1,000W(1kW)電化製品の電気代は?主な製品の電気代や節電方法を紹介

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普段の暮らしの中でつかうさまざまな電化製品の中には、稼働したときの消費電力が1,000Wを超えるものが意外と多くあります。消費電力とは、電化製品を動かす際につかわれる電力のこと。消費電力が大きい電化製品を長時間つかえば、当然ながら電気代は高くなります。

しかし、実際に1,000Wの電化製品を使用したときの電気代がいくらになるか、具体的に把握している人は少ないのではないでしょうか。

そこで本記事では、1,000Wを超える主な電化製品とその電気代のほか、すぐに実践できる節約術などについてご紹介します。

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目次

消費電力1,000Wの電気代はどのぐらい?

電化製品の電気代は、消費電力の大きさと使用した時間、電気料金の単価によって決まります。消費電力1,000Wの電化製品にかかる電気代は、下記のとおりです。

  • 電気代を算出する際の電力量料金単価は、すべて31円/kWhで計算しています。

■消費電力が1,000Wの電化製品にかかる電気代

使用時間 電気代
1分あたり 約0.52円
1日(30分使用時)あたり 約15.5円
1か月あたり 約465円

1,000Wというとかなり消費電力が大きいように感じますが、1分あたりでは1円もかからず、1日30分毎日つかったとしても、1か月で500円もかからないことがわかります。

とはいえ、電気代はつかう電化製品によって、つかう頻度も時間も変わります。消費電力が1,000Wのさまざまな電化製品について、どのくらい電気代がかかるのかを見ていきましょう。

電気代の計算方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

電気代の計算方法は?電化製品ごとの電気代を知って効果的な節約を

電気代の計算方法がわかれば、節電にもつながるはずです。電気料金の仕組みや電化製品ごとの電気代の計算方法のほか、電気代の節約方法なども解説します。

1,000Wの主な電化製品には何がある?

1,000Wの主な電化製品 エアコン 掃除機 ドライヤー 電気ポット

消費電力が1,000Wの電化製品には、エアコンや掃除機、ドライヤー、電気ポットなど、さまざまな種類があります。
ただし、これらの商品は1,000Wの消費電力のものが多いだけで、必ずしも1,000Wというわけではありません。たとえば、消費電力600Wのエアコンなども多く販売されています。

もし自宅で使用している電化製品の消費電力について知りたいときは、商品を販売しているメーカーのWebサイトや電化製品の取扱説明書、もしくは製品に貼られたシールなどに記載されているので、確認してみましょう。

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1,000Wのエアコンにかかる電気代

1,000Wのエアコンをつかったときにかかる、1日あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は、以下のとおりです。

■1,000Wのエアコンにかかる電気代

使用時間 電気代
1日(10時間使用時)あたり 約310円
1か月あたり 約9,300円
1年あたり 約11万3,150円

1日あたりの電気代だけ見ると300円強とそれほど高くないように感じますが、月単位になると1万円近く、年単位になると11万以上もかかり、家計に与える影響が大きくなるのがわかります。

エアコンにかかる電気代を節約する方法

エアコンにかかる電気代を節約する方法 設定温度を調整する フィルターを定期的に掃除する 設定温度に達するまでは自動モードにする

エアコンにかかる電気代を節約する方法は、大きく3つあります。以下のような方法を試してみてください。

・設定温度を調整する
エアコンは、設定温度、季節、運転モードの選択などによっても、消費電力が変わってきます。
たとえば、寒い冬の日に帰宅し、「とにかく部屋を暖めたい」と考えて設定温度を高くしすぎると、外気温との差が大きいために消費電力が多くなり、電気代が高くなってしまいます。夏の暑い日に設定温度を低くしすぎた場合も同様です。
つまり、エアコンの設定温度を冬は下げ、夏は上げることが大切です。環境省は、快適性を維持しつつ省エネを実現できる室温として、夏季28℃、冬季20℃を推奨しています。夏の冷房時に設定温度を1℃上げた場合の消費電力量は約13%、冬の暖房時に設定温度を1℃下げた場合の消費電力量は約10%削減されるとされているため、設定温度1℃の上げ下げからはじめることをおすすめします。

・フィルターを定期的に掃除する
エアコンのフィルターが汚れていると送風が非効率になり、電気代がかさんでしまいます。資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」によると、フィルターが目詰りしているエアコン(2.2kW)をそのまま使用した場合と比べ、フィルターを月に1~2回清掃して使用した場合では、年間で31.95kWh電力量を削減でき、電気代を約990円節約できることがわかっています。
さらに、室外機の周りを整えておくことも重要です。エアコンは、熱を運ぶ冷媒が室内機と室外機をつなぐパイプの中を巡ることで室内の気温をコントロールしています。室外機の周りに物があると空気が循環しにくくなり、冷房・暖房ともにエアコンの効率が悪くなるため、室外機周りに物を置かないようにしてください。

・設定温度に達するまでは自動モードにする
エアコンの運転モードを「弱」にしていると、設定温度に達するまでに時間がかかって電力を多く消費し、電気代が高くなってしまいます。「弱」のほうが消費電力は少ないように感じますが、実は自動運転で一気に設定温度に近づけたほうが電気を効率的につかえるため、消費電力を抑えることができるのです。

エアコンの電気代にについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

エアコンの電気代はいくら?計算方法や節約方法などを解説

賢くエアコンをつかうには、まずは実態を知ることが大切です。電気代の計算方法やエアコンの平均的な電気代のほか、電気代の節約方法などについて解説します。

1,000Wの掃除機にかかる電気代

掃除機の場合、エアコンほど1日の稼働時間は長くありません。そこで、1,000Wの掃除機にかかる電気代を、1日あたり、1か月あたり、1年あたりとして算出しました。

■1,000Wの掃除機にかかる電気代

使用時間 電気代
1日(30分使用時)あたり 約15.5円
1か月あたり 約465円
1年あたり 約5,657.5円

30分つかっても電気代は20円以下なので、比較的余裕をもって掃除をすることができるのではないでしょうか。

とはいえ、自宅が広かったり、念入りに掃除をしたりすると、上記の計算よりも電気代が高くなる可能性はあるため、注意が必要です。反対に、1日の稼働時間が30分より短い場合や毎日掃除機をかけない場合、電気代はもう少し安くなるでしょう。

掃除機にかかる電気代を節約する方法

掃除機にかかる電気代を節約する方法 掃除機の吸引力を維持するため、こまめに掃除する 場所に合わせて吸引力を調整する ON・OFFを繰り返さない 掃除機をかける場所を精査する

掃除機にかかる電気代の節約には、下記の4つの方法がおすすめです。掃除機をつかう際は意識してみてください。

・掃除機の吸引力を維持するため、こまめに掃除する
紙パック式でもサイクロン式でも、掃除機に内部に溜まるゴミがいっぱいにならないよう、こまめに捨てるようにしてください。サイクロン式の場合、フィルターの目詰まりも吸引力を落とし、無駄な電力の消費につながります。こちらも定期的に手入れをするようにしましょう。

・場所に合わせて吸引力を調整する
一般的な掃除機は、弱・中・強など、いくつかの段階で吸引力を調整でき、吸引力が強いほど消費する電力量が多くなります。
強が最もパワフルですが、フローリングなどは中・弱のモードでもゴミを十分吸い取ることが可能です。掃除機をかける場所に応じて吸引力を調整すれば、節約につながるでしょう。

・ON・OFFを繰り返さない
掃除機が最も多くの電力を消費するのは、稼働時です。何度もON・OFFを繰り返すと、その分電気代が高くなるため、1度電源を入れた後はすべての部屋を効率的に回れるよう工夫してみてください。

・掃除機を掛ける場所を精査する
床のゴミを取り除くアイテムには、掃除機以外にほうきやフローリング用ワイパーなどがあります。すべての場所を毎日掃除機で掃除しようとせず、アイテムを日替わりにしたり、場所に応じてアイテムをつかいわけたりして掃除機の出番を減らすことも、電気代を抑えるポイントです。

1,000Wのドライヤーにかかる電気代

続いて、ドライヤーの電気代については、髪を乾かすのに5分かかると仮定します。1日あたり、1か月あたり、1年あたりの1,000Wのドライヤーにかかる電気代は、下記のようになります。

■1,000Wのドライヤーにかかる電気代

使用時間 電気代
1日(5分使用時)あたり 約2.58円
1か月あたり 約77.5円
1年あたり 約942.92円

ドライヤーは消費電力が大きい電化製品ですが、1日5分であれば1年つかっても1,000円もかからないことがわかります。ただし、朝も寝癖直しにドライヤーをつかう場合や、家族が多く総合的な使用時間が長い場合は、これより電気代は上がるでしょう。

ドライヤーにかかる電気代を節約する方法

髪を乾かす時間をなるべく短くする 湿度が低いところでつかう 冷風モードも活用する

ドライヤーにかかる電気代を節約する方法は、以下のとおりです。普段の生活で取り入れられそうなものがあれば、試してみてください。

・髪を乾かす時間をなるべく短くする
使用時間を減らすことは、ドライヤーの電気代を抑えるための基本です。先にタオルドライをして水気を切り、できるだけ短い時間で髪を乾かすようにしてください。ドライヤーをかけながら髪の水分を吸収できる、手袋状のタオルの活用もおすすめです。

・湿度が低いところでつかう
お風呂に続く脱衣所は湿度が高く、実は髪を乾かすのに不向きです。浴室の水分が入り込まないようにしっかり扉を閉めるか、湿度の低い別の部屋に移動してドライヤーをかけるようにすると、使用時間を短縮できます。

・冷風モードも活用する
ドライヤーは高出力の温風である程度髪の毛を乾かしたら、冷風モードに切り替えましょう。温風より時間はかかりますが、消費電力はかなり少なくなります。ずっと温風で乾かし続けるよりも、髪へのダメージを抑えられるのもメリットです。

ドライヤーの電気代について詳しく知りたい人は、こちらのサイトをご確認ください。

ドライヤーの電気代は高い?消費電力や節電できるつかい方を紹介

ドライヤーの電気代はどのくらいかかるのでしょうか。消費電力別の風量モードごとにかかる電気代比較のほか、節電につながる使い方や選び方のポイントなどを紹介します。

1,000Wの電気ポットにかかる電気代

最後に、1,000Wの電気ポットにかかる電気代は、一般的な大きさである2.2Lの電気ポットを例に算出しました。

<電気ポットの商品スペック>
・消費電力:985W
・年間消費電力量:363kWh/年

電気ポットは日本電機工業会自主基準による測定に従い、室温23℃、1日に湯沸かしは2回、再沸騰は1回、保温は90℃で23時間するとします。
1日あたり、1か月あたり、1年あたりにかかる1,000Wの電気ポットの電気代は、下記のようになります。

■1,000Wの電気ポットにかかる電気代

使用時間 電気代
1日あたり 約30.83円
1か月あたり 約924.90円
1年あたり 約1万1,253円

電気ポットには保温機能があり、1度沸かせばいつでも適温のお湯をつかうことができます。赤ちゃんにあげるミルクをサッと作りたい人や、1日に何度も温かい飲み物を飲む人には最適な電化製品だといえるでしょう。
しかし、年間では1万円以上かかり、保温機能がある分だけ電気代は高くなります。必要な量のお湯を必要なときだけ沸かすなら、電気ケトルを利用するほうが電気代の節約につながります。

電気ポットにかかる電気代を節約する方法

電気ポットにかかる電気代を節約する方法 保温するときは低い温度に設定する 節電タイマーをつかう

電気ポットにかかる電気代を節約するには、下記の4つの方法があります。電気ポットにかかる電気代が気になる人は、参考にしてみてください。

・保温するときは低い温度に設定する
電気ポットに保温する設定温度を高く設定していると、お湯の温度を保つために長時間の再沸騰が何度も行われ、多くの電力を消費してしまいます。設定温度は低めにして再沸騰の回数を減らすとともに、再沸騰にかかる時間を短くするようにしましょう。

・節電タイマーをつかう
お湯を沸かす時間をあらかじめ設定できる、電気ポットのタイマー機能をつかうのもおすすめです。ポットを使用しない時間帯は自然に電源が切れ、電気代を節約できます。

1,000Wの電気代を節約するなら、電化製品ごとにつかい方を見直そう

1,000Wの電化製品は、暮らしの中に意外と多く存在しています。電気代が気になるときは、使用している電化製品の数だけでなく、電化製品ごとの消費電力にも注目してつかい方を見直すとよいでしょう。

さらに、契約している電力会社や電気料金プランの見直しも節約に有効です。ライフスタイルに合った電気料金プランを選び、電気料金の無駄をなくして節約につなげてみてください。

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