家庭ですぐできる節電方法!節電をして電気代を節約しよう!

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電力のひっ迫が起こると、電力需給ひっ迫警報などにより節電が呼びかけられます。今回は家庭ですぐできる節電の方法を解説していきます。節電をして電気代を節約しましょう!

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目次

電気がたくさん使われる時間帯はいつ?

家庭における電気の使用量は、時間帯によってばらつきがあり、電気の使われ方は季節によっても異なります。たとえば、冬の1日の電力使用量の推移をみると、午前6時ごろから電気の使用量が徐々に増えていき、午前10時ごろに午前のピークを迎えるのが一般的です。

お昼以降の電気の使用量は横ばいとなり、午後6時ごろから再び増えていきます。そして、午後8時ごろに1日の電気の使用量がピークをむかえます。午前0時から午前6時くらいまでの時間帯は、1日のうちで最も電気の使用量が少なくなります。

この傾向は学校や仕事など毎日の生活を想定するとイメージできるでしょう。

      

出典:一般財団法人日本原子力文化財団

      

電力がひっ迫し節電が呼びかけられている原因とは?

はじめに電力がひっ迫する原因、電力供給についてご説明します。また、電力需要が供給を上回った場合にどうなるのかも取り上げます。

季節外れの猛暑や火力発電所の減少

2022年は全国各地で6月から猛暑に見舞われました。その結果、家庭や企業などで冷房機器の使用が増えて都心では電力不足が生じました。その背景には2022年3月に発生した地震によって福島県内の火力発電所が破損したことがあげられます。

また、火力発電所に関しては脱炭素や老朽化の理由から休廃止が進みました。加えて2011年3月に発生した東日本大震災以降は原子力発電所の稼働が減少するなど、電力の供給量に影響を与えています。

「電力需給ひっ迫注意報・警報」などの呼びかけがある可能性も

さまざまな理由から電力がひっ迫する事態に備え、節電の必要性を伝えるために「電力需給ひっ迫注意報・警報」が発令される場合があります。翌日の予備率が5%を下回る見通しの場合は「注意報」、翌日の予備率が3%を下回る見通しの場合は「警報」が発令されます。

2022年6月26日には、翌27日の予備率が5%を下回る見通しとなり、東京電力管内でははじめてとなる「電力需給ひっ迫注意報」が発令されました。

電力供給は供給量と需要量のバランスが大事

電力供給は供給量と需要量の一致が不可欠です。供給と需要が一致していないと電気の品質が乱れてしまい、電力の供給を正常に行えない場合があるからです。ただし、電力の供給量を増やすことはコストの負担が大きいため、近年ではデマンドレスポンスという考え方が広まりつつあります。

デマンドレスポンス(DR)とは、電力の需給バランスを調整する仕組みです。これは発電所に電力を発電する余裕がない場合に消費者側が使用する電力を調節することで、電力の供給に貢献する仕組みとなります。また、需要を減らす「下げDR」と需要を増やす「上げDR」の2つに分類されます。

電力需要が供給量を上回るとどうなるのか

災害や猛暑などの理由から電力需要が供給量を上回ると、急激に周波数が低下してしまいます。周波数が低下し続けると、正常な周波数の発電機なども含めて自動停止する可能性があります。結果として広範囲の停電(ブラックアウト)の発生が考えられます。

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今すぐできる!節電方法をご紹介

できるだけ電気代を抑えるためには、家庭でできる節電対策を実行する必要があります。ここでは今すぐにでもできる節電方法をご紹介します。

エアコンの節電

エアコンの節電方法には、設定温度の調節があります。たとえば、冷房時は1℃高く、暖房時は1℃低く設定すると消費電力量が変わり、節電が可能です。冷房時は26℃〜28℃、暖房時は20℃〜22℃を目安に設定してみましょう。

また、部屋の扉や窓の開閉を最小限に抑えることで、室外に冷気や暖気を逃がしにくくします。結果として、部屋の温度が変わりにくくなり、消費電力量を抑えることが可能です。

ほかにも定期的にフィルターを掃除したり、長期間使用しないときは電源プラグを抜いたりすることも節電につながります。

なお、エアコンの暖房を利用する際の電気代に関しては次の記事でも解説しています。併せてご覧ください。

エアコンの暖房の電気代は高い?節約する方法とほかの暖房器具との比較

冬の暖房器具として身近なエアコンですが、電気代はどれくらいかかるのでしょうか。本記事ではエアコンの電気代や適切な設定温度、つけっぱなしにした方が節電になるシチュエーションなど、効率的な使い方をご紹介します。

冷蔵庫の節電

冷蔵庫は常時電源が入った状態であり、消費電力量が多い家電です。節電に努めるには、ドアの開閉を最小限に抑えることや、食品を詰めすぎないことが挙げられます。できるだけ冷気を逃がさないことを意識しましょう。

また、冷蔵庫内で冷気が上手く循環するように、奥側が見える程度に食品を入れてください。それから熱いものは冷ましてから冷蔵庫に入れると、庫内の温度上昇を防ぎ冷気を保てます。

テレビの節電

テレビを観ていないときに電源を切ると、節電につながります。電源を切る際はリモコンではなく、主電源を切ると節電効果を高めることが可能です。リモコンで電源を切っても待機電力がかかり、わずかではあるものの電気代が発生するからです。

また、音量を大きくすると多くの電力が必要となるため、できるだけ音量を小さくして視聴しましょう。そして画面を明るくする場合も同様に、多くの電力が必要となります。日ごろから画面のホコリを取り払えば、画面の見た目の明るさを保つことができるため、必要以上に設定で画面を明るくする必要が無くなります。

照明の節電

照明は種類によって消費電力が大きい場合があります。たとえば、暖色系のハロゲン電球は、ほかの種類に比べて消費電力が大きいです。一方、LEDであれば消費電力を抑えられます。部屋やスペースの使用用途に応じて電球を変えると節電につながります。

また、明るさ調節機能が搭載されている照明であれば、必要以上に明るくせずに済みます。そのほか、玄関や階段など常時照明を点灯する必要がない箇所は人感センサーライトにしてみましょう。

洗濯機の節電

洗濯機を使うときは、洗濯物を入れる順番を変えるだけで節電が可能です。汗や水分を含んだ衣類やバスタオルなどの大きめのものを先(下)に入れて、Tシャツや下着といった軽いものを後から入れると洗濯槽が必要以上に回転せず、節電につながります。

また、洗濯槽に衣類などを詰め込みすぎると逆効果ですが、少なすぎても洗濯の回数が増えて電気代がかかります。適量の衣類を入れて稼働させることがポイントです。投入する洗剤も適量を守ることで、洗濯の回数やすすぎの回数を減らせて節電ができます。

その他の節電

ご家庭ではさまざまな家電を使っていると思いますが、たとえば、温水洗浄機付き便座も使用方法次第で節電が可能です。温水機能をオフにしたりタイマー節電機能を使ったりすると節電ができます。

ほかにも入浴後に髪を乾かす際、できるだけ乾燥した部屋でドライヤーを使うと、使用時間を短縮して節電することが可能です。さらに仕上げを冷風にすれば消費電力が少なくなります。

節電のためにこれからできること

先にご紹介した家電の節電方法を実行しつつ、さらに節電に努めることも可能です。節電のためにこれからできることとして、3つの内容をご紹介します。

省エネ製品を使う

近年の家電は省エネ性能を搭載する製品が増えてきています。たとえば、待機電力が低いテレビや、節電モードが搭載されている冷蔵庫、色合いなどから文字が鮮明に見える照明もあります。

ほかにもフィルターの自動掃除機能が付いているエアコンなども販売されています。これから家電を買い替える際は、省エネ機能が搭載されているかを確認して選ぶと、導入後の節電が可能です。

窓ガラスを複層ガラスにする

窓ガラスの種類を変えることも節電効果が期待できます。複層ガラスは複数のガラスの間に中空層があるガラスです。二重ガラスなどとも呼ばれ、中空層を創ることで断熱性能や遮熱性能を向上させます。

断熱性が向上すると、特に暖房で部屋を暖めた際に暖房熱を外に逃がしにくいです。さらに外気からの冷たい空気を防げるため、冬は室内の暖かさをキープし電気代を節約できます。

ライフスタイルを見直してみる

これまでのライフスタイルを見直すことも節電には効果があります。たとえば、早寝早起きをすることで夜の消費電力を抑えることが可能です。また、食事を家族で一緒に摂ったり同じ空間で団欒したりすることで、ほかの部屋の電気の使用量を減らせます。

ほかにも夏は薄着、冬は厚着をすれば冷暖房器具の使用時間や設定温度を調節できるでしょう。ライフスタイルを見つめなおし、節電を意識してみてください。

 

節電に関するQ&A

節電や電力に関してはさまざまな疑問点があるものです。そこで、よくある質問を取り上げました。

なぜ電力が足りないの?

さまざまな要因から電力が足りなくなっています。具体的には季節外れの猛暑、冬場の寒波襲来といった気候によるもの、火力発電所や原子力発電所の休廃止などが挙げられます。さらに、社会情勢の影響から発電に必要な燃料調達が困難になっていることも要因のひとつです。

さまざまな要因から電力の需要と供給のバランスが崩れ、現状は需要が上回る状態となっています。

夏の節電方法は?

連日の猛暑が続く夏は、エアコンの消費電力が増えるため電気代がかさみます。扇風機やサーキュレーターを併用しながら、エアコンの設定温度を28℃程度にしましょう。同時に、直射日光をさえぎる日よけ(すだれやグリーンカーテンなど)を使用することも、エアコンの節電のためには効果的です。

また、夏は冷蔵庫の消費電力も増えるので、冷蔵庫の設定温度が「強」になっていれば「中」にするだけで節電になります。冷蔵効率をよくするために食品の詰め込み過ぎに注意しながら、扉の開け閉めの回数を減らして庫内の冷気を逃さないようにしましょう。

冬の節電方法は?

冬は暖房機器の使用が電気代に影響を与えます。設定温度を20℃〜22℃程度に抑え、窓には厚手のカーテンを設置して暖気を逃がさないようにしましょう。また、暖房機器の運転時間を短くするために、外出や就寝の15分前には電源を切りましょう。

暖房機器の稼働中は、サーキュレーターや扇風機も使って暖気を床に送ると空間内を効率よく暖められます。そのほか、エアコンの室外機の周りに物を置かず、雪が積もったらこまめに除雪しましょう。

電気代は何が一番かかるの?

最も電気代がかかる家電は冷蔵庫です。これは常に電源を入れているからです。次いで照明器具となります。照明器具も夜間に点灯する時間が長くなることが理由です。テレビ、エアコン、温水洗浄便座なども消費電力が大きいため、節電に努める必要があります。

また、製造から10年以上の家電は電気代がかかりやすいです。冷蔵庫やエアコンなどで比較すると年間数万円程度、電気代がかさむ可能性があります。古くなった家電は省エネ製品に変えることも検討しましょう。

限りある資源のため節電を心がけよう

電気代の節約や限りある資源のために、ご家庭や職場においてできる限り節電を心がけていきましょう。

  • 電気の使用量のピークは午前10時ごろと午後8時ごろ
  • 季節外れの猛暑や火力発電の減少などによって電力供給がひっ迫する可能性がある
  • 電力供給は需要と供給のバランスが不可欠であり、最近ではデマンドレスポンスという考え方が広まっている
  • 家電ごとに節電方法があり、家庭で取り組んで電気代の節約ができる
  • 省エネ製品への買い替えや複層ガラスの使用、ライフスタイルの見直しなども節電効果がある

以上を再確認のうえ、ぜひ節電に取り組んでください。

 

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