電気が止まった!その原因とは?未払いから何か月で電気が止まるのかについても紹介

SHARE

「部屋の電気が急に止まった」という経験がある人もいるでしょう。電気が止まる原因は、電気の使いすぎや漏電などによってブレーカーが落ちたときや、自然災害で停電が起きた場合などさまざまあります。

電気料金の未払いも、電気が止まる原因の一つです。では、電気料金の支払い期限日を過ぎると何日で電気が止まるのでしょうか。

この記事では、電気が止まる原因や、電気料金未払いから電気供給を止められるまでの時間などについて詳しく解説します。復旧の手順や所要時間、未払いによるペナルティ、電気料金の未払いを防ぐ方法についても解説するため、電気が止まって困っている人や家計管理に不安を感じている人はぜひ参考にしてください。

ドコモでんきで、お得なdポイント還元を実現。お申込みはこちらから

ドコモでんきで、お得なdポイント還元を実現。お申込みはこちらから

目次

電気が止まった原因

家の電気が止まると、夜に照明をつけられずに部屋が暗いままになったり、エアコンで室温を調整できなかったりするなど、生活に大きな支障をきたすでしょう。電気が止まる原因は複数考えられますが、主な原因は以下のとおりです。

・ブレーカーの停止
・自然災害
・電気工事
・電気料金の未払い

電気が止まる原因として多く見られるのが、ブレーカーの停止です。ブレーカーが停止する事象には、主に以下が挙げられます。

・契約しているアンペア数以上の電力を一気に使用する
・電気回路で漏電している

また、台風や地震などの自然災害によって停電が起きるケースもあります。これは、ものが飛ばされたり土砂崩れが起きたりすることで、電線が切れた際に発生します。

さらに、電気工事によって一時的に送電が停止され、電気が止まったケースもあります。工事によって電気が止まる場合は、事前に通知が届くケースが多いため、時間帯などを把握しておきましょう。

上記のようなケースではなく電気が止まった場合は、電気料金の未払いが原因と考えられます。電力会社は、料金が支払われない状態が続くと、電気の供給を停止します。このような事態を避けるためにも、普段から支払い状況には注意を払いましょう。

なお、ブレーカーが落ちる原因や復旧方法などについて詳しくは以下で解説しています。

ブレーカーが落ちる原因は?復旧方法や落ちないための対策も紹介

ブレーカーの種類別に、役割や落ちる原因、復旧方法を紹介します。ブレーカーがよく落ちて困るという人は、ブレーカーが落ちないようにする対策を参考にしてみてください。

未払いから何か月で電気が止まる?

電気料金の未払いが続くと、電力会社からの電気供給が停止されます。ここでは、料金の未払いから電気が止まるまでの期間や流れについて見ていきましょう。

一般的に支払い期限の翌日~20日以降に電気が止められる

電気料金の支払いが滞ると、一定期間後に電気の供給が停止されます。電力会社によって異なりますが、支払い期限の翌日~20日を過ぎると、電気の供給が停止されるのが一般的です。

支払い期限は、毎月の検針票やコンビニで支払う伝票に記載されているため、毎月確認しましょう。

電気が止まるまでの流れ

電気が止まるまでには、いくつかの段階があります。前提として、電気の使用者は、月々の電気料金を各電力会社が定めている「支払い期限日」までに支払う必要があります。電気料金の支払い期限は、検針日の翌日~30日以内に設定されることが一般的です。しかし、期限内に支払いが確認できない場合は、電力会社より通知および督促が届きます。この時点ではまだ電気の供給は停止されませんが、督促に応じなかった場合は、最終的に電気が止められます。

次項では、各電力会社の支払い期限日・最終期日と支払い期限日を過ぎた場合の延滞料金の有無について解説します。

各電力会社の支払い期限日と最終期日

以下は、電力会社の大手10社の支払い期限日と最終期日をまとめた表です。

電力会社名 支払い期限日 支払い最終期日
北海道電力 検針日の翌日~30日目 指定の支払い期限日翌日~20日目
東北電力 検針日の翌日~30日目 指定の支払い期限日翌日~20日目
東京電力エナジーパートナー 検針日の翌日~30日目 指定の支払い期限日翌日~20日目
中部電力ミライズ 検針日の翌日~30日目 指定の支払い期限日翌日~20日目
北陸電力 検針日の翌日~30日目 検針日~50日以内
関西電力 検針日の翌日~30日目 指定の支払い期限日翌日~20日目
中国電力 検針日の翌日~30日目 指定の支払い期限日翌日~20日目
四国電力 検針日の翌日~30日目 指定の支払い期限日翌日~20日目
九州電力 検針日の翌日~30日目 指定の支払い期限日翌日~20日目
沖縄電力 検針日の翌日~30日目 指定の支払い期限日翌日~20日目
(一部地域では30日目)

このように、ほとんどの電力会社で、支払い期限日を過ぎた20日後が最終期日として設定されています。最終期日までに支払いが済んでいないと電気が止まるため、期限内に支払う必要があります。

支払い期限日を過ぎた場合は延滞料金が課せられる可能性もある

電気料金の支払い期限を過ぎても未払いの状態が続くと、延滞料金が課せられるケースがあります。利息は各社によって変動しますが、たとえば東北電力の場合は年利10%前後で計算されます。

東北電力の1日あたりの利息は約0.03%であり、支払いが遅れるほど延滞利息が加算される仕組みです。たとえば、10,000円の電気料金を20日間滞納した場合、60円程度の利息が課せられます。

この延滞料金は、契約者にとって追加の負担となるため、できるだけ早く料金を支払うことが大切です。延滞が続くと電気が止められるだけでなく、最終的には契約自体が解除されるリスクもあるため、注意してください。

送電を再開するには?

電気が止まっても適切な手順を踏めば、送電を再開することが可能です。ここからは、送電を再開する具体的な方法について解説します。

1.未払いの電気料金をすべて支払う

電気の供給を再開させる第一歩は、滞納料金の支払いを済ませることです。未払い分をすべて清算することで、停止された電気を再び使用できるようになります。なお、延滞料金を支払う際は、電力会社から送付された催促状に記載されている方法で行います。

支払い方法はさまざまですが、銀行窓口やコンビニなどで支払うのが一般的です。また、クレジットカードでの支払いもできます。ただし、支払い方法によっては手数料がかかる場合がある点を覚えておきましょう。

また、長期間家を空けていたり、督促状を無視し続けたりし、未払い額が高額になっている場合は、一括での支払いが困難なこともあるかもしれません。電力会社に分割払い対応ができるか相談してみましょう。

2.電力会社へ連絡して再開されるのを待つ

料金の支払いが終わったら、電力会社に連絡して供給再開を依頼します。電力会社によっては、検針票に記載されているお客さま番号が必要となるケースもあるため、準備しておきましょう。

電力会社での手続き後は、電気の供給再開までしばらく待たなければなりません。送電までにかかる時間は、スマートメーターかアナログメーターかによって異なります。送電が再開される時間については、次項にて解説します。

電気供給が再開した際の安全確保も重要です。特にドライヤー、ストーブ、アイロン、電熱機器など、火災の原因となりかねない電気製品については、電気の供給が再開される前に電源スイッチがOFFになっているか確認してください。

送電が再開するまでにどのくらいの時間がかかる?

電気料金を支払ったあとに送電再開の手続きを行っても、電気を使えるようになるまでには一定の時間がかかります。ここでは、送電再開に要する時間について、詳しく見ていきます。

スマートメーターの場合

電気の使用量を自動で計測するスマートメーターが設置されている物件では、電気が迅速に復旧するケースが多いです。電力会社によって若干の違いはありますが、早い場合は5分程度、遅くとも30分ほどで電気が復旧する場合が多いです。

迅速に復旧できるのは、電力会社がスマートメーターを遠隔操作できるためです。後述するアナログメーターのように作業員が現地に赴いて作業を行う必要がないため、迅速に対応できます。

ただし、通信環境が悪く遠隔操作ができない場合は、作業員が現地に赴いて対応することになり、復旧までに1~3時間ほどかかるでしょう。

スマートメーターの概要や導入するメリット・デメリットについては、以下で詳しく解説しています。

スマートメーターとは?導入メリット・デメリットや仕組みを解説

スマートメーターとは、どのようなものなのでしょうか。スマートメーターが持つ機能や特徴のほか、導入によるメリット・デメリット、導入の流れについて解説します。

アナログメーターの場合

アナログメーターを使用している物件では、現地で作業員が対応しなければならないため、電気の復旧までに時間がかかる傾向があります。作業員の手配や現場までの移動時間がかかり、状況によっては復旧までに半日以上の時間がかかることもあります。

さらに、連絡するタイミングによっては、翌日まで復旧されないケースも考えられるでしょう。そのため、アナログメーターが設置されている物件の場合は、できるだけ早く電力会社へ連絡することが重要です。当日中の対応を希望する場合は、午前中に手続きを行うとよいでしょう。

夜間に送電を申し込んだ場合は再開が翌日になる可能性がある

料金支払いや復旧の手続きを夜間に行った場合、電気の復旧が翌日以降になる可能性があります。電力会社の営業時間外である夜間に送電を申し込んでも、すぐには作業が行われないことが一般的です。

夜間に電気が止まってしまった場合は、翌朝の早い時間帯に電力会社に連絡するのがよいでしょう。

電気料金の未払いは電気が止まる以外にもペナルティはある?

電気料金の未払いによって電気が止まると、電化製品が使えなくなる以外にもいくつかのペナルティを受ける可能性があります。ここからは、電気料金未払いの主なペナルティについて詳しく解説します。

信用に傷がつく可能性がある

電気料金を遅延しても、基本的に「ブラックリスト」には載りません。しかし、支払い方法によっては信用情報機関に登録されます。特に注意が必要なのは、クレジットカードで支払いをしている場合です。

支払いをクレジットカードで行っていた場合、料金未払いはクレジットカード会社への支払い遅延の扱いとなるため、信用情報機関のブラックリストに載る可能性が出てくるでしょう。ブラックリスト入りした場合、新たなクレジットカードの作成や、住宅ローンの審査に影響をおよぼす可能性があります。

強制解約となる可能性がある

電気が止まったあとも電気料金を支払わない場合、電力会社によって強制的に契約を解除される可能性があります。これは通常、電気が止まってから10~15日程度で行われるケースが多いです。強制解約されると、再び電気の供給を受けるためには新規契約を結び直さなければなりません。

強制解約は単に不便というだけでなく、さまざまな面に影響をおよぼす可能性があります。たとえば、電気料金の未払いが悪質であると判断されると、再契約やほかの電力会社への乗り換えが困難となるケースもあるでしょう。

電力会社から保証金を求められる可能性がある

未払いにより電気が停止され、再度送電を希望する際には、電力会社から保証金を求められるケースもあります。保証金は、将来の支払い不履行を防ぐのが目的です。保証金の額は、月額予想料金の3か月分を超過しない範囲で設定されるケースが多いです。

この保証金は、将来の料金の支払いに充当されるものではなく、あくまで支払いの保証として預かるものです。そのため、契約が終了し、未払いがない状態であれば返還されます。

保証金の有無は、過去の支払い履歴や滞納の程度によって判断されます。そのため、電気料金の未払いが常習犯の場合は、ペナルティの可能性が高まるでしょう。

電気料金の未払いを防ぐには?

電気料金の未払いを防ぐためには、計画的な支払い管理が欠かせません。日々の支出を把握し、電気代を含むライフラインの費用を毎月の支出に組み込むことで、未払いを防げます。

また、まとまった貯蓄があったとしても、支払い方法次第ではつい対応を忘れてしまうケースもあるでしょう。このような場合は、支払い方法を工夫することで、支払い忘れを防げます。以下で紹介するポイントを参考にして、電気料金の未払いを予防しましょう。

日頃からライフラインに関する支出計画を立てる

電気料金を含むライフラインの費用は毎月必ず発生するため、あらかじめ月々の固定費に組み込んでおくことが大切です。収入に合わせた支出計画を立て、余裕を持った支払いスケジュールを作ることで、支払い不能になる状況を回避できるでしょう。毎月の電気代を見積もり、その分を家計に組み込むことで、計画的な管理が可能になります。

もし家計に余裕がない場合は、電気料金を抑える工夫を取り入れることも効果的です。たとえば冷蔵庫のドアの開け閉めを最小限にしたり、照明をこまめに消したりなどの節電をすれば、電気料金を抑えられます。電気料金を抑えて月々の支払い負担を軽減し、未払いのリスクを低減できるでしょう。

電気代がかかる家電ランキング10選!年間の消費電力で徹底比較

年間の電気代が高い家電は、エアコン、冷蔵庫、照明、テレビ、パソコンなどです。各家電の電気代と消費電力の計算方法、節電方法について解説します。

電気代の節約方法は?効果的な4つの節約術を詳しく解説

近年値上げが続く電気代。節約を考える方に向けて、効率的な家電のつかい方や省エネ製品への買い替え、電力契約や生活スタイルの見直しなど、4つの節約方法を紹介します。

支払い方法を自動引落としやカード払いにする

電気料金の支払いを忘れがちな人は、口座からの自動引落としやクレジットカード払いがおすすめです。自動引落としを設定すれば、毎月決まった日に口座から自動的に支払われるため、支払いを忘れる心配がなくなります。また、クレジットカード払いを選択した場合、支払い額に応じてポイントがたまるのも魅力です。

さらに、最近ではスマホアプリを使った支払い方法も普及しています。専用のアプリで電気代の払込用紙に記載されたバーコードをスキャンするだけで支払えるため便利です。これらの方法を活用すれば、支払い忘れを防ぎつつ、毎月の電気料金の管理がより効率的になるでしょう。

まとめ

電気は、ブレーカーが落ちたり、事前災害によって電線が切れたりするなどさまざまな原因で止まります。電気料金の支払いを忘れてしまい電気が止まった際には、未払い分の支払いと電力会社への連絡が必要です。スマートメーターが設置されている場合は、迅速に電気が復旧しますが、アナログメーターの場合は時間がかかることがあります。さらに、未払いは信用情報に影響を及ぼし、強制解約や保証金の請求といったペナルティを課せられることがあるため、計画的な支払いが重要です。

新電力への切り替えをお考えの方は、「ドコモでんき」をご検討ください。ドコモでんきは、今の電力会社への解約手続きや工事などの立ち合いも原則不要です。利用開始までお客さまの作業はなく、乗り換え手続きが簡単に行えます。また、ライフスタイルに応じて「地球にやさしいドコモでんき Green」と「dポイントがお得にたまるドコモでんき Basic」の2プランから選択できます。電力の供給力は従来の大手電力会社と変わりないため、あんしんしてご利用ください。

ドコモでんきで、お得なdポイント還元を実現。お申込みはこちらから

ドコモでんきで、お得なdポイント還元を実現。お申込みはこちらから
SHARE