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600Wの電化製品の電気代は?主な製品の電気代や節電方法を紹介

家庭で利用する電化製品には、消費電力が600Wのものが多くあります。電子レンジや電気ストーブなどのスイッチで、「600W」という表記を目にしたことがある人もいるでしょう。
電化製品の電気代は、消費電力量とつかう時間、電気代に応じて決まります。同じ消費電力が600Wの電化製品でも、利用時間が変われば当然、電気代も変わるはずです。
本記事では、ご家庭で使用されることの多い600Wの電化製品について、実際にどのくらい電気代がかかっているのかご紹介していきます。
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600Wの電化製品の電気代
電化製品の電気代は、利用した時間と電気代に応じて決まります。600Wの電化製品にかかる電気代は下記のとおりです。
- 計算式は、電力量料金単価を31円/kWhで計算しています。
■消費電力が600Wの電化製品の電気代
利用時間 | 電気代 |
---|---|
1分 | 約0.31円 |
1日(1時間使用) | 約18.6円 |
1か月(30日間使用) | 約558円 |
600Wの電化製品を利用した場合の電気代について、平均1日1時間程度の利用なら、1か月で約558円、1年では約6,789円という結果になりました。月額で考えるとワンコインよりもやや高めの数字ですが、「そこまで高いわけではない」という印象を持つ人もいるかもしれません。
しかし、一般的な家庭では、600Wの電化製品以外にもさまざまな電化製品がありますし、1日につかう時間が1時間には収まらない電化製品も多くあります。
そのため、どんな電化製品にどのくらい電気をつかうのか、それによりどのくらい電気代がかかっているのかを意識しながら、電気の無駄づかいをなくしていくことが大切です。
電気代の計算方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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1,200Wの電化製品の電気代ついて詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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600Wの電化製品は何がある?

消費電力が600Wの電化製品には、電子レンジやこたつ、ドライヤー、電気ストーブなど、さまざまな種類があります。
ただし、これらの電化製品の消費電力が必ず600Wというわけではありません。たとえば、電気ストーブには、600Wと300Wの2種類から出力を選べる製品もあります。また、そもそも600Wではない、500Wなどの電気ストーブも売られています。
本記事で紹介するのは、あくまでも600Wの消費電力の場合が多い、代表的な製品です。ご自宅で使用している電化製品の電気代は、それぞれの消費電力に応じて変わります。具体的な金額を確認したい場合には、使用している電化製品の消費電力を確認してみてください。電化製品の消費電力は、製品に貼付されたシールなどに記載されています。
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600Wで利用した電子レンジの電気代

600Wで利用した場合の電子レンジの電気代は、下記のとおりです。
なお、電子レンジの消費電力については注意が必要で、「600W」というモードで電子レンジを利用した場合の消費電力は、600Wではなく約2倍の1,200Wになります。
■600Wの電子レンジの電気代
利用時間 | 電気代 |
---|---|
1分 | 約0.62円 |
1回(3分使用) | 約1.86円 |
1か月(30日使用) | 約55.8円 |
600Wで利用した場合の電子レンジの電気代は、1回3分つかうと約1.86円です。600Wで利用する電子レンジの消費電力は1,200W前後になりますが、一度電子レンジをつかったくらいで大幅に電気代が上がってしまう心配はないといえます。
とはいえ、日常的に電子レンジ調理などを行っている人は、ある程度の電気代がかかってくる可能性があります。仮に、料理などで毎日30分つかうとすると、1日の電気代は約18.6円、1か月で約558円になります。
電子レンジに長時間かけすぎるとおいしさが損なわれることもあるので、無駄なくつかうようにしましょう。
電子レンジの電気代を節約する方法

電子レンジをつかう際に、できるだけ電気代を節約する方法を4つご紹介します。電子レンジをつかう際には、下記のことを心掛けてみましょう。
・解凍時間を短くする工夫をする
電子レンジを節約するコツは、解凍時間を短くする工夫をすることです。冷凍のお肉やお魚をつかいたいときは、前日の夜に冷蔵庫に移しておくと自然に解凍できます。急に解凍が必要になったときには電子レンジが便利ですが、あらかじめ利用することがわかっているのであれば、冷蔵庫での自然解凍を心掛けてください。
また、野菜やきのこなど、解凍せずに冷凍のまま調理につかえる食材もあります。何でも電子レンジにかけるのではなく、必要に応じて活用することをおすすめします。
・庫内を定期的に掃除する
庫内を定期的に掃除することも、電子レンジの電気代を節約するポイントです。定期的にスポンジや濡らして固く絞った布などで掃除をしてください。電子レンジの中に汚れがあると、温めたいものに効率良いくエネルギーを向けることができません。
また、汚れたまま電子レンジをつかっていると、汚れが焦げ付いて落ちなくなることもあります。庫内はこまめに手入れをするようにしましょう。こびり付いて落ちない汚れがあるときは、水を入れた耐熱容器に重曹を溶かしてレンジで3~5分ほど温め、そのまま10分ほど放置してから拭き取るときれいになります。
・大きいものは小分けにして温める
大きいものは小分けにして温めることも、節電方法のひとつです。電子レンジで大きい食材を温めると、内部まで温まるまでには時間がかかります。野菜や肉の下処理に電子レンジをつかう場合は、小さめにカットしてから温めるようにしてください。
また、途中で一度上下をひっくり返したり、食材同士がくっついている部分を離してかきまぜたりすると、均一に温まりやすくなります。
・ものを置く位置に気をつける
電子レンジを効率良くつかうためには、温めたいものを置く位置にも注意が必要です。
ターンテーブルのないフラットな電子レンジは、食品を中央に置くと温まりやすくなります。ターンテーブルがある電子レンジでは、テーブルの端に食材を置くと温まりやすくなります。
電子レンジの電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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600Wのこたつの電気代

消費電力が600Wのこたつの電気代は、下記のとおりです。
■600Wのこたつの電気代
利用時間 | 電気代 |
---|---|
1時間 | 約18.6円 |
1日(8時間使用) | 約148.8円 |
1か月(30日間使用) | 約4,464円 |
消費電力が600Wのこたつの電気代は、1時間あたり約18.6円になります。ただし、こたつが600Wの電力を消費するのは温めているときだけで、温度が上がった後、キープするときはそれほど電力を要しません。そのため、上記よりも実際の電気代は安くなると考えられます。
実際に販売されているニトリの「掛ふとん付きこたつ」では、弱運転の電気代は1時間あたり約2.5円、強運転でも1時間あたり約5円です。エアコンの電気代は1番低い温度設定(130W)の電気代でも1時間あたり約4.03円、フルパワー(1,240W)では1時間あたり約38.4円になるので、こたつは比較的消費電力の少ない暖房器具といえるでしょう。
- 参考:株式会社ニトリ「掛ふとん付きこたつ(LS23 8060 LBR)」
- 参考:ドコモでんき「電気毛布の電気代はエアコンやホットカーペットより安い!比較して解説」
こたつの電気代を節約する方法
低い出力でできるだけ温まった空気を逃がさないようにすれば、少ない消費電力でもこたつを利用できます。次のようなポイントを考慮して、こたつのつかい方を見直してみましょう。
・設定温度を「弱」にする
設定温度を下げれば消費電力も低くなりますから、節電したいときには設定温度を「弱」などにしましょう。
すべての電化製品が設定温度を調節できるわけではありませんが、温度設定が可能な電化製品は設定温度を変えることで電気代も変わってきます。
・掛け布団を2枚にする
こたつの掛け布団を1枚ではなく2枚にすることも、電気代を節約するポイントです。
また、人が掛けても床につくくらいの大きさの掛け布団を選ぶのも、節電に効果的です。厚めの布団と薄手の上掛けを重ねると、こたつ布団の汚れ防止にも役立ちます。
・床に断熱シートを敷く
こたつの下に断熱シートを敷いておくと、暖かさが逃げづらくなり、節電できます。専用の断熱シートではなくても、ラグやカーペットを敷いておくだけで違うので、直接床にこたつを置いている人は1枚敷いてみてください。
600Wのドライヤーの電気代

消費電力が600Wのドライヤーの電気代は、下記のとおりです。
■600Wのドライヤーの電気代
利用時間 | 電気代 |
---|---|
1分 | 約0.31円 |
1回(5分使用) | 約1.55円 |
1か月(30日使用) | 約46.5円 |
600Wのドライヤーの電気代は、1分あたり約0.31円と比較的安価です。1回5分ドライヤーをつかったとしても、電気代はわずか1.55円ほどにしかなりません。
ただし、ドライヤーの消費電力が600Wというのは、比較的低めの数字です。
ドライヤーの中には、消費電力が1,200W程度のものも多くあります。実際に使用する電力については、使用しているドライヤーを確認してみてください。
また、ドライヤーを使用する時間も、人によって異なります。ショートカットであれば5分程度で済むこともありますが、髪の長い女性などの場合には、10分や15分かけて髪を乾かすということもあるでしょう。
仮に、同じ600Wのドライヤーであっても、1回15分つかうのであれば、1か月の電気代は約139.5円です。
それほど高いというわけではありませんが、ドライヤーを長時間つかうのは髪のダメージにもつながります。
かといって、十分乾かさないまま放置していると、摩擦によるダメージが生じてしまいます。節電のためにも、髪のためにも、短時間でしっかり乾かすコツを知っておくことが大切です。
ドライヤーの電気代を節約する方法

ドライヤーの消費電力を抑えるためには、素早く髪を乾かす必要があります。効率良く髪を乾かすためのポイントを3つご紹介します。
・しっかりタオルドライする
ドライヤーで髪を乾かす前に、十分にタオルドライをしておくことがポイントです。
できるだけタオルで髪の水分を吸い取っておくことで、素早く髪を乾かせます。タオルドライに適した吸水性の高いタオルも販売されているため、購入を検討してみてください。
・タオルを被って温風を当てる
髪に直接ドライヤーの風をあてるのではなく、タオルで頭を覆ってその上からドライヤーをかける方法も効率良く乾かすポイントです。
タオルを被ってから乾かすことで、髪の水分が一度タオルに吸われて乾きやすくなります。熱風が直接髪にあたらないので、髪のダメージも軽減できるでしょう。
・湿度の低い部屋で乾かす
ドライヤーは、湿度の低い部屋でつかう方が効率的に髪を乾かせます。そのため、湿度が高い洗面所ではなく、居室や寝室に移動してドライヤーをつかうのもポイントです。
ドライヤーの電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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600Wの電気ストーブの電気代

消費電力が600Wのストーブの電気代は、下記のとおりです。
■600Wの電気ストーブの電気代
利用時間 | 電気代 |
---|---|
1時間 | 約18.6円 |
1日(8時間使用) | 約148.8円 |
1か月(30日間使用) | 約4,464円 |
600Wの電気ストーブの電気代は、1時間あたり約18.6円です。それほど高額ではありませんが、1か月では約4,464円になり、ひと冬継続して使用すると見過ごせない金額になります。
電気ストーブを「短時間ではなく、長時間つけっぱなしにすることが多い」という人もいるでしょう。しかし、1日に8時間などの長時間で継続してつかい続けると、どうしても電気代がかさんでしまいます。
スイッチを入れてすぐに暖かくなる電気ストーブは、つかい方によっては寒い冬を乗り越えるための強い味方です。電気ストーブの「部屋全体ではなく、近くだけを暖める」という特性を踏まえて、電気代が高くならないよう、工夫しながら活用していくのがおすすめです。
電気ストーブの電気代の節約方法
電気ストーブをつかうときは、つかい方に工夫が必要です。電気代を抑えつつ暖かく冬を過ごすために、次のような電気ストーブの活用法を知っておきましょう。
・「強」と「弱」をつかい分ける
電気ストーブは、「強」と「弱」の切り替えができるものも多くあるので、シーンに合わせてつかい分けましょう。電気ストーブの強と弱では、強の方が消費電力は大きくなります。
ただし、電気ストーブの目的はあくまでも暖をとること。「寒さが厳しい日に弱で電気ストーブをつけてもあまり暖かさを感じられない」というのでは、つかう意味がありません。
弱でも十分暖かいと感じられる日には弱をつかい、寒さが厳しくて素早く暖まりたいという日には、はじめは強をつかって、ある程度暖まってきたら弱に切り替えるといったつかい方がおすすめです。
・部分的に暖めたいときに使用する
電気ストーブは、足元や手元など、一部だけを暖めたいときに使用するのがおすすめです。エアコンやガスファンヒーターなどのように、部屋全体を暖めるのには適していません。
たとえば、勉強中や仕事中に手がかじかんでしまうというとき、手元付近に電気ストーブを置くのは効果的です。また、足が冷えるときも同様です。スイッチを入れてすぐに暖かさを感じられるので、エアコンが部屋全体を暖めるまでのつなぎにつかうのもおすすめです。脱衣場やトイレなど、狭い場所で短時間暖かさを確保したいという際にも、電気ストーブが役立ちます。
電気ストーブの電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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600Wの電化製品の電気代を意識してみよう

家庭には、消費電力が600Wの電化製品がたくさんあります。電化製品ごとに使用時間やシーンが異なるため、それぞれにかかる電気代や節約方法を意識してみてください。
電気代は、積もり積もって高額になっていくもの。それぞれの電化製品のつかい方を少し変えるだけでも、電気代全体の圧縮につながっていきます。電子レンジやこたつ、ドライヤー、電気ストーブといった、身の回りに当たり前にある600Wの電化製品のつかい方について、この機会に改めて考えてみましょう。
電気代の節約方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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