電気毛布の電気代はエアコンやホットカーペットより安い!比較して解説

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冷たいふとんをポカポカにしてくれる電気毛布。冬には欠かせない暖房器具のひとつとして、愛用している方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、燃料価格の高騰が止まらない昨今、やはり電気代は不安のもと。電気毛布を毎日使用すると電気代がいくらになるのかは、あまり知られていません。
本記事では、代表的な暖房器具との電気代の比較や使用上の注意点、節約の方法など、知っておきたい電気毛布の情報をご紹介します。

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目次

電気毛布の電気代はどれぐらい?

電気毛布は、内部の電熱線を発熱させることで毛布全体を温めます。エアコンなどと違ってパーソナルな暖房器具のため消費電力は少なく感じられますが、実際の電気代はいくらぐらいなのでしょうか。

1時間あたりの電気代は「1時間あたりの消費電力(W)÷1,000×使用時間(h)×電気料金単価(31円/kWh)」で求められます。
電気毛布には多くの種類やサイズがありますが、ここでは一般的なシングルサイズの掛け敷き毛布の消費電力を弱33W、強56Wとして、電気代を計算してみましょう。

  • 計算式は、電力量料金単価を31円/kWhで計算しています。

■電気毛布の電気代

1時間あたりの電気代(弱~強) 1.02~1.73円
1日あたりの電気代(強で30分、弱で7時間使用) 8.03円
1か月あたりの電気代(強で30分、弱で7時間使用) 240.87円
冬場の3か月間使用した場合の電気代(強で30分、弱で7時間使用) 722.61円

朝まで温かい毛布で眠っても、電気代はわずか1日8円ほどです。
ひと冬(3か月)つかい続けても、240.87円×3か月=722.61円と、1,000円未満で収まります。
電気毛布は、お財布に優しい暖房器具であることがわかりますね。

電気毛布とほかの電化製品の電気代を比較

電気毛布をひと冬(3か月間)使用した場合の電気代は、約722円であることがわかりました。では、冬に活躍するほかの暖房器具はどうでしょうか?
電気代はメーカーや機能によっても異なりますが、ここでは一般的な製品をピックアップして比較します。

エアコン(暖房時)の電気代

6畳用のエアコンを暖房で使用する場合の、一般的なエアコン(暖房時)の消費電力量を130~1,240Wとして計算しました。

■エアコン(暖房時)の電気代

1時間あたりの電気代 4.03~38.4円
1日あたりの電気代(8時間使用時) 32.24~307.52円
1か月あたりの電気代(8時間使用時) 967.2~9225.6円

電気毛布と比較すると、一番低い温度設定(130W)で使用しても約4倍、フルパワー(1,240W)で部屋を暖め続ければ12倍以上の電気代がかかることがわかりました。

電気ストーブの電気代

電気ストーブ(遠赤外線タイプ)の消費電力を、400~800Wとして計算しました。

■電気ストーブの電気代

1時間あたりの電気代 12.4~24.8円
1日あたりの電気代(8時間使用時) 99.2~198.4円
1か月あたりの電気代(8時間使用時) 2,976~5,952円

電気毛布と比較すると、弱(400W)で使用しても約12.5倍、強(800W)にすると約25倍もの電気代がかかります。こちらは小型の縦型電気ストーブですが、電気毛布より消費電力が多いため電気代も高めという結果になりました。

ホットカーペットの電気代

1畳用のホットカーペットの消費電力を、120~165Wとして計算しました。

■ホットカーペットの電気代

1時間あたりの電気代 3.72~5.115円
1日あたりの電気代(8時間使用時) 29.76~40.92円
1か月あたりの電気代(8時間使用時) 892.8~1227.6円

電気毛布と比較すると電気代はやや高めですが、高(165W)で使用しても1か月約1,200円。安心してつかえる暖房器具といえそうです。

布団乾燥機の電気代

布団乾燥機(消臭乾燥運転)の消費電力を、480Wとして計算しました。

■布団乾燥機の電気代

1日あたりの電気代(1回1時間使用時) 14.88円
1か月あたりの電気代(8時間使用時) 446.4円

電気毛布と比較すると電気代は約2倍。こちらは暖房器具ではありませんが、ふとんが温まるという点では電気毛布の役割に近いかもしれません。上手に使うと快適な冬を過ごせるでしょう。

これまで計算した、電気毛布とほかの暖房器具にかかる電気代を表にまとめました。

電気毛布とほかの暖房器具の電気代を比較

電化製品 1日あたり 3か月あたり
電気毛布 8.03 円 722.61円
エアコン 32.24~307.52円 2,901.6~27,676.8円
電気ストーブ 99.2~198.4円 8,928~17,856円
ホットカーペット 29.76~40.92円 2,678.4~3,682.8円
ふとん乾燥機 14.88円 1,339.2円

使用する環境や時間の違いはあるものの、電気毛布のコストパフォーマンスには目を引くものがあります。ほかの電化製品とうまく併用すれば、かなり電気代を抑えられそうですね。

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電気毛布をつかうメリット

電気毛布をつかうメリット・注意点
○メリット
・電気代が安い
・持ち運びが簡単
・気軽に購入できる価格
✕注意点
・低温やけどをしないようにする
・脱水症状が起きないようにする
・つかい終わったら電源を必ず切る

電気毛布は安い電気代でふとんを温めてくれる便利なアイテムですが、メリットはそれだけではありません。
ここでは、ほかの暖房器具に負けない3つのポイントをご紹介します。

電気代が安い

最大のメリットは、なんといっても電気代の安さ。ここまででお伝えしてきたとおり、ほかの電化製品と比べても電気代の安さは断トツです。

さらに、毛布といっても就寝時だけでなく、ひざ掛けにしたり肩に羽織ったり、足元に敷いたりと一日中つかえるので、ほかの暖房器具の代わりにつかえばかなりの節電になります。

持ち運びが簡単

電気毛布の重さは1kg前後。大きめのサイズでも2kg程度のため、子供や高齢者でも簡単に持ち運ぶことができることもメリットです。

また、使用しないときは小さくたたんでおけるので場所も取りません。日中はリビング、就寝時は寝室で使用し、外出時は押し入れに。自由な使い方ができます。
近年人気を集めている充電式タイプなら、邪魔なコードやコンセント探しにわずらわされることもありません。

気軽に購入できる価格

電気毛布のメリットとして、気軽に購入できる金額であることも挙げられるでしょう。
電気毛布は安いもので3,000円台、室温センサーやダニ退治機能のついた高額な製品でも1万円ほどで購入することができます。

電気ストーブは多くの商品が5,000円以上しますし、エアコンとなると5万円前後が相場となり、10万円を超える高価格帯の製品も少なくありません。電気毛布は、比較的気軽に購入しやすい暖房器具といえるでしょう。

電気毛布をつかう際の注意点

電気毛布にはさまざまなメリットがある一方、注意しなければならない点もあります。毎日安全につかうために気をつけるべきポイントを見ていきましょう。

低温やけどをしないようにする

電気毛布は体に直接かけてつかうため、寝ているあいだに低温やけどをしてしまうケースが多いことはデメリットといえるでしょう。
40~50℃の温度のものに長時間ふれていると低温やけどとなり、皮膚の深部にまでダメージを負う可能性があります。

就寝時は設定温度を一番低くするか、オフタイマーで電源を切るなどの対策をしましょう。特に子供の場合は短時間でも低温やけどになりやすいので、就寝時は電源を切ることをおすすめします。

脱水症状が起きないようにする

電気毛布をつかうと汗をかきやすく、気づかないうちに脱水症状になってしまうことがある点もデメリットです。
脱水症状とは、体内の水分量が足りなくなることでめまいや頭痛、脱力などが起こる状態です。長時間使う場合は小まめに水分を補給し、就寝時には設定温度を低くするかオフタイマー機能をつかうなどの工夫が必要です。

つかい終わったら電源を必ず切る

電気毛布のデメリットのひとつに、電源の消し忘れも挙げられます。
購入してから年数が経過した電気毛布は、内部にある電熱線が劣化によって断線するリスクがあり、それが火災などの事故につながる場合があります。
電気毛布をつかわないときは必ず電源を切り、たたんで保管する際は無理な力を加えないように注意しましょう。

電電気毛布の電気代を節約する4つの方法

1. 私用に適したサイズを選ぶ
2. タイマーを設定する
3. 電源の切り忘れに注意する
4. 温度設定を工夫する

電気代の安さが魅力の電気毛布ですが、ちょっとした工夫でさらに節約できるかもしれません。購入時や使用時に心掛けたい、4つの節約ポイントをご紹介します。

1 使用に適したサイズを選ぶ

電気毛布には、140cm×80cmといったコンパクトなものや、全身がすっぽり入るロング、2人でつかえるダブルなど、さまざまなサイズがあります。

実際につかうサイズよりも大きなものを選ぶと必要のない部分まで温めることになり、余計な電気代がかかってしまいます。購入前に用途を考え、適切なサイズを選びましょう。

2 タイマーを設定する

電気毛布の温度設定を弱にして就寝するケースが多いようですが、朝まで電源をつけっぱなしにすればそれだけ多くの電気代がかかってしまいます。

しかし、タイマー機能があれば、就寝して数時間後に電源が切れるように設定することで快適に就寝でき、電気代も節約できます。「起床時の寒さがつらい」という人には、朝方に電源が入るよう設定できるオンタイマー機能付きの製品がおすすめです。

3 電源の切り忘れに注意する

電気毛布は運転中に音が発生しないため、電源の切り忘れが起こりやすい暖房器具です。
注意点の箇所でも記載しましたが、つかっていないのに電源が入っていると電気代が無駄になる上、火災の原因にもなりかねません。

電気毛布はエアコンと違い、「つけっぱなしにした方が節電になる」という製品ではないので、マメに電源を切るように心掛けましょう

4 温度設定を工夫する

ほとんどの電気毛布には弱~強(低~高)といった温度調節機能が設定されていて、高温にするほど電気代も高額になります。そのため、「強」にするのは冷たいふとんを温めるときのみとし、十分に温まったら「中」か「弱」に設定し直すのが節電対策の基本です。

日中にひざ掛けとして使う場合にも、寒さがやわらいだら「弱」にするなどの工夫をするといいでしょう。

電気代の節約方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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近年値上げが続く電気代。節約を考える方に向けて、効率的な家電のつかい方や省エネ製品への買い替え、電力契約や生活スタイルの見直しなど、4つの節約方法を紹介します。

電気毛布は電気代が安く、つかい勝手も抜群な暖房器具の優等生

数ある暖房器具の中でも消費電力が低く、電気代がお得な電気毛布。電気ストーブやエアコンのように部屋全体を暖かくることはできませんが、すっぽりとくるまればすぐに全身が温まります。

また、軽くて手軽に持ち運べるので、リビングや職場に持ち込んでひざ掛け・羽織物としてもつかえます。どのご家庭でもひとつは備えておきたい、優秀な暖房器具といえるでしょう。

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  • 2023年8月1日時点の情報です。
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