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200Wの電気代はいくら?電化製品・家電の電気代や計算方法を紹介

電気代を節約したい場合は、電化製品のラベルや取扱説明書に表示されている「W(ワット)」をチェックすることが大切です。W数が大きいものは消費電力も大きいため、優先的に節電していくことをおすすめします。併せて、W数が小さい電化製品のつかい方も見直すことで、さらなる節電効果を見込めるでしょう。
この記事では、消費電力が比較的小さい200Wの電化製品に注目して、主な製品の電気代や節電方法をご紹介します。
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消費電力200Wの電気代はどれくらい?
消費電力200Wの電化製品にかかる電気代は、どれくらいなのでしょうか。それを知るためには、電化製品を使用した時間と、電化製品を動かすための電力を示す消費電力「W(ワット)」、月間の電力使用量で設定される電力量料金単価を把握する必要があります。
Wは、電化製品を動かすために必要な電力を表す単位で、電化製品についている取扱説明書やラベル、メーカーのWebサイトなどで確認可能です。W数が大きいほど消費電力も大きいため、電気代を節約するには、W数が大きい電化製品を優先的に節電する必要があります。
ただし、W数が小さい電化製品でも、使用頻度が多い場合や1回あたりの使用時間が長い場合は電気代が高くなるため、つかい方には注意が必要です。
消費電力について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

消費電力の計算方法は?定格消費電力・年間消費電力の違いも解説
消費電力とは、電化製品を動かすときにつかう電力のことです。その消費電力や電気代を求める計算方法とともに、消費電力を減らす3つの方法について解説します。
電化製品にかかる電気代は、以下の計算式で求めることができます。
<電化製品の電気代の計算式>
電化製品の電気代(円)=1時間あたりの消費電力(kW)×稼働時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)
消費電力200Wの電化製品の電気代は以下のとおりです。
- 1kWhあたりの電気料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が制定している2024年4月時点の電気料金の目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。
■消費電力が200Wの電化製品にかかる電気代
使用時間 | 電気代 |
---|---|
1時間あたり | 約6円 |
1日(8時間)あたり | 約48円 |
1か月あたり | 約1,440円 |
1年あたり | 約1万7,280円 |
そのほかの消費電力の電化製品に関する電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

500Wの電気代はいくら?主な電化製品と節約方法を紹介
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200Wの電化製品の種類
消費電力200Wの電化製品は、身の回りにたくさんあります。消費電力200Wの主な電化製品は以下のとおりです。

なお、これらの電化製品は、どのようなつかい方をしても消費電力が必ず200Wになるわけではありません。なかには、電力量の出力を選べるものや、つかい方によっては消費電力が200W以上になるものもあります。
200Wの照明器具にかかる電気代

節電というと、電力消費量が大きいイメージがあるエアコンや冷蔵庫を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、実は照明器具もかなりの電力を消費しています。
一般財団法人家電製品協会「省エネ家電deスマートライフ」によると、照明器具は、家庭における電力消費量の13.5%を占め、エアコン、冷蔵庫に次いで多くなっています。照明器具を節電すれば、電気代の節約に大きく貢献するでしょう。
200Wの照明器具を1日16時間使った場合、1日あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は以下のとおりです。
■200Wの照明器具にかかる電気代
使用時間 | 電気代 |
---|---|
1日(16時間)あたり | 約99円 |
1か月あたり | 約2,970円 |
1年あたり | 約3万5,640円 |
200Wの照明器具を1日16時間つかった場合の電気代は約99円です。1日あたりで見るとそれほど多くないようですが、1年あたりで見ると3万5,000円を超えています。家全体の照明器具にかかる電気代を考えると、節電の必要性を感じるのではないでしょうか。
200Wの照明器具にかかる電気代を節約する方法
200Wの照明器具にかかる電気代を節約するには、いくつかの方法があります。主な方法は以下のとおりです。
LED電球に替える
LED電球に替えると、照明器具にかかる電気代を節約することができます。白熱電球や蛍光灯をつかっている場合は、LED電球に取り替えることをおすすめします。LED電球なら、電球型蛍光灯の3分の2、白熱電球の8分の1程度まで消費電力量を抑えることが可能です。少ない消費電力で白熱電球や蛍光灯と同等の明るさが得られる上、寿命が長いため交換のコストも抑えられます。
照明器具を掃除する
照明器具を掃除することも、電気代を節約するおすすめの方法です。照明器具のカバーなどの汚れは、部屋を暗く感じさせます。暗く感じると、照明器具の明るさを上げることにつながり、消費電力が大きくなる原因となります。キッチンやダイニングの照明器具は汚れやすいため、定期的にほこりを落としてメンテナンスしましょう。
点灯時間を短くする
照明器具の電気代を節約したい場合は、点灯時間を短くすることをおすすめします。照明は、当然ながらつけているあいだは電力を消費しています。誰もいない部屋の照明がついていないか、こまめに確認して消灯してください。
12Wの蛍光ランプ1つでも、使用するのを1日1時間時間短縮すれば年間で約120円の節約が可能です。200Wであればさらに大きな節約効果が見込めるため、「使用していないときは消す」の徹底をおすすめします。
照明器具の節約について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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蛍光灯の電気代はLEDや白熱電球より高い?特徴や節電方法も解説
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200Wの電動工具にかかる電気代

DIYに必須の電動工具は、木材や金属などを加工する際につかう、電動機を内蔵した工具の総称です。穴を開けたり、ボルトを締めたりする作業を効率的かつスピーディーに行えるパワフルさが魅力です。
200Wの電動工具を10分使った場合、1時間使った場合の電気代は以下のとおりです。
■200Wの電動工具にかかる電気代
使用時間 | 電気代 |
---|---|
10分あたり | 約1円 |
1時間あたり | 約6円 |
電動工具はパワーがありますが、200Wの消費電力であれば1時間つかっても6円ほどです。ただし、長時間つかっていればそれなりの電気代がかかるため、つかい方には注意したほうがよいでしょう。
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200Wの電動工具にかかる電気代を節約する方法
200Wの電動工具の電気代は、効率的な使用と手作業との併用で節約することができます。次の2つの節約方法を実践してみてください。
電動工具に頼りすぎない
電動工具の電気代を節約するには、電動工具に頼りすぎないことが大切です。どの電化製品もそうですが、集中的につかうと電気代がかさみます。電動工具は便利ですが、手作業でできるところは手作業で作業するなど、電動工具に頼りすぎないようにして、節電につなげてください。
オンとオフを繰り返さない
オンとオフを繰り返さないことも、電動工具の電気代の節約方法のひとつです。電動工具に限らず、多くの電化製品は、電源を入れてパワーを出すときが最も電力をつかいます。電源のオンとオフの回数が増えるほど電気代がかさむため、電動工具をつかう場所を決めて効率的につかうことをおすすめします。
200Wのホットカーペットにかかる電気代

ホットカーペットは、床に敷いてつかう暖房器具で、特に冬季に重宝する電化製品です。デザインが豊富でインテリアに合わせやすい上、つかわない時期は畳んで収納しておくこともできます。
200Wのホットカーペットを1日8時間つかった場合、1日あたり、1か月あたり、3か月あたりの電気代は以下のとおりです。
■200Wのホットカーペットにかかる電気代
使用時間 | 電気代 |
---|---|
1日(8時間)あたり | 約50円 |
1か月あたり | 約1,500円 |
3か月あたり | 約4,500円 |
ホットカーペットの電気代は、エアコンやヒーター、ストーブなど、部屋全体を暖めるのに適した電化製品に比べると安価です。また、ホットカーペットは体に接している部分しか温まらないため、ほかの器具と併用することをおすすめします。
200Wのホットカーペットにかかる電気代を節約する方法
200Wのホットカーペットの電気代を節約したいときは、以下の3つの方法がおすすめです。ぜひ試してみてください。
設定温度を「中」か「弱」にする
200Wのホットカーペットの電気代を節約したい場合は、設定温度を「中」か「弱」にするのがおすすめです。ホットカーペットの電気代は、設定温度によって変わります。製品によって差はありますが、温度設定を「強」から「中」にすると、消費電力は20~30%小さくなり、「中」から「弱」にしても同様に小さくなります。「強」で200Wの場合、「中」にすれば140~160Wとなり、「弱」にすれば98~128W程度に抑えることが可能です。「強・中・弱」のように設定温度をコントロールできるホットカーペットの場合、「中」以下でつかえば電気代を節約できます。
断熱マットといっしょにつかう
断熱マットといっしょにつかうと、ホットカーペットの電気代を節約できます。ホットカーペットだけを敷くと、熱が床に逃げてしまいます。ホットカーペットの下に断熱マットを敷き、暖房効率を上げれば、電気代の節約につなげることも可能です。
断熱シートは、ホームセンターなどでホットカーペットといっしょに販売されています。
ほかの暖房器具と併用する
ほかの暖房器具と併用することも、ホットカーペットの電気代を節約する方法のひとつです。ホットカーペットだけでは、体感温度がなかなか上がらず、結果的に長時間使用して電気代がかさむ原因になります。エアコンなど、部屋全体をスピーディーに暖められる電化製品と併用して、電気代を節約するのがおすすめです。室温が上がったらエアコンの設定温度を下げ、ホットカーペットをメインにすれば、電気代をより抑えることができます。
ホットカーペットの電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

ホットカーペットの電気代は高い?こたつ・エアコンなどと徹底比較
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200Wのゲーム機器(プレイステーション4)にかかる電気代

ゲーム好きの人や、お子さまがいる家庭では、ソニーから発売されている家庭用ゲーム機器「プレイステーション4」にかかる電気代も気になるところです。
プレイステーションは、発売当初から少しずつ省電力化が進み、プレイステーション4「CUH-1200」モデルは最大で約230Wの消費電力となっています。
プレイステーション4は起動時、プレイ時、セーフモード時で消費電力が変わります。平均値を200Wとした場合、1日(2時間)あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は以下のとおりです。
■200Wのゲーム機器(プレイステーション4)にかかる電気代
使用時間 | 電気代 |
---|---|
1日(2時間)あたり | 約12円 |
1か月あたり | 約360円 |
1年あたり | 約4,320円 |
プレイステーション4を毎日2時間つかい続けると、年間で約4,320円かかります。プレイステーション4のソフトは安いものだと4,500円程度であるため、上手に節電すれば、浮いたお金で新しいゲームソフトを購入できます。
200Wのゲーム機器(プレイステーション4)にかかる電気代を節約する方法
200Wのゲーム機器(プレイステーション4)にかかる電気代は、以下の方法で節約可能です。ぜひ実践してみてください。
音量を小さくしてつかう
音量を小さくしてつかうと、電気代を節約できます。テレビやモニターの音量を上げると迫力を味わえますが、ゲーム機器の使用による消費電力はトータルで高くなります。臨場感や音響効果を味わいたいときは、イヤホンやヘッドホンをしてゲームを楽しむのがおすすめです。ただし、イヤホンやヘッドホンで大音量を聞き続けると耳に悪影響を及ぼすため、長時間の使用はおすすめできません。
つかわないときは電源プラグを抜く
ゲーム機器(プレイステーション4)にかかる電気代を節約したい場合は、つかわないときに電源プラグを抜くことをおすすめします。日常的にゲームをする人は、ついゲーム機器の電源プラグを差しっ放しにしがちです。コンセントに差しているあいだは待機電力が発生するため、出張や旅行、試験勉強などで数日間ゲームしないときは電源プラグを抜くようにしてください。
200Wの電化製品のつかい方を見直し、電気代を節約しよう
電気代は、積もり積もって高くなっていくものです。200Wの電化製品はエアコンなどに比べて消費電力が小さいため、油断してつかいすぎてしまうことがありますが、長時間つかい続ければ電気代が高くるため注意が必要です。
消費電力が200Wの電化製品でも、つかい方次第で電気代を節約することができます。今のつかい方を見直し、電気代の節約につなげましょう。
電気代を全体的に見直したいときは、電力会社や電気料金プランをライフスタイルに合ったものに変更するのもおすすめです。
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