3人家族の電気代の平均は?夏や冬で変わる電気料金の節約方法も解説

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3人家族は、1人暮らしや2人家族に比べて電気代が高くなります。では、3人家族の電気代の平均額はいくらで、電気代を節約するにはどのような方法があるのでしょうか。

本記事では、3人家族の電気代の平均額、一人暮らしや2人家族に比べて電気代が高くなる理由、3人家族の電気代を節約する方法について解説します。

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目次

3人家族の電気代の平均額

3人家族の電気代の平均額は、総務省統計局「家計調査」の統計データから調べることができます。2019年から2023年の平均額、2023年の月別の平均額、地域別の平均額をご紹介します。

2019年から2023年の平均額

総務省統計局「家計調査」によると、3人家族(夫婦と未婚のお子さま1人の世帯)の電気代の2019年から2023年の平均額は次のとおりです。

3人家族の電気代 2019年から2023年の平均額・2019年 1万311円・2020年 1万276円・2021年 9,987円・2022年 1万2,492円・2023年 1万1,976円

上記のとおり、3人家族の電気代の平均額は5年前に比べ増加しています。特に大きく増加したのは、ウクライナ情勢の影響があった2022年です。国際情勢はいまだ安定していないため、電気代の増加は今後も続く可能性があります。

2023年の月別の平均額

続いては、2023年の月別の平均額をご紹介します。3人家族の電気代の月別の平均額は次のとおりです。

3人家族の電気代 2023年の月別の平均額・1月 1万8,344円・2月 1万9,174円・3月 1万8,314円・4月 1万4,315円・5月 1万892円・6月 8,469円・7月 7,797円・8月 9,012円・9月 1万58円・10月 9,358円・11月 9,034円・12月 8,950円

2023年の電気代は2月がピークとなっており、1月、3月がこれに続いて高水準です。この結果から、暖房器具を使用する冬季に電気代が高くなることがわかります。

6月、7月は暖房も冷房もつかわないため1万円以下ですが、暑さが厳しくなる8月、9月にかけて1万円前後まで高騰します。電気代は季節によって変動するといえるでしょう。

地域別の平均額

電気代の平均額を地域別にまとめたデータは下記のとおりです。なお、以下の表のデータは「2人以上の世帯」の電気代となっているため、対象は3人家族以外のケースも含まれています。

■地域別の平均額(2023年)

地域 平均額
北海道 1万3,059円
東北 1万5,020円
関東 1万1,876円
北陸 1万5,992円
東海 1万2,316円
近畿 1万1,088円
中国 1万4,331円
四国 1万3,359円
九州 1万605円
沖縄 1万962円

電気代の地域別の平均額を見ると、東北、北陸などの寒冷地帯は、ほかの地域に比べ電気代が高くなっていることがわかります。電気代が高くなる要因は、月別の平均額と同様、暖房器具の使用です。

電気代の平均額について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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3人家族の電気代が高くなるのはなぜ?

3人家族の電気代が高くなるのはなぜ?・自宅の専有面積が広いから・契約アンペア数が適切でないから・家族の生活スタイルや生活場所が異なるから・電化製品の使用頻度が高いから

一人暮らしや2人家族よりも3人家族の電気代が高くなるのはなぜなのでしょうか。3人家族の電気代が高くなる主な理由は下記のとおりです。

自宅の専有面積が広いから

3人家族の電気代が高くなる理由のひとつは、一人暮らしや2人家族よりも自宅の専有面積が広いからです。

3人家族になると、一人暮らしや2人家族よりも広い家に住むこととなります。部屋数が多くなり、専有面積が広くなれば、必要となる照明やエアコンの数も増えるため、電気代が高くなります。

特に、戸建て住宅では集合住宅よりも電化製品の使用量が多くなりやすく、電気代も高くなりがちです。

契約アンペア数が適切でないから

契約アンペア数が適切でないことも、3人家族の電気代が高くなる理由のひとつです。

「アンペア(A)」とは電流量を表す単位のことで、契約アンペア数とは「家庭全体で同時に使える電気の量」を指します。契約アンペア数は、一般家庭では30Aが最も多いといわれており、60A以上だとオール電化の家庭向けとされています。

適切な契約アンペア数は家庭によって異なりますが、実際の使用量よりも大きなアンペア数で契約していると、基本料金が高くなってしまうため注意が必要です。電気代が高いと感じた場合は、契約アンペア数を確認してみましょう。

契約アンペア数は、ブレーカーのある分電盤を見れば確認可能です。また、電力会社が発行する検針票にも契約アンペア数が記載されています。

家族の生活スタイルや生活場所が異なるから

家族の生活スタイルや生活場所が異なると、電気代が高くなりやすくなります。

夫婦とお子さまの3人家族の場合、起床時間、就寝時間、食事の時間、入浴時間などがそれぞれ違うというケースが少なくありません。生活場所もリビング、ダイニング、寝室などにわかれることがあり、各部屋で電気をつかえば、自然と電気代が高くなってしまうのです。

近年は在宅勤務が普及し、親が日中も自宅でパソコンをつかって仕事をしているケースが多くなりました。また、お子さまが学校に行っている場合、夏休みや冬休みなどは家にいる時間が増えるため、冷暖房をつかう時間が長くなるでしょう。

このように、3人家族は生活スタイルや生活場所がそれぞれ異なるため、電気代が高くなる傾向があるのです。

電化製品の使用頻度が高いから

3人家族は、一人暮らしや2人家族に比べて電化製品の使用頻度が高いため、電気代が高額になります。

エアコンやテレビ、洗濯機、ドライヤーといった電化製品は、家族の人数が多くなるに従い使用頻度が高まります。また、お子さまがいる場合は、大きくなると洗濯の回数が増え、冷蔵庫の開閉回数も増えるでしょう。一人暮らしの場合は外出すればほとんど電気を使用しませんが、3人家族だと誰かが家にいて、電気を使用し続ける、といったケースが少なくありません。

結果として、3人家族は一人暮らしや2人家族に比べて電気代が高くなりやすくなります。

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3人家族の電気代を節約する方法

3人家族の電気代を節約する方法・家族の生活スタイルや生活場所をなるべくまとめる・電化製品のつかい方を工夫する・契約する電力会社や料金プラン、アンペア数を見直す

3人家族の電気代を節約する方法はいくつかあります。主な方法は次のとおりです。3人家族で電気代を節約したい人は、ぜひ参考にしてください。

家族の生活スタイルや生活場所をできるだけまとめる

3人家族で電気代を節約したい場合は、家族の生活スタイルや生活場所をなるべくまとめることもひとつの方法です。

家族3人がそれぞれ別の部屋で過ごし、必要以上に電化製品をつかっていると、電気代が高くなります。そのようなライフスタイルを見直し、節電を意識した暮らしをスタートさせましょう。「お風呂はなるべく時間をおかずに入る」「照明やテレビのつけっぱなしに気をつける」といった改善をしてみるとよいかもしれません。

また、夏や冬はなるべくリビングでいっしょに過ごすようにするなど、生活場所をまとめるよう意識するだけでも、エアコンの使用頻度が減り、電気代の節約につながります。

電化製品のつかい方を工夫する

電化製品のつかい方を工夫するだけでも、電気代を節約できます。電化製品を一度にたくさんつかうと電気使用量が急増するため、洗濯機、食洗機、アイロン、掃除機などは、可能な範囲で時間をずらして使うのがおすすめです。

電化製品のなかでも使用時間が長いエアコンは、「設定温度を上げる」「自動運転モードにする」「扇風機やサーキュレーターを併用し、冷気を循環させる」「フィルターや室外機を定期的に掃除する」といった工夫をすることで、節電につながります。

そのほか、10年以上前の古い電化製品は、最新の省エネ型の電化製品に比べて電気代が高くなる場合があります。必要に応じて買替え、節電につなげてください。

電気代の節約について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

電気代の節約方法は?効果的な4つの節約術を詳しく解説

近年値上げが続く電気代。節約を考える方に向けて、効率的な家電のつかい方や省エネ製品への買い替え、電力契約や生活スタイルの見直しなど、4つの節約方法を紹介します。

契約する電力会社や料金プラン、アンペア数を見直す

契約する電力会社や料金プラン、アンペア数を見直すと、電気代を節約できることがあります。

電気代は、契約する電力会社、料金プラン、アンペア数によっても変わります。契約内容が自分の生活スタイルに合っていないと、電気代が割高になってしまうため注意が必要です。

電気代を節約するには、電力会社と料金プランを比較し、自分の生活スタイルに合ったプランで契約するのがおすすめです。また、契約アンペア数も電気の使用量に合わせて見直しましょう。なお、3人家族の平均的なアンペア数は40Aとされています。50A、60Aなどで契約しているなら、見直す方がよいかもしれません。

そのほか、家庭に設置されている機械式の電力計をスマートメーター(記録型計量器)に切り替えるのもおすすめです。スマートメーターを導入すると、家庭で使用するエネルギーを制御する「HEMS」(Home Energy Management System、ホーム エネルギー マネジメント システム)と連動し、家庭内の電気使用量や電化製品の電力消費量を見える化できます。電気使用量をリアルタイムで把握できるため、節電・省エネにつながることはもちろん、最適な電気料金プランの選択に活用することも可能です。

スマートメーターについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

スマートメーターとは?導入メリット・デメリットや仕組みを解説

スマートメーターとは、どのようなものなのでしょうか。スマートメーターが持つ機能や特徴のほか、導入によるメリット・デメリット、導入の流れについて解説します。

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生活スタイルと電気のつかい方を見直し、電気代を最適化しよう

3人家族の家庭は、単身世帯や夫婦のみの世帯に比べて電化製品の使用量が多く、電気代が高くなる傾向があります。
電気代が高くなる要因は、自宅の専有面積が広いこと、契約アンペア数が適切でないことなど、さまざまです。しかし、電気代は電力会社や料金プランの切り替え、生活スタイルや電化製品のつかい方の改善などにより、節約することが可能です。現在の生活と電気のつかい方を見直し、電気代を最適化しましょう。

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  • 2024年5月10日時点の情報です。
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