800Wの電気代はいくら?電化製品・家電の電気代や計算方法を紹介

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電気代は、毎月かかる光熱費のなかでも多くを占める出費であり、「節約したい」と考えている人は多いでしょう。電気代を上手に節約するには、ただ電気の使用を控えるのではなく、消費電力が大きい電化製品からつかい方を見直すことが大切です。

この記事では、日々の暮らしのなかで使用頻度が高い800Wの電化製品に注目し、主な製品の電気代や節約方法をご紹介します。

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目次

消費電力800Wの電化製品にかかる電気代はどのくらい?

消費電力800Wの電化製品にかかる電気代は、具体的にどれくらいなのでしょうか。それを知るために、まずは電化製品に表示されている「W(ワット)」の意味を確認しておきましょう。
Wは、電化製品を動かすために必要な電力を表す単位で、電化製品ごとに数値が異なります。W数は、電化製品についている取扱説明書やラベル、メーカーのWebサイトなどで調べることができます。

電化製品の電気代を知りたいときは、消費電力(W)、製品を使用した時間、月間の電力使用量で設定される料金単価を調べ、以下の式を用いて計算してください。

<電化製品の電気代の計算式>
電化製品の電気代(円)=1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)

800Wの電化製品の電気代は以下のとおりです。

  • 1kWhあたりの電気料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が制定している2024年4月時点の電気料金の目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。

■消費電力が800Wの電化製品にかかる電気代

使用時間 電気代
1時間あたり 約25円
1日(8時間)あたり 約200円
1か月あたり 約6,000円
1年あたり 約7万2,000円

なお、電化製品はW数が大きいほど消費電力も大きくなるため、節電の優先順位を考える目安として活用してください。ただし、W数が小さくても、使用頻度や1回あたりの使用時間によっては電気代が高くなることもあるため注意が必要です。

消費電力について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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800Wの電化製品の種類

消費電力が800Wの電化製品といっても、具体的なイメージがわかない人もいるかもしれません。身近にある消費電力800Wの主な電化製品は以下のとおりです。

800Wの主な電化製品・洗濯乾燥機(乾燥時)・ドライヤー・サイクロン式掃除機・電気ストーブ

洗濯乾燥機は、乾燥時の消費電力が800Wに達します。乾燥には一定の時間がかかるため、毎日使用すると電気代は高くなるでしょう。ドライヤー、サイクロン式掃除機もほぼ毎日つかいますが、使用時間が比較的短いため、洗濯乾燥機より電気代を抑えることが可能です。
冬季につかう電気ストーブは、単体で使用すると部屋が暖まるのに時間がかかり、電気代が高くなる原因になります。エアコンと併用するなど、つかい方を工夫して、電気代を節約することをおすすめします。

800Wの洗濯乾燥機(乾燥時)にかかる電気代

昼間に洗濯物を干せない共働き家庭や、外干しが難しい梅雨の時期などに活躍するのが洗濯乾燥機です。洗濯物を入れてスタートすれば、洗濯から乾燥までを全自動で行ってくれる便利さで、広く普及しました。
「育ち盛りのお子さまがいる」「家族の人数が多い」といった理由で洗濯物の量が多い家庭では、洗濯物を干して取り込む必要がない洗濯乾燥機をつかえば、手間と時間を大幅に省略可能です。

洗濯乾燥機で最も電力を消費するのは、洗濯した衣類を乾燥させるタイミングです。ここでは、乾燥時の消費電力800Wの洗濯乾燥機を1回90分、1日180分使用した場合を想定して、1回あたり、1日あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代をご紹介します。

■800Wの洗濯乾燥機(乾燥時)にかかる電気代

使用時間 電気代
1回(90分)あたり 約37円
1日(180分)あたり 約74円
1か月あたり 約2,220円
1年あたり 約2万6,640円

洗濯乾燥機の1日(180分)あたりの電気代は約74円です。1日単位で考えるとそれほど高く感じませんが、1か月単位では2,000円を超え、かなり高くなることがわかります。

800Wの洗濯乾燥機にかかる電気代を節約する方法

800Wの洗濯乾燥機にかかる電気代を節約するには、いくつか方法があります。主な方法は以下のとおりです。

十分に脱水してから乾燥にかける

800Wの洗濯乾燥機にかかる電気代を節約する方法のひとつは、十分に脱水してから乾燥にかけることです。洗濯乾燥機の電気代は洗濯よりも乾燥のほうが高いため、脱水が十分でない状態だと、乾燥時間が長くなって電気代が高くなります。あらかじめ脱水して水気をしっかり切っておけば、乾燥時間を短くすることができ、全体の時間短縮と電気代の節約につながります。
洗濯物の生乾きを防ぐためにも、乾燥前にしっかり脱水するようにしてください。

一度に乾燥させる量を減らす

一度に乾燥させる量を減らすことも、800Wの洗濯乾燥機にかかる電気代を節約する方法のひとつです。洗濯物を多く入れすぎると乾燥に時間がかかり、電気代が高くなります。洗濯できる容量と乾燥に適した容量を取扱説明書などでチェックして、記載されている容量以上の洗濯物は入れないようにしましょう。

フィルターの掃除をこまめにする

洗濯乾燥機についているフィルターの掃除をこまめにすることも、電気代の節約につながります。乾燥時に出た衣類の糸くずやほこりなどを付着したままにしておくと、乾燥の効率が悪くなるばかりか、故障の原因にもつながります。絞ったタオルなどで定期的に拭き取り、汚れが取りきれなくなったらフィルターの交換を検討してください。

洗濯乾燥機の電気代と節約方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

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800Wのドライヤーにかかる電気代

ドライヤーは、髪の毛を手早く乾かしたり、セットしたりするのに欠かせない電化製品です。風量が多く短時間で乾かせるタイプや、ヘアケアができるなどの多機能タイプは消費電力が大きくなりますが、一般的なモデルだと800W前後です。ただし、髪の毛の量、つかう人数などによって使用時間が長くなると、電気代も高くなります。

800Wのドライヤーを1日10分つかうと想定した場合の、1日あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は以下のとおりです。

■800Wのドライヤーにかかる電気代

使用時間 電気代
1日(10分)あたり 約4円
1か月あたり 約120円
1年あたり 約1,440円

800Wのドライヤーの電気代は、1日10分程度の使用なら約4円ですが、1年間では1,500円近くになります。使用時間が長いほど電気代は高くなるため、どれだけ使用時間を短縮できるかが節電のカギになりそうです。特に、消費電力が一番多い「強風」モードの使用時間を短くするのがポイントとなるでしょう。

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800Wのドライヤーにかかる電気代を節約する方法

800Wのドライヤーにかかる電気代を上手に節約する方法を3つご紹介します。ドライヤーの電気代を節約する際の参考にしてください。

タオルで髪の水分を取ってからつかう

タオルで髪の水分をできるだけ取ってからドライヤーをつかうことは、節電の基本的な方法です。吸水力の高いマイクロファイバー製のタオルなどをつかい、髪全体の水分をしっかり取ってから乾かし始めれば、ドライヤーの使用時間を短縮できます。

湿度の低い場所でつかう

湿度の低い場所でつかうことも、ドライヤーの電気代を節約するひとつの方法です。ドライヤーは周囲の空気を吸い込んで温風に変える電化製品であるため、湿度が高いとカラッとした温風が出にくく、髪が乾きにくくなります。リビングや自室など、できるだけお風呂の湿度が影響しない場所でつかうことをおすすめします。

温風と冷風をつかい分ける

800Wのドライヤーにかかる電気代を節約するには、温風と冷風をつかい分けることもひとつの方法です。髪を早く乾かすには温風が最適ですが、温風をつかう時間が長いと消費電力が増えて電気代は高くなります。全体をさっと乾かすときは温風をつかい、仕上げは冷風で乾かすようにして、節電につなげましょう。温風で乾かし続けるより、髪に優しいのもメリットです。

また、強風モードでつかい続けるのも電気代がかさむ原因となるため、根元は強風、毛先は中風から弱風といったように、風量も適宜コントロールしてつかうことをおすすめします。

800Wのサイクロン式掃除機にかかる電気代

サイクロン式掃除機は、ゴミと空気をいっしょに吸引し、遠心力で分離してゴミだけを集めるタイプの掃除機です。紙パックが不要でランニングコストが削減できる上、吸引力が持続することから、使用している人も多いのではないでしょうか。

800Wのサイクロン式掃除機を1日30分つかった場合、1日あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は以下のとおりです。

■800Wのサイクロン式掃除機にかかる電気代

使用時間 電気代
1日(30分)あたり 約12円
1か月あたり 約360円
1年あたり 約4,320円

800Wのサイクロン式掃除機の電気代は、1日12円ほどです。掃除機をつかう場所を見直し、場所によってはほうきやフロア用ウエットシートなどで掃除することで、電気代を節約可能です。カーペットは、粘着クリーナーをつかってほこりを取ることもできます。

800Wのサイクロン式掃除機にかかる電気代を節約する方法

800Wのサイクロン式掃除機にかかる電気代は、さらに節約することができます。主な節約方法は以下の3つです。

スイッチのオンとオフを繰り返さない

サイクロン式掃除機の電気代を節約するには、スイッチのオンとオフを繰り返さないことが大切です。掃除機が最も電力を消費するのは、電源を入れてパワーを出すときです。部屋を移動するたびに電源をつけたり切ったりしていると、消費電力量が増えて電気代がかさむ原因になります。電源を一度入れたら、できるだけ切らずに済むよう、効率的に部屋を移動して掃除することをおすすめします。

吸引力の強さをつかい分ける

サイクロン式掃除機の吸引力の強さをつかい分けることも、電気代を節約するひとつの方法です。サイクロン式掃除機に限らず、掃除機は一般的に「強・中・弱」の切り替えによって吸引力の強さをコントロールすることができ、「強」の消費電力は「弱」の約5倍になります。「強」の消費電力が800Wの場合、「弱」だと160Wとなるため、電気代を節約できます。電気代は吸引力によっても変わるため、ほこりが取りにくいカーペットなどは「強」、簡単にほこりを吸い込めるフローリングでは「弱」にするなど、掃除する場所に合わせてモードをつかい分けてください。

定期的にメンテナンスする

サイクロン式掃除機にかかる電気代を節約したい場合は、定期的にメンテナンスするとよいでしょう。サイクロン式掃除機は、分離したゴミがダストカップに溜まる方式になっています。ゴミが溜まったままにしておくと、吸引力が落ち、消費電力の無駄遣いにつながるため、定期的にメンテナンスすることをおすすめします。

800Wの電気ストーブにかかる電気代

部屋全体を暖めるのに適したエアコンに対して、電気ストーブは足元や手などを局所的に温めるのに適した暖房器具です。電源を入れればすぐに温まるので、帰宅してすぐに暖を取りたいときなどに重宝します。
800Wの電気ストーブを1日1時間使った場合、1日あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は以下のとおりです。

■800Wの電気ストーブにかかる電気代

使用時間 電気代
1日(1時間)あたり 約25円
1か月あたり 約750円
1年あたり 約9,000円

電気ストーブは、遠赤外線が当たる部分をすぐに温めることができますが、部屋全体を暖めるには適していません。このような特徴を理解し、効率的なつかい方をするようにしないと、電気代が高くなるため注意が必要です。

800Wの電気ストーブにかかる電気代を節約する方法

800Wの電気ストーブにかかる電気代を節約する方法は、主に以下の2つです。できることから実践してみましょう。

エアコンなどほかの暖房器具と併用する

電気ストーブの電気代を節約する方法のひとつは、エアコンなどほかの暖房器具と併用することです。電気ストーブは、部屋全体を暖めるのには適していないため、単体でつかうと使用時間が長くなりがちです。電気ストーブで一時的に暖をとりながら、エアコンで部屋全体の温度を上げ、全体が暖まったら電気ストーブは切ることをおすすめします。

置き場所を考慮する

置き場所を考慮することでも、電気ストーブにかかる電気代を節約可能です。電気ストーブの即暖性は、仕事をするデスクの足元、脱衣所、キッチンなど、範囲が限られた場所を暖めたい場合に活かせます。置き場所を工夫して、電気の無駄遣いを減らしてください。

800Wの電化製品のつかい方を工夫して、電気代を節約しよう

800Wの電化製品は、身近に多くあります。日常的につかうものも多いため、電気代を節約するためには日々の節電意識と工夫が不可欠です。小さな工夫を積み重ねることで、大きな節電効果が得られます。つかい方を工夫して、電気代の節約につなげてください。

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