になる方も多いのではないでしょうか。しかし、2人暮らしだからといって、水道光熱費が1人暮らしのときから2倍になるというわけでもありません。

そこで本記事では2人暮らしの水道光熱費の平均額とともに、電気代・ガス代・水道代それぞれの返金額、さらに水道光熱費を節約するための具体的な方法を解説します。

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目次

2人暮らしの水道光熱費の平均は2万1,600円前後

2人暮らしの水道光熱費は、総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯3-1世帯人員別」(2023年)によると、2人暮らしの1か月の水道光熱費の平均は2万1,619円となっています。

水道光熱費の内訳をみると、電気代の平均は1万940円、ガス代の平均は4,971円、水道代の平均が4,242円、ほかの光熱費の平均が1,466円でした。1人暮しよりも同居人数が増える分、水道光熱費は上昇しますが、一人あたりの費用を換算すると、一般的に下記のように1人暮らしよりも2人暮しのほうが一人あたりの費用を抑えやすくなるといえるでしょう。

■2人暮らしと1人暮らしの1か月の平均水道光熱費(2023年)

項目 2人暮らしの場合 1人暮らしの場合
電気代 1万940円 6,726円
ガス代 4,971円 3,359円
水道代 4,242円 2,239円
ほかの光熱費 1,466円 720円
2万1,619円 1万3,045円

電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

電気代が高いのはなぜ?電気代の平均値や下げる方法も紹介

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電気代の計算方法に詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

電気代の計算方法は?電化製品ごとの電気代を知って効果的な節約を

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季節によって2人暮らしの水道光熱費は違う?

2人暮らしの水道光熱費は、季節によって大きく変化します。総務省統計「家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期」(2023年)によると、特に1月から3月の寒い時期は、暖房代などにより電気代、ガス代ともに大幅に高くなる傾向があります。さらに、灯油代などもかさみ、ほかの光熱費も高くなりがちです。ただし、水道代は年間を通して大きな変動はありません。

■2人暮らしにおける季節ごとの1か月の平均水道光熱費(2023年)

電気代 ガス代 水道代 ほかの光熱費
1~3月 1万5,577円 7,628円 4,258円 2,873円 3万336円
4~6月 1万91円 5,512円 4,167円 893円 2万663円
7~9月 8,930円 3,204円 4,209円 294円 1万6,637円
10~12月 9,163円 3,539円 4,335円 1,805円 1万8,842円

季節別の電気代に詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

【世帯・季節別】電気代の平均はいくら?節約できる5つのポイント

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地域ごとに2人暮らしの水道光熱費の差はある?

総務省統計局「家計調査(家計収支編 二人以上の世帯 001)」(2023年)によると、2人以上の世帯における、寒い地域である北海道地方と東北地方は、電気代やほか光熱費が高い傾向にあります。暖房器具や灯油の使用量が増えるため、寒さが厳しい地方では電気代やほかの光熱費が高額になりがちです。ガス代は、関東地方、東海地方、近畿地方が高く、水道代は東北地方と北陸地方が高い傾向にあります。

■2人以上の世帯における地域ごとの平均水道光熱費

地域 電気代 ガス代 水道代 ほかの光熱費
北海道地方 1万3,059円 5,042円 4,884円 6,551円
東北地方 1万5,020円 4,078円 6,299円 4,075円
関東地方 1万1,876円 5,728円 5,185円 789円
北陸地方 1万5,992円 4,060円 6,082円 2,060円
東海地方 1万2,316円 5,643円 4,844円 794円
近畿地方 1万1,088円 5,883円 4,990円 597円
中国地方 1万4,331円 3,990円 4,854円 924円
四国地方 1万3,359円 3,497円 4,082円 1,191円
九州地方 1万605円 4,249円 4,780円 699円
沖縄地方 1万962円 4,223円 4,186円 444円

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2人暮らしの電気代の節約方法とは?

2人暮らしは1人暮らしよりも電気代がかかりますが、さまざまな工夫をすることで、電気代を節約できます。ここからは、2人暮らしの電気代の節約方法について解説します。

2人暮しの電気代を節約する方法・エネルギー消費の高い家電から節電する・つかっていない電化製品の電源をこまめに消す・省エネ家電に買換える・電力会社や料金プランの見直し

エネルギー消費の高い家電から節電する

エアコン、冷蔵庫、照明器具、テレビ、炊飯器など、エネルギー消費の高い家電に注目し、そのつかい方を考えることで節電につながることもあります。また、2人暮らしをはじめる際に家電を買い揃える場合は、これらを省エネ家電にすることもおすすめです。

・エアコン
エアコンの電気代を節約する方法は、扇風機やサーキュレーターをつかって空気を循環させたり、自動運転モードを利用したりすることが有効です。また、自動運転モードにすると、設定した温度に達するまでは強風、設定した温度になれば弱風に切り替わるため、効率良く室温を適温に保て、消費電力が少なくて済みます。

エアコンの電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

エアコンの電気代はいくら?計算方法や節約方法などを解説

賢くエアコンをつかうには、まずは実態を知ることが大切です。電気代の計算方法やエアコンの平均的な電気代のほか、電気代の節約方法などについて解説します。

エアコンをつけっぱなしにした電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

エアコンをつけっぱなしにしたらどうなる?電気代とともに解説

エアコンをつけっぱなしにした場合、1か月の電気代はどのくらいかかるのでしょうか。エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代やメリット・デメリットなどを解説します。

・冷蔵庫
冷蔵庫は、食材を冷蔵室につめこみすぎると、庫内の冷気の流れが悪くなり、電気代がかさんでしまいます。缶や瓶、調味料などは、未開封なら冷蔵庫に入れないようにするなど、冷蔵庫の中を常に整理しておくことが、節電につながります。また、麦茶やカレーなど、熱いものを冷まさずにそのまま冷蔵庫に入れると、庫内温度が上昇してより多くの電力消費につながりますので注意してください。「扉の開閉回数と時間を最小限にする」「適切な設定温度にする」といったことも節電になります。

冷蔵庫の電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

冷蔵庫の年間の電気代・消費電力はどれくらい?計算方法や節約のコツ

常時稼働している冷蔵庫は、電気代が気になる電化製品のひとつです。冷蔵庫の電気代の計算方法と、節約のポイントを紹介します。

・照明器具
照明器具は、白熱電球からLED電球に変えれば節約できます。LED電球よりも電球型蛍光灯は電力消費が1.5倍近く、白熱電球では8倍近く高くなります。また、LED電球は白熱電球と比較して寿命が長く、交換の回数が減ることもメリットです。
また、室内の照明器具は、「こまめに掃除する」「明るさを調節する」「部屋をつかわないときは照明を消す」などを心掛けると節電につながります。

LED照明に変えたときの電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

LED照明に変えると電気代は安くなる?蛍光灯、白熱球と比較

LED照明の電気代は、白熱電球や蛍光灯と比べて安いのでしょうか?電気代の比較やLED照明のメリット・デメリット、LED照明の選び方などを紹介します。

・テレビ
テレビは、液晶モードや電源の切り方で節約できます。「つかわないときは主電源をオフにする」「映像モードなどの画面設定は消費電力が大きくなるため標準モードにしておく」「省エネモード機能がある場合は活用する」などが有効です。また、これから2人暮らしをはじめるのでテレビを買う予定があるのなら、資源エネルギー庁が管理する「省エネラベル」がついたテレビの購入を検討してみるのもおすすめです。

テレビの電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

テレビの電気代は有機ELと液晶でどれくらい違う?1時間の電気代を比較

テレビの電気代が気になる人もいるでしょう。テレビの電気代を決める種類別の要素を比較します。また、電気料金を抑えるための節約方法について解説します。

・炊飯器
炊飯器の保温機能は、意外と電力を消費するため、炊いたご飯をそのまま保温していると、より多くの電力消費につながります。炊いたお米は長時間保温をせず、冷蔵庫や冷凍庫で保存して、食べるときに電子レンジで温めるようにすることをおすすめします。「炊飯器をつかわないときはコンセントを抜く」「エコ炊きモードがある場合は活用する」なども心掛けるといいでしょう。

炊飯器の電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

炊飯器の電気代は1回いくら?炊飯方法・設定による違いを解説

炊飯器の電気代は、毎日つかうものだからこそ気になるもの。炊飯器の種類や保温機能・早炊きなどの炊き方の違いでかかる電気代について節約する方法も一緒に解説します。

つかっていない電化製品の電源をこまめに消す

つかっていない電化製品の電源をこまめに消すことで、電気代を節約できます。2人暮らしで同じ部屋で過ごす時間が長ければ、つかっていない部屋のエアコンや照明器具などはこまめに消すよう心掛けましょう。「部屋を出るときは必ず照明を消す」「近所にお買い物に行くなどちょっとした用事があるときも照明を消す」など、地道に習慣づけていくことが、電気代の節約につながります。

省エネ家電に買換える

エネルギー効率の高い省エネ家電に買換えることも、節電につながります。特に消費電力が大きいエアコンや冷蔵庫などは、10年前の製品と比べて電気代が節約できるものが多いので、古いものは買替えてもいいでしょう。

電力会社や料金プランの見直し

2人暮らしの電気代を節約するには、電力会社や料金プランの見直しがおすすめです。2016年の電力自由化以降、消費者は自由に電力会社を選べるようになりました。料金体系は、電力会社やプランによってさまざまで、中には「基本料金は0円で、つかったぶんのみ一律で払うプラン」「夜間・週末が割安になるプラン」「ポイントやマイルがたまるプラン」「キャンペーン特典があるプラン」「環境に配慮した電気がつかえるプラン」などもあります。
料金プランを見直し、2人のライフスタイルに合わせた内容のものを選び、賢く節約しましょう。

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2人暮らしのガス代の節約方法とは?

2人暮らしのガス代の節約には、入浴方法と調理方法の見直しが大切です。入浴方法と調理方法に分けて、詳しく解説します。

入浴方法を見直す

2人暮らしの場合は、入浴方法を見直すだけでもガス代の節約につながります。下記のポイントを参考に、工夫しながらガス代を節約しましょう。

・お風呂の時間をあけないで追い焚きを減らす
2人暮らしの世帯では、入浴の間隔をなるべく空けないように心掛けることで、ガス代を節約できます。入浴の間隔が長くなると、次に入浴する人が追い焚き機能を使用したりなど、ガスをより多く消費することにつながります。時間帯を2人で話し合いながら、間を空けずに入浴することをおすすめします。

・お湯を少なめにする
一度に沸かす湯量が多いほど、ガスの使用量も増えるため、湯量を少なめにすることも節約につながります。さらに、シャワーをつかうときは、こまめに止めることを意識するようにするのも有効です。

・設定温度を下げる
給湯温度を低めに設定すると、ガスの使用量を抑えることができます。給湯温度を高く設定するほど、お湯を沸かすために多くのエネルギーを必要としてガス代もかさみやすくなるため、たとえば42度に設定している場合は38~40度ほどに下げることを心掛けると節約につながります。

・浴槽の蓋を活用する
蓋をするとお湯が冷めにくいため、入浴する際は、浴槽の蓋を活用し、「お風呂から上がったらすぐに蓋をする」「蓋を外すのは入浴直前にする」することを心掛けましょう。2人のルールとして習慣づけていくことが大切です。

調理方法を見直す

ガスはキッチンでも頻繁につかうため、調理器具のつかい方や調理方法を見直すことも節約につながります。下記のポイントを参考に、キッチンでもガス代の節約を心掛けましょう。

・ガスコンロの使用時間を短くする
ガスコンロの使用時間が短くなれば、ガス代の節約になります。加熱調理する際は、「食材を常温に戻してから調理する」「食材を小さく切って熱が通りやすい状態で加熱する」など、ガスコンロをつかう時間を短縮することで、ガス代を節約することができます。

・調理中の火力を中火にする
ガスコンロの火力は、強火よりも中火にすることで、ガス代の節約につながります。強火にすると鍋やフライパンから炎がはみ出ることがあり、その分、ガス代の無駄になります。火力を調整し、無駄を省くことで、ガス代の節約につなげてください。

・保温性の高い調理器具の余熱を活用する
保温性の高い圧力鍋や鍋などをつかい、余熱を活用すれば、ガス代の節約になります。煮込み料理などは、料理終盤にガスを切り余熱調理にすることで、ガスの使用量を減らすことができます。

・調理器具やバーナーの汚れはこまめに取り除く
ガス代の節約には、調理器具やバーナーの汚れをこまめに取り除くことが大切です。調理器具が汚れていると熱伝導が悪くなり、余分なエネルギーが必要になります。また、ガスコンロのバーナーも、目詰まりしていると熱効率の低下につながります。調理器具やバーナーのこまめなお手入れも大切です。

2人暮らしの水道代を節約する方法とは?

2人暮らしの水道代を節約するには、日々のちょっとした工夫の積み重ねが大切です。節約のポイントを5つご紹介します。

水を出しっぱなしにしない

水道代の節約のポイントは、水を出しっぱなしにしないことです。「歯磨きや洗顔時は、コップや洗面器に水を貯めて使用する」「食器洗いや野菜洗いは、貯め洗いをする」など、水を出しっぱなしにしないよう心掛けることが、水道代の節約につながります。

お風呂の水を再利用する

お風呂の水を再利用することも、水道代の節約になります。洗濯機や掃除、水まきなどにお風呂の残り湯をつかうことで水道代が節約できます。ただし、時間をおくと細菌の数が増加するため、できるだけ清潔な残り湯で、入浴後は早めにつかうことをおすすめします。

洗濯物はまとめて洗う

2人暮らしになると洗濯物が多くなりますが、洗濯機の使用回数が多いほど水道代も高くなるため、まとめて洗うことを心掛けましょう。洗濯物の量が少ない日には、翌日にまとめ洗いするのもひとつの方法です。ただし、まとめ洗いの際は、洗濯物を洗濯槽に詰め過ぎすると十分汚れを落とすことができずもう一度洗濯しなければいけなくなることもあります。一度に入れる洗濯物の量は、容量の8割程度を目安にしましょう。

節水モードのある家電やグッズをつかう

水道代を節約するには、シャワーヘッドや洗濯機など、節水機能のある家電やグッズをつかうのもおすすめです。節水レベルは商品によって異なるため、自分に合った商品を選ぶといいでしょう。また、トイレの便器に節水モードがある場合は、流す際に節水モードをつかうこともおすすめです。

トイレを流すときに大と小を分ける

トイレを流すときは、大と小を分けるようにすると節水になります。大の場合は洗浄水量が多く、小の場合は少ないため、使用状況に応じてつかい分けをすることで水道代を節約することができます。

2人暮らしの水道光熱費の節約は日々の積み重ねが大切

2人暮らしの水道光熱費は、気温が下がる冬場に特に高くなりがちです。電気・ガス料金の高騰も懸念されており、よりいっそうの節約対策が必要となるでしょう。

節電が十分ではないと感じるようなら、電力会社や料金プランの見直しもおすすめします。電力会社や料金プランの見直しは節電効果も大きいので、一度試してみてはいかがでしょうか。

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