サーキュレーターは置き場所が大事!効果的な使い方を解説

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直線的な強い風を起こして空気を循環させ、部屋全体の温度を均一にするサーキュレーター。サーキュレーターは、シーズンを問わずさまざまなシーンで活用できる電化製品ですが、その正しいつかい方について知りたいという人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、サーキュレーターの特徴や効果的なつかい方のほか、扇風機との違いやおすすめの置き場所などについてご紹介します。

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目次

サーキュレーターとは?

サーキュレーター(Circulator)とは、日本語で「循環装置」という意味のとおり、強力な風を一直線に送り、部屋の空気を循環させることを目的とした電化製品です。まずは、サーキュレーターの特徴と扇風機との違いについて見ていきましょう。

サーキュレーターの特徴

サーキュレーターは、その部屋の空気を循環させて室内の温度を均一にしてくれるという特徴があります。送風の角度は、真上・斜め・横など自由に変えることが可能。就寝中などに利用できる静音タイプのほか、360°首振り機能が搭載されたタイプ、風量が調節できるタイプ、タイマーやリモコンがついたタイプなど、サーキュレーターにはさまざまな種類があります。

なお、サーキュレーターをつかって部屋の空気をまんべんなく循環させるには、十分な風量が必要です。風量が強いほど、より広い部屋への対応が可能となります。
製品によっては適用畳数が表示されているので、風が届きにくい部屋で使用する場合は、設置したい部屋よりも適用畳数が大きめのサーキュレーターを選ぶといいでしょう。

扇風機との違い

サーキュレーターの見た目は扇風機と似ていますが、その用途は異なります。サーキュレーターと扇風機の大きな違いは、風を送る風量と範囲です。
扇風機は、暑さを感じたときに人が涼しむための家電製品で、広い範囲に一定の穏やかさの風を送ることができますが、サーキュレーターは、空気を循環させることを目的とした家電製品のため、局所的に直線的な風を送ることしかできません。サーキュレーターの羽根は強い風を真っ直ぐ送れるようにファンの前部分に風切り羽根を兼ねた形状のものが装着されており、風にあたって涼むには不向きといえます。

対して、扇風機の風の源になっているファンには、回転方向に対して角度のついた羽根がついています。 このファンの回転によって羽根から空気を押し出されることで、風を送る仕組みです。
空気が押し出される方向は、ファンの羽根から外側に向かって広がるため、扇風機の風は外に向かって広がりながら進むようになります。

サーキュレーターと扇風機の違いについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

サーキュレーターと扇風機の違いは?特徴と電気代節約のコツ

サーキュレーターと扇風機は、いずれも羽根を回転させて風を起こすものですが、用途が異なります。それぞれの特徴、おすすめの選び方、電気代を節約するコツをご紹介します。

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サーキュレーターの使い方

サーキュレーターは、日々の暮らしの中のさまざまな場面で活躍してくれます。ここでは、サーキュレーターのつかい方について紹介します。

冷暖気を循環させる

サーキュレーターは、風を起こすことで空気を循環させる働きがあるため、冷暖房機能のあるエアコンとの併用がおすすめです。「冷たい空気は下に向かい、暖かい空気は上に向かう」という空気の性質を利用して置く場所を工夫すると、エアコンからの風を効率的に部屋全体に届けることができ、節電効果が期待できます。

部屋の換気をする

部屋の空気にはハウスダストや花粉などが浮遊しているため、正しく室内の換気をすることで、空気を快適に保つことができます。また、室内の一酸化炭素などの濃度が高いと、人の健康に悪い影響を及ぼすことも…。サーキュレーターをつかうことで、空気の循環を生み出し、室内の密閉された空気を室外に押し出してくれます。

特に梅雨の時期は湿度が高くなり、外にいても室内にいてもジメジメした空気に不快に思うことが多くなります。湿気の原因によるカビやダニの発生を防いだり、感染症対策のために空気の入れ替えを行ったりする際などにサーキュレーターが役立つでしょう。

洗濯物を早く乾燥させる

梅雨時期や外干しだけでは洗濯物の乾きが悪い冬の時期、室内で洗濯物を乾かす際にサーキュレーターは便利です。
サーキュレーターは送風が直線的で強力なため、部屋干しの洗濯物を早く乾燥させることができます。衣類だけでなく、靴干しのときも重宝するはずです。

シーン別・サーキュレーターの効果的な使い方とは?

続いては、サーキュレーターの効果的なつかい方をご紹介します。シーンごとの効果的なつかい方や置き場所について詳しく見ていきましょう。

エアコンの冷房と併用するときの使い方

■エアコンの冷房の場合

冷たい空気は下に向かうという空気の性質を利用します。エアコンを冷房でつかうときは、たまった冷気をサーキュレーターで循環させるようにしましょう。
サーキュレーターは基本、エアコンの対角線上に置き、下部(床)にたまりがちな冷たい風をエアコンの送風口に向けて送り込むようにします。

・2部屋の空気を循環させたい場合

エアコンの冷房とサーキュレーターを併用し2部屋の空気を循環させたい場合の置き方:サーキュレーターはエアコンを背にして対角線上に置く

2部屋が続いていて1つの部屋にのみエアコンがあるときは、エアコンを背にしてサーキュレーターを置きます。床にたまってしまう冷気をサーキュレーターによる送風で隣の部屋にも届け、空気が循環することによりどちらの部屋も快適度が高まります。

・ロフトのある部屋の空気を循環させたい場合

エアコンの冷房と併用しロフトのある部屋の空気を循環させたい場合のサーキュレーターの置き方:サーキュレーターは1台をエアコンを背にして置く。もう1台はロフトからエアコンの送風口へ向けて置く。

暖かい空気は上に行く性質があり、ロフトがある部屋の場合、暑い夏場はロフトの周辺に熱がこもってそこだけ温度が上がってしまいがちです。その際は、サーキュレーターを2台用意し、1階に1台、ロフトに1台設置します。
1階に設置するサーキュレーターは、エアコンに背を向け冷気がロフトに行くようにします。そしてロフトに設置するサーキュレーターは斜め上に向けることで、1階から届いた冷気を循環させることができます。

エアコンの暖房と併用するときの使い方

■エアコンの暖房の場合

暖房使用時にサーキュレーターをつかうと、「送風によって寒さを感じてしまうのでは?」と思われがちですが、暖かい空気を循環させることで、暖房効率がアップするのです。
なお、暖かい空気は上部(天井)にたまる性質があるため、冷房使用時と同様にエアコンの対角線上にサーキュレーターを置き、エアコンの送風口に向けて風をあてるようにします。対角線上に置くのが難しい場合は、サーキュレーターを真上に向けて天井に向かって風が進むようにするのが基本の置き方です。

・2部屋の空気を循環させたい場合

エアコンの暖房とサーキュレーターを併用し2部屋の空気を循環させたい場合の置き方:部屋の中央にサーキュレーターを置き、真上に向ける。

エアコンのある部屋の中央部分にサーキュレーターを置き、真上に向けて暖気を分散させるようにしましょう。それにより、下にたまった冷気を吸い込んで送り出し、天井部分にたまっている暖気と混ざり合って暖かい空気の循環が生まれます。

・ロフトのある部屋の空気を循環させたい場合

エアコンの暖房と併用しロフトのある部屋の空気を循環させたい場合のサーキュレーターの置き方:サーキュレーターは1台をエアコンを真下に置き、真上に向ける。もう1台はロフトから階下のサーキュレーターに向けて置く。

ロフトタイプの部屋は高さがあるため、寒い冬の季節は暖気がロフト部分に集中してしまいがち。そんなときは、サーキュレーターを2台用意し、1階に1台、ロフトに1台設置するのがおすすめです。
1階のサーキュレーターはエアコンの下に真上に向けておき、空気の流れを作ります。ロフトのサーキュレーターはなるべく壁側と反対側に置き、斜め下に向けて暖気を階下に送るようにすることで、暖かい空気を循環させることが可能です。

部屋の換気をしたいときの使い方

室内の空気の入れ替えにも、サーキュレーターは役立ちます。窓がない部屋や、窓が少なく換気が十分に行えない場合のつかい方は下記のとおりです。

・窓が1つしかない部屋を換気させたい場合

リビングや寝室などで窓が1つしかない場合、窓を開けるだけでは空気の流れを作り出すのは難しいものです。サーキュレーターは、後ろから取り込んだ空気を前方に送り出す働きがあります。部屋の窓を開け、サーキュレーターを窓際やベランダに向けて置き、室内の熱のこもった空気を外に出すようにしましょう。

・窓がない部屋を換気させたい場合

窓がない部屋を換気させたいときは、まずドアを全開にします。そして、部屋の中のドアに近い場所にサーキュレーターを置き、ドアに向かって運転させます。それにより、たまった部屋の空気を外に送り出すことができ、さらにドアの外の空気を取り込むことも可能です。

洗濯物を乾かすときの使い方

洗濯物を部屋干しする場合は、その真下にサーキュレーターを設置します。洗濯物すべてに風があたるようにすることで、洗濯物を早く乾燥させることができます。
また、首振り機能があるタイプのサーキュレーターの場合は、まんべんなく風を送ることで、よりスピーディーに乾かすことが可能です。干すときは、洗濯物のあいだになるべく隙間を空けることでより空気の循環が良くなり、生乾きを防げます。

サーキュレーターの電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事もご確認ください。

サーキュレーターの電気代は?エアコン併用の場合や節約方法を紹介

サーキュレーターの電気代はどのくらいかかるのでしょうか。搭載するモーター別にかかる電気代やエアコンと併用した際に削減できる電気代、節電方法などを紹介します。

サーキュレーターは、置き方を工夫することで節電効果を発揮する

サーキュレーターは、その特性を理解し、置き方を工夫することで、換気や洗濯物の部屋干しだけでなく、節電効果も期待できます。近年は、衣類乾燥機能や除菌機能を兼ね備えたものや360°の首振りができるタイプのサーキュレーターも登場しており、つかい方はますます広がっています。
サーキュレーターを、快適な暮らしづくりに役立ててみてはいかがでしょうか。

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  • 2023年8月1日時点の情報です。
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