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一人暮らしで電気代・ガス代・水道代はどのくらい使う?節約術もご紹介

一人暮らしをはじめると、家賃だけでなくさまざまな費用を支払わなくてはなりません。特に、電気代、ガス代、水道代といった光熱費は、「どれくらいが平均なのか」気になる方が多いでしょう。
そこでこの記事では、一人暮らしでの光熱費の目安や、毎月の負担を少しでも減らすための具体的な節約術を紹介します。これから一人暮らしをはじめようとしている方や、一人暮らしの方で光熱費が高いと感じている方は、ぜひ参考にしてください。
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一人暮らしの電気代・ガス代・水道代はどのくらい?

一人暮らしをはじめると、家賃だけでなく光熱費も支払う必要があります。はじめて一人暮らしを行うのであれば、どのくらいかかるのか、気になる方もいるでしょう。
総務省統計局の2023年度の家計調査によると、単身世帯の平均的な月あたりの電気代・ガス代・水道代は、以下のように記載されています。
・電気代:6,726円
・ガス代:3,359円
・水道代:2,239円
- 参考:総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類 001 用途分類(総数) 全国 | 統計表・グラフ表示」(2023年)
上記の金額は、地域や生活スタイルによって異なります。たとえば、冬や夏はエアコンや暖房の使用頻度が高まるため、電気代が高くなりやすい傾向にあるでしょう。そのため、上記の金額は、あくまでも目安として参考にしてください。
以下の記事では、一人暮らしの電気代の平均額について、詳しく解説しています。節約方法についても紹介しているため、気になる方はぜひご覧ください。

一人暮らしの電気代は平均いくら?高くなる時期と節約方法を解説
一人暮らしの場合の電気代の平均額はいくらなのか、シーズンや地域別のデータを紹介します。また、電気代の算出方法や、効果的な節電・節約の方法を解説します。
電気代・ガス代・水道代はどのように決まる?
電気代、ガス代、水道代を節約するには、どのように料金が決まるのか仕組みを理解しておくことが大切です。仕組みを理解することで、具体的な節約対策を講じられるようになります。
たとえば、家電の使い方やお風呂の使用方法を見直すことで、毎月の出費を大幅に削減することが可能です。ここからは、電気代、ガス代、水道代の仕組みについて解説します。
電気代の仕組み
電気代は、「基本料金+電力量料金+そのほかの料金」によって決まります。
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 契約アンペア数に基づき、使用量に関係なく発生 |
電力量料金 | 使用した電力量(kWh)に応じて課金 |
そのほかの料金 | 再生可能エネルギー発電促進賦課金や燃料費調整額など |
なお、エアコンや冷蔵庫、電子レンジなどの電化製品を頻繁に使用する場合には、電力量料金が加算され、電気代が大幅に増加する可能性があります。
ガス代の仕組み
ガス代は、「基本料金+(単位料金×ガス使用量)」によって決まります。
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 都市ガスかプロパンガスかで異なる |
単位料金 | 使用量(m³)に応じて課金 |
ガス使用量 | 使用するガスの量 |
基本料金は地域やガス会社により異なり、一般的に都市ガスの方がプロパンガスよりも安価です。たとえば、都市ガスとプロパンガスを使用している家庭のガス代を比べると、プロパンガスを使用している家庭の方が、数百円高いという結果もあります。しかし、昨今では都市ガスが値上げしており、費用の差が以前よりも少なくなっている状況です。
水道代の仕組み
水道代は、「基本料金+使用量」によって決まります。
項目 | 内容 |
---|---|
基本料金 | 水道施設の維持管理費として固定的に発生 |
使用量料金 | 使用した水の量に応じて課金 |
基本料金は地域によって異なり、一般的には数千円程度の固定費が発生します。使用量に応じて加算される料金は、主にシャワーや洗濯などの日常生活における水の使用が多いほど高くなります。
一人暮らしにおいて電気代・ガス代・水道代が上がる原因とは?

一人暮らしをしていると、電気代、ガス代、水道代が予想以上に高く請求されるケースがあります。ここからは、上記の光熱費が高くなる原因について詳しく見ていきましょう。
電気代が上がる原因
電気代が上がる原因として、主に以下のケースが考えられます。
・家にいる時間が長くなった
・電化製品が増えた
・電化製品の劣化による効率低下
・燃料費調整額の変動
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
家にいる時間が長くなった
在宅勤務などにより、自宅で過ごす時間が増える場合には、エアコン、パソコン、照明などの使用頻度が高まるため、電気代が高くなる傾向にあります。たとえば、エアコンを24時間稼働させると、1日あたり数百円、1か月で数千円増えることもあります。
また、夏や冬は自宅で過ごす時間が多くなるため、電気代が高くなりやすいでしょう。
電化製品が増えた
使用する電化製品が増えれば、1日に消費する電力も増加します。特にエアコンや冷蔵庫などの大型家電は、数時間の使用でも使用電力量に大きな影響を与えるでしょう。
冷蔵庫の年間消費電力は、使用するモデルによって異なります。たとえば、大型の冷蔵庫では年間数千円の電気代がかかります。
電化製品の劣化による効率低下
長年使用している電化製品は、部品の摩耗や汚れが原因で機能効率が低下します。この状態のまま使用すれば、同じ機能を果たすためにより多くのエネルギーを消費するため、電気代が高くなるでしょう。
たとえば、フィルタが詰まったエアコンの場合に、消費電力が増えてしまいます。
燃料費調整額の変動
燃料費調整額とは、燃料価格(石油、液化天然ガスなど)の変動に応じて電気料金が上下する制度です。燃料価格が高騰すると、使用電力が同じでも電気代が上がります。この理由は、電力会社が燃料調達コストを電気料金に反映するためです。特に、エネルギー価格の不安定な時期に大きな影響を受けます。
ガス代が上がる原因
ガス代が上がる原因として、主に以下のケースが考えられます。
・自炊の機会が増えた
・冬になり、ガスファンヒーターなどを使用している
・ガスを使用する家電の購入
・ガス代の値上げ
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
自炊の機会が増えた
自炊の機会が増えると、ガスコンロの使用時間も長くなり、ガスの使用量が増加します。特に、長時間調理が必要な煮込み料理や複数の鍋を同時に使う調理が増えると、ガスの使用量が急増します。
毎日自炊をする場合、ガスコンロを使う時間が長くなるため、1か月あたり数百円から数千円のガス代が増えることもあります。
冬になり、ガスファンヒーターなどを使用している
寒い季節になると、ガスファンヒーターやガスストーブを使用する機会が多くなります。これらの暖房器具はガスの消費量が多いため、冬の期間はガス代が大幅に増えてしまうでしょう。
ガスファンヒーターを1日数時間使用するだけで、1か月のガス代が数千円増加することがあります。特に寒冷地では、冬季にガス代が倍増することも珍しくありません。
ガスを使用する家電の購入
ガスを使用する家電を導入すると、それに伴ってガスの使用量が増えます。たとえば、ガス乾燥機は、電気乾燥機よりも短時間で乾燥が終わるため便利ですが、ガスの消費量が多くなります。
同様に、ガスオーブンも電気オーブンより強力な熱を短時間で供給できますが、ガス消費が大きくなるため、結果的にガス代に影響を与えます。
ガス代の値上げ
ガス代は、エネルギー市場の価格やガス会社の料金体系の変更により変動します。天然ガスやプロパンガスの原材料費が上がると、それに応じてガス料金も引き上げられることがあります。このような場合、ガスの使用量が変わらなくても、請求される金額が増加します。
特に、エネルギー価格が高騰している時期には、定期的な料金プランの見直しや、ガス会社の変更を検討することも必要になります。
水道代が上がる原因
水道代が上がる原因として、主に以下のケースが考えられます。
・水道の使用量が増えた
・水道料金の値上げ
・漏水にあった
それぞれについて、以下で詳しく解説します。
水道の使用量が増えた
シャワーの回数や洗濯、料理で水の使用量が増加すると、水道代が上がります。特に、夏場は暑さをしのぐために、1日に何度もシャワーを浴びる方もいるでしょう。
今まで1日1回で済んでいたシャワーが2回に増えることで、水の使用量が2倍になってしまいます。そうなれば、水道代が増加してしまうでしょう。また、小さい子どもがいる家庭では、自宅でプールなどの水遊びをする機会があるため、水道代が増加してしまう傾向にあります。
水道料金の値上げ
地域や自治体によっては、インフラ整備や水道施設のメンテナンスのために水道料金が引き上げられることがあります。このようなケースでは、水の使用量が変わらなくても水道料金が高くなってしまいます。
なお、公共インフラの維持に必要なコストが消費者に転嫁される形で、年に数回値上げされるケースもあります。
漏水にあった
建物の目に見えない場所で漏水が発生すると、実際には使用していない水道メーターが回り続けてしまい、水道代が大幅に増える可能性があります。見た目では気づきにくいため、急激に水道代が高くなった場合には漏水の可能性を疑うべきです。
小さな漏れでも、長期間続くと大きな出費につながることがあります。
一人暮らしにおける電気代・ガス代・水道代の節約術

一人暮らしでは、電気、ガス、水道などの光熱費が生活費のなかでも大きな負担となるでしょう。しかし、以下で紹介する節約術を実践することで、光熱費を効果的に抑えられます。光熱費が高いと感じている方は、ぜひ参考にしてください。
電気代の節約術
電気代を節約するためにも、使用していない電化製品のコンセントを抜きましょう。電化製品のコンセントを指しっぱなしにした場合でも、わずかな電力を消費してしまいます。
また、電化製品のメンテナンスも定期的に行うことが大切です。たとえば、エアコンのフィルタが汚れたまま使用していると、エネルギー効率が低下し、消費電力が増えてしまいます。こういった事態を防ぐためにも、定期的にフィルタに目詰まりがないか、確認することが大切です。
電力会社が提供する料金プランの見直しも大切です。電力会社によっては、時間帯や使用量に応じて費用が変動するプランを用意している場合があります。自分の生活スタイルに合ったプランを選ぶことで、電気代を効率的に節約できるでしょう。たとえば、夜型の生活であれば夜間の電力が安くなるプランに変更すると、大幅なコストダウンが見込めます。
上記で紹介した節約以外にも、さまざまな節電方法があります。以下の記事で詳しく紹介しているため、気になる方はぜひ参考にしてください。

家庭ですぐできる節電方法!節電をして電気代を節約しよう!
電力のひっ迫が起こると、電力需給ひっ迫警報などにより節電が呼びかけられます。今回は家庭ですぐできる節電の方法を解説していきます。節電をして電気代を節約しましょう!
ガス代の節約術
ガス代を節約するには、入浴時間を工夫することが大切です。たとえば、シャワーを1回5分短縮するだけで、節約につながります。また、お風呂の温度を1〜2度下げることでガスの消費量を減らすことも効果的です。
また、料理を行う際に、ガスコンロの火力を必要以上に強くしないことも大切です。食材をあらかじめ常温に戻しておく、蓋をして加熱するなど、調理の効率を上げる工夫を行いましょう。そうすることで、ガスの使用量を抑えられます。さらに、電子レンジなどガスを使わない調理器具を活用するのも効果的です。
水道代の節約術
水道代は、日常の使い方を少し変えるだけで簡単に節約することができます。たとえば、トイレには「大」と「小」を使い分ける機能があり、用途に応じて適切に使い分けることで、水の使用量を減らせます。水洗を行う際に、「大」を使用すると1回あたり8〜10リットルの水が消費されます。しかし、「小」を使用すると約半分の水の量で済むため、1か月あたりで数十リットルの水を節約できるでしょう。
また、お風呂に使用した水をさまざまな用途で再利用することで、大きな節約につながります。たとえば、洗濯に再利用することで、1回の洗濯あたり50〜100リットルの水を節約できます。再利用する際は、専用のポンプを使用してお風呂の水を洗濯機に汲み上げる方法や、バケツを使って手動で運ぶ方法など、簡単にはじめられます。
まとめ

一人暮らしの光熱費は、生活費の大部分を占めるため、その管理が非常に重要です。電気代、ガス代、水道代のそれぞれの仕組みを理解し、効率的にエネルギーや水を使用することで、毎月の出費を大幅に抑えられます。
節約は、必ずしも生活の質を下げるものではありません。むしろ、効率的で無駄のない生活を過ごすことで、光熱費だけでなく、全体的な生活の質が向上します。節約術を実践して、快適かつ経済的な一人暮らしを楽しむために、少しの工夫からはじめてみてください。
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