100Wの電気代はいくら?電化製品・家電の電気代や計算方法を紹介

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私たちの身の回りにある電化製品には、消費電力が100Wのものが多く存在しています。100Wは決して大きな消費電力ではありませんが、頻繁につかう電化製品が多いため、電気代がかさんでしまうケースは少なくありません。100Wの電化製品のつかい方を見直せば、電気代の節約が可能です。

そこでこの記事では、身近にある100Wの電化製品について、主な製品の電気代や節電方法をご紹介します。

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目次

消費電力100Wの電気代はどのくらい?

電化製品の電気代は、製品を使用した時間と、電化製品を動かすために必要な消費電力、月間の電力使用量で設定される料金単価に応じて決まります。消費電力は「W(ワット)」という単位で表され、数値は電化製品ごとでさまざまです。W数が大きいほど消費する電力量が大きくなり、つかい方によっては電気代が高くなる原因になります。
ただし、W数が小さくても、使用頻度が多かったり、1回あたりの使用時間が長かったりすると、電気代が高くなるため注意しましょう。

消費電力について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

消費電力の計算方法は?定格消費電力・年間消費電力の違いも解説

消費電力とは、電化製品を動かすときにつかう電力のことです。その消費電力や電気代を求める計算方法とともに、消費電力を減らす3つの方法について解説します。

W数がわかったら、以下の計算式をつかって1時間あたりの消費電力を求めることができます。

<電化製品の電気代の計算式>
電化製品の電気代(円)=1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)

100Wの電化製品にかかる電気代は、以下のとおりです。

  • 1kWhあたりの電気料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が制定している2024年4月時点の電気料金の目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。

■消費電力が100Wの電化製品にかかる電気代

使用時間 電気代
1時間あたり 約3円
1日(8時間使用)あたり 約24円
1か月あたり 約720円
1年あたり 約8,640円

そのほかの消費電力の電化製品の電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事でご確認ください。

500Wの電気代はいくら?主な電化製品と節約方法を紹介

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100Wの電化製品には何がある?

100Wの主な電化製品・デスクトップパソコン・スピーカー・照明器具・フットバス

100Wの電化製品には、暮らしや仕事に欠かせないものが多くあります。消費電力100Wの主な電化製品は下記のとおりです。

<消費電力100Wの主な電化製品>
・デスクトップパソコン
・スピーカー
・照明器具
・フットバス

デスクトップパソコンや照明器具は、非常に使用頻度が高く、テレワークの場合などはほぼ一日つけていることも少なくありません。また、音楽好きの人は、スピーカーを毎日連続使用するケースが多いでしょう。
お湯を張って足を温めるフットバスは、毎日つかったとしてもそれほど長時間にはならないため、電気代を抑えることが可能です。

100Wのデスクトップパソコンにかかる電気代

デスクトップパソコンは、現代のライフスタイルにおいて欠かせない電化製品です。仕事はもちろん、プライベートでも、調べものや動画視聴、ネットショッピングなど、何かとつかうケースが多いのではないでしょうか。
デスクトップパソコンの電気代は100W前後です。100Wのデスクトップパソコンを1日8時間つかった場合の1日あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は以下のとおりです。

■100Wのデスクトップパソコンにかかる電気代

使用時間 電気代
1日(8時間使用)あたり 約24円
1か月あたり 約720円
1年あたり 約8,640円

デスクトップパソコンの電気代は、つかう人の数やつかい方によって大きく変わります。例えば、3人家族が3人ともデスクトップパソコンを持っていれば、電気代は約3倍です。デスクトップパソコンはディスプレイでも電気代を消費するため、ノートパソコンより商品電力は大きくなります。
ただし、事務作業やネットショッピング程度の利用では、ほかの100Wの電化製品に比べ、飛びぬけて電気代が高くなることはありません。

100Wのデスクトップパソコンにかかる電気代を節約する方法

100Wのデスクトップパソコンにかかる電気代を節約したいときは、以下の3つの方法を試してみてください。

ディスプレイの輝度(明るさ)を下げる

ディスプレイの輝度(明るさ)を下げると、100Wのデスクトップパソコンの電気代を節約できます。マイクロソフト社の調査では、ディスプレイの輝度を100%から40%に落とすと、ディスプレイ単体では38%、パソコン全体では約23%の節電につながることがわかっています。電気代を節約したい場合は、設定画面から「ディスプレイ」を開き、輝度(明るさ)を調整してください。また、ディスプレイの輝度を自動調整する機能が備わっているタイプのパソコンをつかうのもおすすめです。

省電力モードでつかう

100Wのデスクトップパソコンの電気代を節約するには、省電力モードでつかうのもひとつの方法です。近年のデスクトップパソコンは、基本的に省電力モードが備わっています。省電力モードにしておくと、スリープモードへの切り替えや電源オフなどを使用状況に応じて自動的に行ってくれるため、待機時の電力消費を抑えることができます。
なお、シャットダウンは待機電力がゼロになる代わりに、再起動時に多くの電力が必要です。スリープモードであれば再起動の際に電力を消費しないため、パソコン作業を一時的に中断する際はスリープモードにすることをおすすめします。

パソコンの電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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100Wのスピーカーにかかる電気代

スピーカーは、ステレオで音楽を聴いたり、パソコンで臨場感あふれるゲームをしたりする人の必需品ともいえる電化製品です。

100Wのスピーカーを1日8時間つかう場合、1日あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は以下のとおりです。

■100Wのスピーカーにかかる電気代

使用時間 電気代
1日(8時間使用)あたり 約24円
1か月あたり 約720円
1年あたり 約8,640円

スピーカーの消費電力は基本的に小さめですが、高性能のものだと音の表現力が豊かになる分、消費電力も大きくなります。音質にこだわりがあり、ハイスペックなアンプとともに使用する場合は、電気代が高くなるかもしれません。

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100Wのスピーカーにかかる電気代を節約する方法

100Wのスピーカーにかかる電気代を節約するには、以下の3つの方法がおすすめです。ぜひ実践してみてください。

つかわないときは電源をオフにする

つかわないときに電源をオフにすることは、100Wのスピーカーの最もシンプルで効果的な節電方法です。音楽を聴かないときは電源をオフにするだけでなく、出張や旅行などで家を長期間空けるときは電源プラグをコンセントから抜いておきましょう。電源プラグを抜いておけば、待機電力の節約にもつながり、より効果的です。

節電モードをつかう

100Wのスピーカーの電気代を節約するには、節電モードをつかうのもおすすめです。スピーカーのなかには、自動スタンバイや自動パワーオフといった節電モードが搭載されているモデルもあります。こうした機能を活用すれば、効果的に節電することができます。

できるだけ音量を下げる

なるべく音量を下げることも、100Wのスピーカーの電気代を節約する上で効果的です。製品によって差がありますが、自宅で音楽などを聴く場合、100W以下でも音量は十分であるため、音量を下げれば電気代を節約できます。迫力ある音を楽しみたいときは音量を大きくし、BGMとして流したいときは音量を抑えるなど、シーンに応じて音量を調整するのがおすすめです。

100Wの照明器具にかかる電気代

室内用の照明器具は、暮らしに必須のアイテムであると同時に、どうしても長時間つかってしまう電化製品でもあります。資源エネルギー庁の調査によると、家庭で消費される電力の5割以上をエアコン、冷蔵庫、照明が占めています。

100Wの照明器具を1日16時間つかった場合の1日あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は以下のとおりです。

■100Wの照明器具にかかる電気代

使用時間 電気代
1日(16時間)あたり 約50円
1か月あたり 約1,500円
1年あたり 約1万8,000円

こうして計算してみると、当たり前のようにつかっている照明器具の電気代が意外と高いことがわかります。白熱電球や蛍光灯をつかっている場合は、消費電力量を抑えられるLED電球に替えることから試してみましょう。LEDは寿命も長いため、交換のコストも抑えられます。

電化製品別の電力消費割合を詳しく知りたい人は、こちらのサイトをご確認ください。
経済産業省資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」

100Wの照明器具にかかる電気代を節約する方法

100Wの照明器具の電気代を節約する方法は以下のとおりです。すでにLEDをつかっている人も、さらに節約可能ですので、ぜひ試してみてください。

つかわないときは消す

100Wの照明器具の電気代を節約する最も効果的な方法は、つかわないときに消すことです。部屋を移動する際は、必ず電気を消すことをおすすめします。照明は、誰もいない部屋でも点灯していれば確実に電力を消費します。「すぐ戻るから」「ほかの家族がすぐにつかうから」と思っても、こまめにオンオフをするようにしてください。

明るさを調節してつかう

明るさを調節してつかうことも、100Wの照明器具の節電方法です。照明器具には、明るさや色合いを調整できる調光機能がついたものがあります。LED照明の場合、明るさと消費電力はほぼ比例関係にあるため、明るさを80%にすれば消費電力も約80%に抑えることが可能です。例えば、リビングやダイニングに家族全員が集まっているときは最大の明るさにし、一人時間を楽しむ深夜は明るさを落とすなど、過ごし方やその場にいる人数などに合わせて調整することをおすすめします。
メイクや着替えをする場所は明るくする、寝室は暗めにするなど、場所に応じて光の種類を選択するのも効果的です。

定期的にメンテナンスするう

100Wの照明器具を節電するには、定期的にメンテナンスすることも大切です。照明を覆っているカバーが汚れると、最大の明るさにしていても暗く感じることがあります。定期的にほこりを落として、照明本来の明るさを感じられるようにしましょう。

照明器具の電気代や節電方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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100Wのフットバスにかかる電気代

温かなお湯に足を浸すフットバスは、下肢の血行を良くして冷え性を改善したり、心身を緊張から解放したりするのに役立ちます。ストレスや疲労感を軽減する効果もあるため、自宅に導入している人も多いのではないでしょうか。
電動タイプのフットバスには、適温を維持する保温機能やほぐし機能がついており、より快適にリラックスタイムを楽しめます。

100Wのフットバスを1日30分使用した場合の1日あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は以下のとおりです。

■100Wのフットバスにかかる電気代

使用時間 電気代
1日(30分)あたり 約2円
1か月あたり 約60円
1年あたり 約720円

フットバスは使用時間がそれほど長くないこともあり、電気代は比較的安価です。ただし、多機能タイプは使用する機能によって電気代がかさむ可能性があるため、油断せず節約を心掛けたいものです。

100Wのフットバスにかかる電気代を節約する方法

100Wのフットバスにかかる電気代を節約する方法には、以下の3つがあります。ぜひ参考にしてください。

温かいお湯を使用する

温かいお湯を入れて使用すると、100Wのフットバスにかかる電気代を節約できます。水を入れて電源スイッチを押せば適温になるタイプのフットバスは手間がかからず便利ですが、お湯を沸かす際に時間がかかり、電力を消費します。少し面倒でも、お湯を沸かし、温まったお湯をフットバスに注いで使うようにしてみてはいかがでしょうか。フットバスで水を温める場合に比べ、電気代を節約することが可能です。

適度なサイズのものを選ぶ

100Wのフットバスの電気代を節約するには、適度なサイズのものを選ぶのもひとつの方法です。大容量のフットバスをつかうと、お湯を沸かすのに時間がかかり、電気代がかさみます。フットバスのサイズは、くるぶしの上までしっかり浸かる程度を目安に、大きすぎないものを選ぶのがおすすめです。

「電動タイプ」ではなく「バケツタイプ」を選ぶ

電気代を抑えることだけを考えるなら、そもそも電動タイプをやめ、沸かしたお湯を入れるだけのバケツタイプを選ぶのが最善の方法です。バケツタイプの場合、保温機能がない点が不便ですが、入れてすぐにつかうようにすれば大きな問題はないでしょう。長時間温かさをキープしたいときは、蓋つきのバケツタイプがおすすめです。

100Wの電化製品も、工夫してつかえば電気代の節約に効果大

100Wの電化製品は、それほど消費電力が大きくないため、ついつい長時間つかってしまいます。100Wであっても、つかう時間が長くなると電気代に大きく影響するため、普段から節電を心掛けてください。100Wの電化製品も、工夫してつかえば電気代の節約に効果大です。

より効果的に電気代を節約したい場合は、契約している電力会社や電気料金プランの見直しも検討してみましょう。

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