ドライヤーの電気代は高い?消費電力や節電できるつかい方を紹介

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お風呂上がりのヘアドライ、朝の寝ぐせ直しなど、ドライヤーは私たちの日々の暮らしに欠かすことのできない電化製品です。熱を発生させるという性質上、消費電力が大きく電気代がかさむともいわれていますが、実際にはどれくらいの電気代がかかっているかご存じでしょうか?

こちらの記事では、ドライヤーの消費電力ごとの風量によって変わる電気代の目安のほか、節電に役立つ使い方や製品選びのポイントなどをご紹介します。毎日の電気代を少しでも安く抑えたいとお考えの人は、ぜひご一読ください。

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目次

ドライヤーの消費電力別の風量モードごとにかかる電気代

ほかの電化製品と比較して電気代が「高い」といわれがちなドライヤーですが、実際にはどれくらいかかっているのでしょうか?
「HIGH(強風): 1,200W」「LOW(弱風):600W」「COOL(冷風):35W」という3段階の消費電力に分かれる風量モードを備えたドライヤーを例に、下記の計算式をつかって各モードの電気代を調べてみました。

<ドライヤーの電気代の計算式>
ドライヤーの電気代=消費電力(W)÷1,000×稼働時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)

  • 稼働時間は1回10分と想定して計算しています。
  • 計算式は、電力量料金単価を31円/kWhで計算しています。

ドライヤー1回(10分)あたりの電気代

ドライヤー1回の稼働時間を10分と想定し、1回あたりの電気代を計算しました。

■ドライヤーの電気代

HIGH(強風):
1,200W
LOW(弱風):
600W
COOL(冷風):
35W
1回(10分)あたりにかかる電気代 約6.2円 約3.1円 約0.18円
1か月あたりにかかる電気代 約186円 約93円 約5.43円
1年あたりにかかる電気代 約2,263円 約1,131.5円 約66円

上記の結果から、ドライヤーの電気代はつかう風量モードによって、大きな差が出ることがわかりました。

また、ドライヤーは1回の使用時間が短く、数字を見る限りではそれほど高額な印象は受けません。しかし、使用時間は髪の長さによって変動する上、使用者となるご家族の人数が増えれば金額は上記の2倍、3倍と跳ね上がります。

消費電力の少ない弱風や冷風での使用も織り交ぜ、いかに節電につなげていくかがカギとなりそうです。

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ドライヤーの電気代を節約する6つのつかい方

ドライヤーの電気代を節約する6つのつかい方①タオルドライ・ティッシュドライを行う②ヘアドライ手袋つかう③頭からタオルを被って温風をあてる④湿度の低いところで乾かす⑤温風と冷風をつかいわける⑥風量をつかいわける

ドライヤーの電気代を節約する最も効果的な方法は、使用時間を減らすことです。特に、消費電力が一番多い「強風」モードをつかう時間を短くすることで、かなりの節電になるでしょう。
この項目では、ドライヤーのつかう時間を短縮するためのさまざまな工夫をご紹介します。

1 タオルドライ・ティッシュドライを行う

タオルドライとは、乾いたタオルで髪の水分を拭き取ること。お風呂上がりにしっかりとタオルドライを行うことで、ドライヤーの使用時間が短縮されます。タオルを2枚つかう、吸収力の高いマイクロファイバー製のタオルを選ぶなどの工夫をするとより効果的です。

また、ティッシュで毛先を軽くつまむティッシュドライも加えると、タオルでは取りきれない毛先の水分まで効果的に吸収することができます。

2 ヘアドライ手袋つかう

ヘアドライのためにタオル生地で作られたヘアドライ手袋も、節電に役立つアイテムのひとつ。
ドライヤーで髪に温風を送り、もう一方の手にヘアドライ手袋をつけて手ぐしをしながら乾かすと、髪の水気を取りながら手早く乾かすことができます。

3 頭からタオルを被って温風をあてる

ドライヤーをかける際に、乾いたタオルで頭全体を覆うのも節電方法のひとつです。こうすることでドライヤーの温風が頭部に集中して逃げにくくなる上に、髪から蒸発した水分をタオルが吸収するので、乾かす時間の短縮につながります。
ある程度乾いたらタオルを取り、髪の根元部分に温風をあててしっかりと乾かしていきましょう。

4 湿度の低いところで乾かす

一見、関係ないようにも感じますが、実はドライヤーをつかう場所の湿度も電気代に影響をおよぼします。ドライヤーは周囲から吸い込んだ空気を温風として吐き出す仕組みのため、湿度の高い場所でつかうと髪が乾きにくいのです。
入浴後の浴室など多湿な場所を避けて、リビングや洗面所でドライヤーを使用することをおすすめします。

5 温風と冷風をつかいわける

ドライヤーの温風を長時間あてれば速く髪を乾かすことができますが、その分消費電力が増えて電気代が高くなり、さらには髪も傷んでしまいます。
乾かし始めは強めの温風をつかい、ある程度乾いてきたところで冷風に切り替えると、消費電力が減って節電効果がアップ。切り替えて冷風をあてればキューティクルが引き締まり、まとまりやすくつややかな髪に仕上がりますよ。

6 風量をつかいわける

ほとんどのドライヤーには、風量の切り替え機能がついています。素早く髪を乾かしたいときには大風量の温風が吹き出す「強風」モードが最適ですが、消費電力が多いため電気代も高くなりがちです。
ロングヘアの人や、しっかりと髪を乾燥させたい人は、「中風」「弱風」などのモードとつかい分けると、電気代を節約することができます。

つかいはじめは髪の根元付近に「強風」をあて、乾いてきたら「中風」に切り替えて毛先や前髪をブロー。こうすると、スタイリングも決まるでしょう。

電気代の節約方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

電気代を節約するには?効果的な4つの方法を詳しく解説

近年値上げが続く電気代。節約を考える方に向けて、効率的な家電のつかい方や省エネ製品への買い替え、電力契約や生活スタイルの見直しなど、4つの節約方法を紹介します。

節電できるドライヤーの選び方

節電できるドライヤーの選び方・高出力のドライヤーを選ぶ・速乾ノズルがある製品を選ぶ ・ヘアケア機能がついた製品を選ぶ・省エネドライヤーを選ぶ・多様なモードが搭載された製品を選ぶ

美容意識の高まりに連れ、年々多機能な製品が増えているドライヤー。なかには工夫をこらさなくても、普段どおりにつかうだけで節電につながる製品もあるようです。
ここでは、電気代の節約に適しているドライヤーの選び方をご紹介します。

高出力のドライヤーを選ぶ

低出力のドライヤーは消費電力こそ少なくてすみますが、風温や風量に物足りなさを感じる製品も多く、使用時間が長くなりがち。その点、1,200W以上の高出力のドライヤーは風温や風量が十分にあり、短時間でしっかりと髪を乾かすことができるため、結果的に電気代が安くなるケースが多いようです。

速乾ノズルがある製品を選ぶ

速乾ノズルは、ドライヤーの吹き出し口に取り付けてつかう付属パーツです。
ノズルの中央部が縦に区切られ、その両脇から風が吹き出ます。縦長の強風と弱風が濡れた毛束をほぐしてくれるため、髪を傷めず短時間で乾かすことができます。
メーカーや機種によってはノズルのみ単品で販売しているケースもあるので、本体に付属していない場合は別途購入するといいでしょう。

ヘアケア機能がついた製品を選ぶ

近年は、毛髪の内部を潤わせたり、頭皮に刺激を与えたりできるヘアケア機能付きのドライヤーが多数販売されています。
こうした製品をつかうことで髪が今よりまとまりやすくなれば、寝ぐせ直しやスタイリングにかかる手間が大幅に短縮され、ドライヤーの時短&電気代の節約にもつながるといったうれしい効果も。

省エネドライヤーを選ぶ

消費電力を抑えた省エネタイプのドライヤーをつかうことも、節電には効果的です。
風量がやや控えめになるためロングヘアのヘアドライにはおすすめできませんが、ショート~ボブ程度の長さであれば電気代を気にせず乾かすことができるでしょう。

ただ、最近では、省エネ効果とパワフルな温風を両立させ、なおかつヘアケア効果も期待できる高機能品が続々と登場しています。このようなドライヤーは本体価格も高めになりますが、長い目で見れば節電効果を実感できるはすですよ。

多様なモードが搭載された製品を選ぶ

ドライヤーに搭載されたモードを確認することも大切です。風量を調節できるモードがある場合、「強風(TURBO、HIGHなど)」にすると消費電力が増え、「中風(DRYなど)」や「弱風(SETなど)」にすると消費電力が小さくなる傾向があります。

モードのつかい分けによって節電につながるケースが多いので、これからドライヤーを購入される人は、多様なモードを備えた製品を選ぶといいでしょう。

電気代が気になるドライヤーも、つかい方&選び方の工夫で節電効果バッチリ!

ドライヤーは消費電力が多く、月々の電気代にも影響がおよびやすい電化製品です。しかし、毎日のつかい方をほんの少し工夫したり、購入時の機種選びに気をつけたりすることで、大きな節電効果を得ることができます。
この記事を参考にして、場合によっては電気料金プランの見直しといった方法も取り入れながら、みなさんも節約を心掛けてみてはいかがでしょうか。

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  • 2023年11月1日時点の情報です。
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