300Wの電気代はいくら?電化製品・家電の電気代や節電方法を紹介

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日常的に利用している電化製品の中には、消費電力が大きいものと小さいものがあります。電気代を節約するには、消費電力が大きい電化製品の使用頻度や使用時間から見直していくのがセオリーですが、消費電力が小さい電化製品にも改善のポイントはあります。

そこで今回は、300Wの電化製品に注目して、主な製品の電気代や節電方法について紹介していきます。ぜひ参考にしてください。

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目次

消費電力300Wの電化製品の電気代はどのくらい?

消費電力300Wの電化製品の電気代は、具体的にいくらくらいなのでしょうか。

電化製品の電気代は、電化製品ごとの消費電力、製品を使用した時間、月間の電力使用量で設定される料金単価によって算出できます。消費電力は「W(ワット)」という単位で表され、W数が大きいほど消費する電力量が大きく、長くつかうと電気代も高くなります。Wは電化製品についている取扱説明書やラベル、メーカーのウェブサイトなどで確認してください。

消費電力について詳しく知りたい人は、こちらの記事をご確認ください。

消費電力の計算方法は?定格消費電力・年間消費電力の違いも解説

消費電力とは、電化製品を動かすときにつかう電力のことです。その消費電力や電気代を求める計算方法とともに、消費電力を減らす3つの方法について解説します。

1時間使用した場合の電化製品の電気代を算出する計算式は以下のとおりです。

<電化製品の電気代の計算式>
電化製品の電気代(円)=1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)

300Wの電化製品にかかる電気代は以下のとおりです。

  • 1kWhあたりの電気料金の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が制定している2024年4月時点の電気料金の目安単価31円/kWh(税込)で計算しています。

■消費電力が300Wの電化製品にかかる電気代

使用時間 電気代
1時間あたり 約9円
1日(8時間使用)あたり 約72円
1か月あたり 約2,160円
1年あたり 約2万5,920円

そのほかの消費電力の電化製品の電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事でご確認ください。

500Wの電気代はいくら?主な電化製品と節約方法を紹介

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600Wの電化製品の電気代は?主な製品の電気代や節電方法を紹介

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300Wの電化製品には何がある?

300Wの主な電化製品・加湿器・ミキサー・カーボンヒーター・ヘアアイロン

300Wの電化製品といわれても、具体的なイメージが湧かない人もいるかもしれません。消費電力300Wの主な電化製品は下記のとおりです。

<消費電力300Wの主な電化製品>
・加湿器
・ミキサー
・カーボンヒーター
・ヘアアイロン

ミキサーやヘアアイロンは、使用時間はそれほど長くありませんが、「朝食にスムージーを飲む」「外出の準備でヘアセットをする」など、人によっては使用頻度が高い電化製品です。逆に、加湿器やカーボンヒーターは季節によって使用頻度に差がある反面、一度つけたらしばらくつけたままにすることが多いでしょう。

300Wという消費電力自体はそれほど大きいわけではありませんが、各電化製品のつかい方によっては電気代がかさむ要因になるため注意が必要です。

300Wの加湿器にかかる電気代

空気が乾燥する冬はもちろん、冷房による乾燥が気になる夏にも活躍する加湿器は、年間を通して使用頻度が高い電化製品のひとつです。空気中に飛散する異物を落としたり、粘膜を保護したりする効果もあることから、花粉が気になる時季に愛用している方も多いのではないでしょうか。

300Wの加湿器の1日(10時間)あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は以下のとおりです。

■300Wの加湿器にかかる電気代

使用時間 電気代
1日(10時間)あたり 約90円
1か月あたり 約2,700円
1年(11~2月の4か月)あたり 約1万800円

上記の1年あたりの電気代は、空気が乾燥して使用頻度が高くなる11~2月まで毎日使用したものとして計算しています。前述のとおり、加湿器は夏にも使用するケースがありますので、そうした場合には年間の電気代はさらに高額になるでしょう。

300Wの加湿器の電気代を節約する方法

300Wの加湿器の電気代を節約する方法は、大きく2つあります。ぜひ実践してみてください。

部屋の広さに合うサイズを選ぶ

300Wの加湿器の電気代を節約する方法のひとつは、部屋の広さに合うサイズを選ぶことです。
加湿器は、加湿能力によって適した畳数が決まっています。一般社団法人日本電機工業会では、加湿器が1時間あたりで放出できる水分量(○ml/h)をもとに、加湿器の適用床面積の目安を定めています。この数値が大きいほど広範囲を加湿できるため、部屋の大きさや天井の高さなどに合わせて製品を選ぶのがおすすめです。
部屋の大きさに対して小さいサイズの製品をつかうと、加湿に時間がかかり、消費電力にも差が出ます。

本体やフィルターを定期的に掃除する

本体やフィルターを定期的に掃除することも、300Wの加湿器の電気代を節約するひとつの方法です。
加湿器は、長く使用していると本体やフィルターに汚れがたまり、加湿能力が低下します。雑菌も繁殖しやすくなるため、定期的に本体やフィルターを掃除して汚れを取り除き、加湿能力を維持してください。

加湿器の電気代について詳しく知りたい人は、こちらの記事でご確認ください。

加湿器の電気代はいくら?加湿方式の比較と節約方法を解説

加湿器は、室内の湿度を快適に保てる電化製品です。加湿器の電気代をスチーム式やハイブリッド式などのタイプ別に紹介し、節約効果のある加湿器の使用方法も解説します。

300Wのミキサーにかかる電気代

ミキサーは、カットしたフルーツを撹拌してスムージーやジュースを作ったり、パンやクッキーの生地を混ぜたりするのに便利な電化製品です。ミキサーにはさまざまな種類がありますが、一般的に使われるものは消費電力が300W前後となっています。

300Wのミキサーを1日3分つかう場合、1日あたり、1か月あたり、1年あたりの電気代は以下のとおりです。

■300Wのミキサーにかかる電気代

使用時間 電気代
1日(3分)あたり 約0.5円
1か月あたり 約15円
1年あたり 約180円

ミキサーの動きはパワフルで1回の電気代がかさむように感じられるかもしれませんが、使用時間が短いこともあってそれほど電気代は高くありません。

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300Wのミキサーにかかる電気代を節約する方法

300Wのミキサーにかかる電気代を節約するには、以下の方法が有効です。ぜひ実践してみてください。

あらかじめ食材をカットしておく

あらかじめ食材をカットしておくと、ミキサーにかかる電気代を節約できます。食材が大きいままミキサーにかけると、細かく刻むまでに時間がかかり、電気代がかさみます。ミキサーにかける前に食材をカットしておき、ミキサーの使用時間を短縮しましょう。特に、硬めの食材はできるだけ細かくしておくことがポイントです。

食材を多く入れすぎない

食材を多く入れすぎないことも、ミキサーの電気代を節約する方法です。あらかじめ細かくカットしておいたとしても、容器にたくさん詰め込めば撹拌に時間がかかり、消費電力が大きくなります。食材を入れる際は適度に余裕を持たせ、撹拌したい量が多い場合は何回かに分けて作業することをおすすめします。

粘り気のある食材は水分と合わせてから撹拌する

粘り気がある食材は水分と合わせて攪拌すると、ミキサーの電気代を節約できます。粘り気がある食材は、撹拌するのにパワーが必要なため、消費電力が高くなります。バナナや里いも、混ぜているうちに粘り気が出てくるじゃがいもなどは、食材だけでなく水や牛乳などの水分を加えて撹拌しやすくするのがおすすめです。

300Wのカーボンヒーターにかかる電気代

カーボンヒーターは、炭素繊維に電気を流して遠赤外線を放射する暖房器具です。部屋全体を暖めるのには向いていませんが、足元などを重点的に温めたいときに適しています。

300Wのカーボンヒーターを1日10時間つかう場合、1日あたり、1か月あたり、冬季の3か月あたりの電気代は以下のとおりです。

■300Wのカーボンヒーターにかかる電気代

使用時間 電気代
1日(10時間)あたり 約93円
1か月あたり 約2,790円
3か月あたり 約8,370円

カーボンヒーターは、ヒーターの中では中程度の消費電力で、デスクの下に置いて足元を温めるなどの局所的なつかい方をすれば電気代を抑えることができます。ただし、冬の間は使用頻度が高く、長時間つけっぱなしにすることも多くなるため、時季によっては電気代が上がるかもしれません。

300Wのカーボンヒーターにかかる電気代を節約する方法

300Wのカーボンヒーターにかかる電気代を節約したい場合は、以下の2つの方法がおすすめです。ぜひ試してみてください。

エアコンと併用する

エアコンと併用すると、300Wのカーボンヒーターにかかる電気代を節約できます。エアコンで部屋全体を効率よく暖めながら、カーボンヒーターで手足を温めましょう。部屋全体が暖まったらカーボンヒーターを切れば、上手に電気代を節約できます。

出力レベルを「弱」でつかう

カーボンヒーターの電気代を節約したい場合、出力レベルを「弱」でつかうこともひとつの方法です。製品によって差がありますが、カーボンヒーターは出力レベルが「強」だと消費電力が900W、「中」だと600W程度に上がります。
カーボンヒーターに限らず、暖房器具は出力レベルが高いほど消費電力が大きくなります。特に室温が低い日は、暖かくなるまでに時間がかかり、電気代がかさむ原因になります。室温20℃を目安に、「強」「中」「弱」などの表示があれば「弱」でつかうことをおすすめします。

300Wのヘアアイロンにかかる電気代

サラサラのストレートにも、ふんわりカールにもできるヘアアイロンは、ヘアセットやヘアアレンジに欠かせないアイテムです。「うねりが気になる梅雨の時季は、ヘアアイロンが手放せない!」という人も多いのではないでしょうか。

ヘアアイロンには、小型で持ち運びしやすいもの、髪のうねりをしっかり伸ばすハイパワーのものなど、さまざまなタイプがあります。
消費電力はメーカーや機種によっても異なりますが、平均的な300Wのヘアアイロンを使用した場合、1日(30分)あたり、1か月あたりの電気代、1年あたりの電気代は以下のとおりです。

■300Wのヘアアイロンにかかる電気代

使用時間 電気代
1日(30分)あたり 約5円
1か月あたり 約150円
1年あたり 約1,800円

ヘアアイロンの電気代は、上記のとおりそれほど高くありません。ただし、中には使用時には200度以上の高温になるものもあるため、機種や使用時間によっては思ったより電気代がかかることも考えられます。
自分に必要な機能や温度をよく考えて機種を選び、無駄な電力を使わないようにしましょう。

300Wのヘアアイロンにかかる電気代を節約する方法

300Wのヘアアイロンにかかる電気代を節約するには、以下の2つの方法が効果的です。ぜひ参考にしてください。

髪の毛をよく乾かしてからつかう

300Wのヘアアイロンの電気代を節約する方法のひとつは、髪の毛をよく乾かしてからつかうことです。髪の毛が濡れている状態でヘアアイロンをつかうと、乾かすのに時間がかかり、セットやアレンジを含めると電気代が増加します。ヘアアイロンをつかう前に、タオルでしっかり水気を拭きとり、ドライヤーでよく乾かしておくのがおすすめです。

髪の毛の量を多めに取りすぎない

髪の毛の量を多めにとりすぎないことも、ヘアアイロンの電気代を節約する方法のひとつです。ヘアアイロンは、まっすぐにしたり、カールをつけたりしたい毛束をとって使用します。このとき、一度にとる毛束の量が多すぎると、すべての毛束に熱が伝わるのに時間がかかり、理想の状態になるまでに何度もヘアアイロンを通さなければなりません。ヘアアイロンを使用する時間が長くなればなるほど電気代は上がるため、一度にとる毛束は最小限にとどめ、少しずつセットすることをおすすめします。

日々の工夫で、300Wの電化製品の電気代を節約しよう!

家庭には、消費電力が300Wの電化製品が数多くあります。300Wはそれほど高い消費電力ではありませんが、つかい方によっては電気代がかさむこともあるため注意が必要です。

日々の工夫によって、300Wの電化製品の電気代を節約しましょう。また、根本的に電気代を見直したいときは、電力会社や電気料金プランを変更するのもおすすめです。

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  • 2024年5月14日時点の情報です。
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