ダイソン ホット アンド クールの電気代は高い?各暖房器具と比較

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おしゃれで高機能な家電として人気のダイソン。新たに電化製品を購入する際に、選択肢として検討されている人も多いのではないでしょうか。

特に人気が高いのが、ダイソン ホット アンド クールの上位機種の商品である「Dyson Purifier Hot+Cool(ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クール)」です。

本記事では、ダイソン ホット アンド クールの機能や、ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールとほかの暖房器具との電気代の比較などを紹介します。

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目次

ダイソン ホット アンド クールとは、1台3役にもなる多機能製品

1台3役にもなるダイソン ホット アンド クール・涼風モード(扇風機)機能・温風モード(ヒーター)機能・空気清浄機能

ダイソン ホット アンド クールは、涼風が出る扇風機機能に、種類によって温風が出るヒーター機能や空気清浄機能がプラスされた多機能タイプの製品です。涼を取ったり暖を取ったりできるだけでなく、ハウスダストや花粉を感知して室内の空気をきれいに保ってくれる点で、人気があります。

まずは、ダイソン ホット アンド クールの持つ機能を簡単にご紹介します。搭載されている機能の数は製品の種類によって異なりますが、次のようなものがあります。

涼風モード(扇風機)機能

温風同様、勢いのある送風で涼やかな風を部屋全体に行き渡らせます。エアコンと併用すれば、より効率的に部屋の温度を下げることが可能です。

温風モード(ヒーター)機能

350°の首振り機能とパワフルな送風機能で、設定温度まで素早く部屋を暖めます。過熱を防ぐセンサーがあり、設定温度に達すると自動で温風モードを停止するため、電力の無駄な消費を防いでくれます。

空気清浄機能

花粉やウイルスなどの有害物質を99%以上除去し、ペットのトイレや生ごみ、たばこなどの気になるにおいも脱臭できる機能を備えています。

ダイソン ホット アンド クールをつかうメリット

ダイソン ホット アンド クールは、ダイソン製品ならではのさまざまな特徴を持っています。つかうことで次のようなメリットがあります。

コンパクトでスペースを取らない

一般的な羽根のある扇風機に比べて、ダイソン ホット アンド クールは製品本体の幅が狭く、スタイリッシュな外見です。場所を取らずシンプルなデザインなので、部屋のどんな場所にもなじみやすくインテリアを邪魔しません。

シンプルな形で掃除が楽

ダイソン ホット アンド クールには羽根がないため、掃除が非常に楽にできます。従来の掃除機は羽根の部分にほこりがたまり、掃除をする際にはカバーを外して1枚1枚拭く手間がありました。

1台3役にもなり、年間を通してつかえる

温風機能も備えた種類を購入すれば、冷風・温風・空気清浄といった3つの機能が1つに集約されているので、季節や用途ごとにしまったり出したりする必要がありません。一年中家の一部として、インテリアのように置いておくことができます。

ダイソンの扇風機の電気代や節約法について詳しく知りたい人は、こちらの記事もご確認ください。

ダイソンの羽根なし扇風機の電気代は高い?消費電力や節約法をご紹介

特徴的な羽根のないデザインでおなじみの、ダイソンの扇風機。電気代は一般的な扇風機や暖房器具と比べて高いのでしょうか?電気代節約につながるつかい方とともにご紹介します。

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上位機種「ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クール」の電気代

ここからは、ダイソン ホット アンド クールの上位機種である「ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クール」の電気代を見ていきましょう。ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールは、涼風・温風・空気清浄の3つの機能を兼ね備えた製品です。

ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールの最大消費電力は、以下のとおりです。

<ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールの最大消費電力>
・涼風モード:40W
・温風モード:1,400W

電化製品の1時間あたりの電気代は、次のように算出します。

<電化製品の1時間あたりの消費電力量を求める計算式>
1時間あたりの消費電力量(kWh)=消費電力(W)÷1,000×1(h)

<電化製品の時間あたりの電気代を求める計算式>
1時間あたりの電気代(円)=1時間あたりの消費電力(kW)×1(h)×電力量料金単価(円/kWh)

  • 計算式は、電力量料金単価を31円/kWhで計算しています。

ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールの涼風モード使用時の電気代

ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールの涼風モード使用時の電気代を計算しました。

<涼風モードを1時間使用した場合の電気代>
40W÷1,000×1h=0.04kWh
0.04kWh×1h×31円/kWh=1.24円

涼風モードで1時間使用した場合の電気代は、1.24円であることがわかりました。

<涼風モードを1日8時間使用した場合の電気代>
1.24円×8h=9.92円

涼風モードで1日8時間つかったとしても、10円以下です。

<涼風モードを1日8時間、1か月使用した場合の電気代>
9.92円×30日=297.6円

1日8時間、1か月使った場合には、およそ300円 かかります。

■ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールの涼風モード使用時の電気代

1時間あたりの電気代 1.24円
1日あたりの電気代(8時間使用) 9.92円
1か月あたりの電気代(1日8時間使用) 297.6円

ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールの温風モード使用時の電気代

続いて、1,400Wとより消費電力の大きい、ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールの温風モード使用時の電気代も計算してみましょう。

涼風モード使用時と同じく、消費電力単位をWからkWに変換し、稼働時間と電力量料金単価を掛けることで電気代を求めます。

<温風モードを1時間使用した場合の電気代>
1,400W÷1,000×1h=1.4kWh
1.4kWh×1h×31円/kWh=43.4円

温風モードで1時間使用した場合の電気代は、涼風モードよりも高くなることがわかりました。

<温風モードを1日8時間使用した場合の電気代>
43.4円×8h=347.2円

温風モードで1日8時間つかうと、1日にかかる電気代は300円を超えてしまいます。

<温風モードを1日8時間、1か月使用した場合の電気代>
347.2円×30日=1万416円

温風モードで1日8時間使用すると、ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールの1か月電気代だけで1万円以上かかることがわかりました。なるべく稼働時間を削減するなど、節約する工夫をしながらつかうことをおすすめします。

■ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールの温風モード使用時の電気代

1時間あたりの電気代 43.4円
1日あたりの電気代(8時間使用) 347.2円
1か月あたりの電気代(1日8時間使用) 1万416円

ダイソン ホット アンド クールとどちらが高い?ほかの暖房器具の電気代

ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールの電気代は、ほかの暖房器具よりも高いのでしょうか。ほかの暖房器具の電気代も計算して比較してみます。

セラミックファンヒーターの電気代

一般的なセラミックファンヒーターの消費電力は1,200Wと、ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールと同じくらいの大きさであることがわかります。セラミックファンヒーターの電気代は、下記のようになります。

■セラミックファンヒーターの電気代

1時間あたりの電気代 37.2円
1日あたりの電気代(8時間使用) 297.6円
1か月あたりの電気代(1日8時間使用) 8,928円

1日8時間、1か月つかったとしても、セラミックファンヒーターの電気代は8,928円です。

温風モード使用時のダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールよりも、セラミックファンヒーターの1か月あたりの電気代は1,488円安くなります。

オイルヒーターの電気代

オイルヒーターの消費電力は500~1,200Wとされています。オイルヒーターの電気代は、下記のようになります。

■オイルヒーターの電気代

1時間あたりの電気代 15.5~37.2円
1日あたりの電気代(8時間使用) 124~297.6円
1か月あたりの電気代(1日8時間使用) 3,720~8,928円

オイルヒーターを1日8時間、1か月つかった場合の電気代は3,720~8,928円と幅があるものの、温風モード使用時のダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールよりも、1か月あたりの電気代は1,488~6,696円安くなります。

電気ストーブの電気代

カーボンヒーターの電気ストーブの消費電力は、一般的に450~900Wです。電気ストーブの電気代は、下記のようになります。

■電気ストーブの電気代

1時間あたりの電気代 13.95~27.9円
1日あたりの電気代(8時間使用) 111.6~223.2円
1か月あたりの電気代(1日8時間使用) 3,348~6,696円

電気ストーブを1日8時間、1か月つかった場合の電気代も3,348~6,696円と幅があるものの、温風モード使用時のダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールよりも、1か月あたりの電気代は3,720~7,068円安くなります。

エアコン(暖房使用時)の電気代

10畳用のエアコンを暖房で使用する場合、消費電力は660Wです。エアコン(暖房使用時)の電気代は、下記のようになります。

■エアコン(暖房使用時)の電気代

1時間あたりの電気代 20.46円
1日あたりの電気代(8時間使用) 163.68円
1か月あたりの電気代(1日8時間使用) 4,910.4円

暖房器具の中でも電気代が高いと思われがちなエアコンですが、1日8時間、1か月つかったとしても電気代は4,910.4円と、ほかの暖房器具の電気代と比べると意外と高くはありません。
温風モード使用時のダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールよりも、エアコン(暖房使用時)の1か月あたりの電気代は5,505.6円安く、半額以下です。

床暖房の電気代

8畳用の電熱式の床暖房の消費電力は、1,500W程度とされています。床暖房の電気代は、下記のようになります。

■床暖房の電気代

1時間あたりの電気代 46.5円
1日あたりの電気代(8時間使用) 372円
1か月あたりの電気代(1日8時間使用) 1万1,160円

部屋全体を足元から暖めてくれる床暖房ですが、暖める範囲が広いため消費電力も大きく、1日8時間使用すると1か月の電気代が1万1,160円です。温風モード使用時のダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールよりも、床暖房の1か月あたりの電気代は744円とわずかですが高くなります。

ホットカーペットの電気代

3畳用ホットカーペットの一般的な消費電力は400~800W です。ホットカーペットの電気代は、下記のようになります。

■ホットカーペットの電気代

1時間あたりの電気代 12.4~24.8円
1日あたりの電気代(8時間使用) 99.2~198.4円
1か月あたりの電気代(1日8時間使用) 2,976~5,952円

部分的にですが冷えやすい足元から暖めてくれるホットカーペットの1か月の電気代は、1日8時間つかうと5,952円です。温風モード使用時のダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールよりも、ホットカーペットの1か月あたりの電気代は4,464円も安く、6割程度しかかかりません。

こたつの電気代

一般的な4人用のこたつの消費電力は、弱が100W、強が500W程度です。こたつの電気代は、下記のようになります。

■こたつの電気代

1時間あたりの電気代 3.1~15.5円
1日あたりの電気代(8時間使用) 24.8~124円
1か月あたりの電気代(1日8時間使用) 744~3,720円

こたつは1日8時間、1か月つかった場合でも電気代は744~3,720円と、ほかの暖房器具と比べても電気代は安くなっています。ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールと比較すると、こたつの1か月あたりの電気代は6,696~9,672円も安く、弱で使用した場合には10分の1もかかりません。

ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールとこれまで挙げたほかの暖房器具の電気代を比較して、下の表にまとめました。

■ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールとほかの暖房器具の電気代の比較

1時間あたりの電気代 1日あたりの電気代(8時間使用) 1か月あたりの電気代(1日8時間使用)
ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールの温風モード 43.4円 347.2円2 1万416円
セラミックファンヒーター 37.2円 297.6円 8,928円
オイルヒーター 15.5~37.2円 124~297.6円 3,720~8,928円3
電気ストーブ 13.95~27.9円 111.6~223.2円 3,348~6,696円
エアコン(暖房使用時) 20.46円 163.68円 4,910.4円
床暖房 46.5円 372円 1万1,160円
ホットカーペット 12.4~24.8円 99.2~198.4円 2,976~5,952円
こたつ 3.1~15.5円 24.8~124円 744~3,720円

温風モード使用時のダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールとこれまで挙げたほかの暖房器具の電気代を比較すると、かかる電気代は高いことがわかります。つかう際には、なるべく節電を意識した方がいいでしょう。

ダイソン ホットアンドクールの温風モード使用時の電気代を節約する3つの方法

ダイソン ホット アンド クールの温風モード使用時の電気代を節約する方法・ほかの暖房器具と併用する・広い場所でつかわないようにする・サーキュレーターをつかって部屋の空気を循環させる

ダイソン ピュリファイアー ホット アンド クールの温風モード使用時は、ほかの暖房器具と比較しても電気代が高いことがわかりました。ここからは、なるべく電気代を節約する方法をご紹介します。

1 ほかの暖房器具と併用する

帰宅直後でまだ室内温度が低い場合などは、ダイソン ホット アンド クールだけでなく、エアコンやヒーターといったほかの暖房を併用するようにしましょう。ダイソンのホット アンド クールの温風モードは、設定温度に達するまでの時間が長いほど、電気代がかかってしまうためです。

2 広い場所でつかわないようにする

あまり広い場所では、ダイソン ホット アンド クールを温風モードではつかわないようにすることが大切です。一定以上の室内温度がありもう少し部屋を暖めたい場合や、狭い空間をさっと暖めたい場合にはホットアンドクールで十分です。
しかし、広い部屋の場合は部屋全体の温度が暖まるまでに時間がかかり、電気代もかさんでしまいます。

3 サーキュレーターをつかって部屋の空気を循環させる

サーキュレーターは、空気を循環させる目的で使用する家電です。ダイソン ホット アンド クールの温風モードの性能を効率良く活用するために、サーキュレーターを併用してスムーズに温風を行き渡らせれば、電気代も節約できるでしょう。

サーキュレーターのつかい方について詳しく知りたい人は、こちらの記事もご確認ください。

サーキュレーターは置き場所が大事!効果的な使い方を解説

サーキュレーターの正しい使い方を解説します。サーキュレーターの特徴や扇風機との違いのほか、効果的な置き場所・置き方などについて紹介します。

節電も意識しながら、ダイソン ホット アンド クールを年中つかおう

ダイソン ホット アンド クールはコンパクトで多機能といったメリットはあるものの、温風モード使用時の電気代はほかの家電と比べると比較的高いことがわかりました。
電気代の節約も考えている人は、今回ご紹介した節電方法なども取り入れながら、温風モード機能を使用するようにしてくださいね。

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