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700Wの電気代はいくら?電化製品・家電の電気代や計算方法を紹介

電化製品の電気代は、つかい方を工夫すれば節約することができます。電化製品には消費電力が高いものと低いものがありますが、電気代を節約したい場合は、消費電力が高いものからつかい方を工夫するとよいでしょう。
この記事では、身近に多くあり、消費電力もやや高めの700Wの電化製品の電気代と節約方法をご紹介します。
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消費電力700Wの電気代はどれくらい?
消費電力700Wの家電製品は、実際にはどれくらいの電気代がかかるのでしょうか。電化製品の電気代を知るためには、消費電力を表す「W(ワット)」を理解する必要があります。
Wとは、電化製品を動かすために必要な電力を示す単位のことです。販売されている電球には、「60W」「100W」などと記載されていますが、このWの数値が大きいほど消費電力も大きくなり、電気代が高くなります。
電化製品の電気代は、以下の計算式で求めることができます。
<電化製品の電気代の計算式>
電化製品の電気代(円)=1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)
消費電力が700Wの電化製品にかかる電気代は、以下のとおりです。
- 1kWhあたりの電気料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が制定している2024年4月時点の電気料金の目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。
■700Wの電化製品にかかる電気代
使用時間 | 電気代 |
---|---|
1時間あたり | 約22円 |
1日(8時間)あたり | 約176円 |
1か月あたり | 約5,280円 |
1年あたり | 約6万3,360円 |
700Wの電化製品の1時間あたりの電気代は、約22円です。安価に感じられますが、毎日8時間つかい続けた場合、1か月で5,000円を超えるため、決して無視できない出費になることがわかります。
電化製品のなかには700W以上のものも多くあり、節電を考える場合はそれらを優先するほうがよいでしょう。しかし、700Wの電化製品には日常で使用するものが多く、意識せずに長時間使用してしまうと、結果として電気代が高くなってしまうため注意が必要です。
電化製品の消費電力について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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そのほかの消費電力の電化製品の電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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700Wの電化製品の種類
消費電力が700Wの電化製品には、日常生活で使用するものが多くあります。消費電力700Wの主な電化製品は以下のとおりです。
■700Wの主な電化製品

なお、これらの電化製品は消費電力700Wのものが多いものの、すべて700Wというわけではありません。たとえば、食洗機やエアコンのなかには消費電力1,000Wのものも多くありますし、パネルヒーターもサイズによっては、200Wのものから1,200Wのものまでさまざまなタイプがあります。
自宅で使用している電化製品の消費電力について知りたいときは、製品を販売しているメーカーのWebサイトや取扱説明書などに記載されていますので、確認してください。
700Wの食洗機にかかる電気代

食洗機は、食器洗いにかかる手間と時間を大幅に削減できる便利な電化製品です。近年はその機能やデザインも進化し、多様化して多くの家庭に導入されています。
700Wの食洗機を、1回(1時間)あたり、1日(3回3時間)あたり、1か月あたり、1年あたり使った場合のそれぞれの電気代は以下のとおりです。
■700Wの食洗機にかかる電気代
使用時間 | 電気代 |
---|---|
1回(1時間)あたり | 約22円 |
1日(3時間)あたり | 約66円 |
1か月あたり | 約1,980円 |
1年あたり | 約2万3,760円 |
消費電力が700Wの食洗機は、1日で約66円の電気代が必要となります。一見すると安価に感じますが、年間だと2万円を超えます。食洗機のなかには消費電力が1,000W以上のものもあり、電気代が上記よりも高くなる可能性があるため、工夫して節約することが大切です。
700Wの食洗機にかかる電気代を節約する方法
700Wの食洗機にかかる電気代を節約するには、以下のような方法があります。食洗機をつかう際の参考にしてください。
まとめて洗って使用回数を減らす
食洗機の電気代を節約する方法のひとつは、多くの食器をまとめて洗って使用回数を減らすことです。洗う食器を溜め、ある程度の量になったらまとめて洗うのがおすすめです。「少量洗いコース」といった機能があるモデルもありますが、これは通常の半分にあたる食器20点ほどを想定しているため、コップやお皿を数個洗う程度では電力が無駄になってしまいます。洗い物はいったんシンク置き、ある程度の量になってからまとめて洗うようにしましょう。
予洗いしてからつかう
予洗いしてからつかうことも、食洗機の電気代を節約する方法です。食器を食洗機に入れる前に、油汚れや焦げ付き、米粒などを手洗いすると、食洗機の洗浄時間を短縮することができます。洗浄時間を短縮できれば、電気代の節約につながります。
乾燥機能をつかいすぎない
食洗機の電気代を節約するには、乾燥機能をつかいすぎないことも大切です。食洗機の乾燥では、洗浄の約10倍もの電力がつかわれるため、電気代を大きく上げる要因となります。電気代を節約したい場合、乾燥機能はどうしても必要なときだけつかい、洗浄が終わったら運転を止めて自然乾燥させることをおすすめします。
食洗機の電気代や節約方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

食洗機の電気代は安い?使うメリット・デメリットや節約方法を紹介
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700Wの電気ポットにかかる電気代

電気ポットは、主に家庭でお湯を沸かす加熱・保温装置付きの電化製品です。一度に2~3ℓと大量に沸かせるタイプのものが多く、保温機能もあるため、家族が多い家庭では重宝します。
消費電力が700Wの電気ポットの電気代は、以下のとおりです。
■700Wの電気ポットにかかる電気代
使用時間 | 電気代 |
---|---|
1時間あたり | 約22円 |
1日(2時間)あたり | 約44円 |
1か月あたり | 約1,320円 |
1年あたり | 約1万5,840円 |
上記は1日2時間の使用を想定していますが、電気ポットは湯沸かし以外に再沸騰や保温でも使用するため、場合によっては長時間使用するケースも少なくありません。その場合は電気代も上記より高くなるため、注意が必要です。
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700Wの電気ポットにかかる電気代を節約する方法
700Wの電気ポットにかかる電気代を節約するには、いくつかの方法があります。主な方法は以下のとおりです。
再沸騰の回数をできるだけ減らす
再沸騰の回数をなるべく減らすことで、電気ポットにかかる電気代を節約可能です。電気ポットの消費電力は、お湯を沸騰させるときに最も高くなります。再沸騰をすると、そのたびに消費電力が高くなるため、多めにお湯を沸かして保温するなど、再沸騰の回数を減らすことをおすすめします。
低めの設定温度で保温するようにする
保温する際は設定温度を低めにすることも、電気ポットの電気代を節約する方法のひとつです。電気ポットには、「料理の下ごしらえ用に98度」「コーヒー・お茶などの飲み物用に80度」など、保温温度を選べる製品が多くあります。保温温度は低く設定しておけば、消費電力を抑えられ、電気代の節約にもつながります。
電気ポットの電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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700Wのエアコンにかかる電気代

エアコンは、家庭のなかでも消費電力の割合が大きい電化製品です。梅雨の時期には除湿、夏には冷房、冬には暖房と、1年中つかうからこそ、エアコンの電気代を節約することは、家庭における電気代全体の節約につながるといえます。
700Wのエアコンを1日12時間つかうと想定した場合、1日あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は以下のとおりです。
■700Wのエアコンにかかる電気代
使用時間 | 電気代 |
---|---|
1日(12時間)あたり | 約260円 |
1か月あたり | 約7,800円 |
1年あたり | 約9万3,600円 |
1日に12時間エアコンをつかうと仮定した場合、1か月で約7,800円、1年で約9万3,600円と、かなり大きな出費になることがわかります。これはあくまでも目安の数値であり、設定温度や使用時間によって大きく変動しますが、「家族が快適に過ごすこと」を前提に、つかい方を工夫して電気代の節約につなげてください。
700Wのエアコンにかかる電気代を節約する方法
エアコンは、つかう頻度が高い電化製品だからこそ、日々の小さな心掛けの積み重ねが電気代の節約に直結します。700Wのエアコンにかかる電気代を節約する方法は、主に以下の3つです。
自動運転モードでつかう
エアコンを自動運転モードでつかうと、電気代が節約できます。多くのエアコンに搭載されている「自動運転モード」は、室内や室外の気温、室内の湿度などをもとに最適な運転を行う機能です。設定温度になるまでは強運転、その後は弱運転など消費電力の少ないモードで設定温度をキープすれば、常に強運転する場合に比べて電気代を節約できます。
サーキュレーターや扇風機と併用する
エアコンの電気代を節約したい場合は、サーキュレーターや扇風機と併用するのもおすすめです。サーキュレーターや扇風機をつかうと、エアコンから出た冷気・暖気を素早く部屋中に循環させることができます。特に夏季はエアコンの使用時間が長くなるため、サーキュレーターや扇風機との併用で冷気を効率的に循環させ、電気代の節約につなげましょう。
定期的にフィルターや室外機をメンテナンスする
フィルターや室外機の定期的なメンテナンスは、エアコンの電気代の節約に効果的です。エアコンのフィルターがほこりなどで詰まると、吸い込む空気の量が減り、電気代が高くなる原因になります。室外機も、ほこりや落ち葉などが詰まってしまうとうまく放熱できなくなり、同じように電気代が高くなる原因となります。電気代を節約するために、定期的なメンテナンスがおすすめです。
エアコンの電気代や節約方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

エアコンの電気代はいくら?計算方法や節約方法などを解説
賢くエアコンをつかうには、まずは実態を知ることが大切です。電気代の計算方法やエアコンの平均的な電気代のほか、電気代の節約方法などについて解説します。
700Wのパネルヒーターにかかる電気代

遠赤外線の輻射熱で部屋を暖めるパネルヒーターは、安全性が高く持ち運びもしやすいため、小さなお子さまがいる家庭では冬の暖房器具として重宝する電化製品です。
700Wのパネルヒーターを1日に8時間つかう場合、1日あたり、1か月あたり、1年(3か月)の電気代は以下のとおりです。
■700Wのパネルヒーターにかかる電気代
使用時間 | 電気代 |
---|---|
1日(8時間)あたり | 約173円 |
1か月あたり | 約5,190円 |
1年(3か月)あたり | 約1万5,570円 |
パネルヒーターをつかうのは1年のうちで冬季のみですが、1日に8時間つかうとすると、電気代は冬季の3か月で1万5,000円を超えます。上手に節約して、家計全体の出費を抑えましょう。
700Wのパネルヒーターにかかる電気代を節約する方法
パネルヒーターは、つかい方によって効率良く部屋を暖めることができ、電気代を節約できます。電気代を節約するためには、以下の3つの方法がおすすめです。
ほかの暖房器具と併用する
パネルヒーターの電気代を節約する方法のひとつは、ほかの暖房器具と併用することです。パネルヒーターは、暖まるまで一定の時間がかかります。石油ストーブなど、ほかの暖房器具と併用すれば、より効率的に暖めることができ、電気代の節約にもつながります。なお、その際は併用する暖房器具の設定温度を通常より下げてつかってください。
置き場所を工夫する
パネルヒーターは、置き場所を工夫することで電気代を節約できます。屋外の冷気は、窓やドアから室内に入って部屋を冷やします。パネルヒーターは部屋の中央に置かず、窓際やドア付近など、外気の入りやすい場所に設置するのがおすすめです。室内を効率的に暖めることで、電気代を抑えることができます。
タイマー機能を活用する
タイマー機能が搭載されているパネルヒーターをつかう場合は、タイマー機能をつかって電気代を節約しましょう。タイマー機能をつかうと、電源を付けっ放しにして電気代が高くなるリスクを軽減することができます。たとえば、就寝時は1時間程度でオフになるようにタイマーを設定しておくと、入眠するまで暖かい状態を保つことができ、寝ているあいだは電気代を節約できます。
パネルヒーターの電気代や節約方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

パネルヒーターの電気代は安い?ほかの暖房器具と比較して解説
パネルヒーターの電気代は、ほかの暖房器具と比較して高いのでしょうか?電気代の計算式や、パネルヒーターの電気代を賢く節約するコツについて紹介します。
節電を日々心掛け、700Wの電化製品の電気代を抑えよう
家庭には、食洗機、電気ポット、エアコン、パネルヒーターなど、消費電力が700Wの電化製品がたくさんあります。これらは、日常的に使用する電化製品であるため、意識しないうちに長時間使用してしまいます。ただし、つかい方を少し見直すだけで、電気代を節約可能です。節電を日々心掛け、電気代を抑えましょう。
電気代を全体的に見直したいときは、電力会社や電気料金プランをライフスタイルに合ったものに変更するのもおすすめです。
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