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電力会社の契約先がわからないときの対処法とは?併せて確認するべき項目

契約している電力会社がわからないと、引っ越しや電力会社切り替えの際に連絡先がわからず困ってしまいます。しかし、普段の生活で契約中の電力会社について意識しない人は多いのではないでしょうか。引っ越しや長期間の不在により契約情報を忘れてしまうこともあるでしょう。
この記事では、電力会社の契約先を確認する方法や、契約切り替えの際に知っておくべきポイントを解説します。また供給地点特定番号やお客様番号の重要性、切り替え手続きの流れについても詳しく説明するため、電力会社の契約に関して不安を抱えている人は、ぜひ参考にしてください。
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電力会社の契約先がわからないときの対処法

契約先の電力会社がわからない場合でも、いくつかの方法で確認可能です。まずは身近な書類や情報から調べることをおすすめします。以下で、具体的な対処法を確認しましょう。
検針票や請求書を探す
契約先を確認する際にまずやるべきことは、手元にある検針票や請求書を探すことです。これらの書類には、契約中の電力会社の情報が記載されています。
まずは、過去の書類を確認してみるのが基本です。特に、最近の検針票や請求書を保管している場合は、それを見直すことで迅速に契約先を特定できるでしょう。
検針票とは?
検針票は、電気の使用量や料金を確認するための書類です。通常、地域の大手電力会社と契約している家庭では、月に1回程度のペースで配布されることが多いでしょう。
この書類には、使用した電力量や電気料金のほか、契約している電力会社の名称、連絡先、さらには契約プランの詳細などが記載されています。自宅のポストや書類整理用のファイルなどを確認し、検針票がないか探してみてください。
検針票は、電気使用量の推移を確認するための便利な資料でもあります。将来の電気料金の見直しや新しい電力プランへの切り替えを検討する際にも役立つため、定期的に保存しておきましょう。
請求書とは?
請求書は、毎月の電気料金に関する支払い内容が明示された書類です。ペーパーレス化が進む昨今、以前は郵送で届いていた請求書も多くのケースで電子化され、Web経由で送信されるようになりました。そのため、紙の請求書が見当たらない場合は、電力会社からメールが届いていないか確認してみましょう。
請求書には契約内容の詳細も記載されているため、電気料金を見直す際や契約プランの比較をする際にも役立ちます。また多くの電力会社は、顧客向けに専用のポータルサイトを提供しているため、ログインすれば過去の請求書や電力使用履歴を簡単にチェックできます。契約中の電力会社を特定した後は活用することをおすすめします。
クレジットカードや口座振替を確認する
検針票や請求書が見つからない場合、支払い方法を確認することで契約先を特定できる可能性があります。クレジットカードや口座振替の記録を調べてみましょう。
電気料金の支払いに登録したクレジットカードがある場合は、利用履歴を確認することをおすすめします。多くのクレジットカード会社ではオンラインで利用明細を確認できるサービスを提供しているため、これらのサイトにログインし、過去の利用履歴を遡って調べてみましょう。電力会社への支払いは定期的に発生するため、毎月同じような金額で同じ名称の請求が記録されているはずです。
一方、口座振替を登録している場合は、銀行口座の明細を確認するとよいでしょう。通帳に記帳するか、オンラインバンキングで入出金履歴を確認します。電気料金の引落しは毎月決まった日に行われるのが一般的です。引落し先の名称から、電力会社を特定できるでしょう。
これらの方法で契約先が判明しない場合は、別のカードや口座を使用している可能性も考えられます。普段使用していないカードや銀行口座の明細も確認してみるとよいでしょう。
地域の電力会社に問い合わせる
これまでの方法で契約先が判明しない場合は、地域の大手電力会社に直接問い合わせるのも有効な手段です。これまで電力会社を変更した経験がない場合は、東京電力や関西電力などの大手電力会社と契約している可能性が高いでしょう。
地域の電力会社に連絡する際は、自身の氏名や住所、生年月日などの個人情報を伝える用意をしておいてください。これらの情報をもとに、電力会社側で契約の有無を確認してもらえます。契約が確認できた場合は、契約内容や料金プランなどの詳細情報も教えてもらえるでしょう。
もしも地域の大手電力会社との契約が確認できなかった場合は、新電力(小売電気事業者)と契約している可能性があります。その場合は、過去に電力会社の切り替えを行っていないか、家族や同居人に確認してみるのもよいでしょう。
賃貸の管理人や管理会社に問い合わせる
多くの賃貸物件では電力契約が一括して行われている(高圧一括受電契約)ため、賃貸物件に住んでいる場合、自分が契約している電力会社がわからないことがあります。このような場合、自分で直接契約先を確認するのが難しいことがあります。
契約先を確認したい場合は、まず賃貸物件の管理人や管理会社に問い合わせることをおすすめします。管理人や管理会社は、物件全体の電力契約に関する情報を把握していることが多いため、契約先の詳細を教えてくれる可能性が高いです。管理会社への問い合わせは電話やメールで行えますが、必要に応じて直接訪問して相談するのもよいでしょう。
管理会社に連絡する際は、自分が居住している部屋番号や物件名、住所などの情報を伝えると、スムーズに対応してもらえる場合があります。電力契約の確認が済めば、料金の見直しや契約の変更も検討しやすくなります。
電力会社の契約切り替えで併せて調べておきたいこと
電力会社の契約切り替えを検討する際、契約先以外にも確認しておくべき重要な情報があります。ここでは、切り替えの際に必要となる二つの重要な番号について解説します。これらの番号を事前に把握しておくと、手続きがスムーズに進むでしょう。
供給地点特定番号
供給地点特定番号は、電気を使用する住居に対して個別に割り当てられた22桁の識別番号を指します。この番号は住所ごとに固有のものであり、電力会社を切り替える際に必要となる情報です。
供給地点特定番号を調べる場合、最も簡単な方法は検針票を確認することです。多くの場合、検針票の右上や中央部分に記載されています。
検針票が見つからないときは、現在契約中の電力会社のWebサイトで確認できることがあります。顧客向けポータルサイトにログインすることでアクセスできる「マイページ」などに表示されていることが多いでしょう。
または、電力会社のカスタマーサポートに直接問い合わせることで、供給地点特定番号を教えてもらえる場合もあるかもしれません。
この番号は変更されることがないため、一度確認しておけば今後の手続きにも役立ちます。新しい電力会社に切り替える際は、この番号を伝えることで、正確な住所と契約情報をスムーズに特定してもらえます。
お客様番号
お客様番号は、各種手続きの際に必要となります。電力会社ごとに異なる形式で設定された、顧客を識別するために使用される番号です。
お客様番号を確認する方法はいくつかあります。まず、電力会社のポータルサイトにログインし、マイページや契約情報のページを確認してみましょう。多くの場合、お客様番号がわかりやすく表示されています。また、毎月届く検針票にも記載されていることが多いです。通常、検針票の上部や右上に印字されています。
Webサイトや検針票で見つからない場合は、電話やメールで電力会社に直接問い合わせることも可能です。その際、本人確認のため、氏名や住所、生年月日などの情報を求められる場合があります。
お客様番号は、料金の照会や契約内容の変更、引っ越しの手続きなど、さまざまな場面で必要となる情報です。電力会社を切り替える際にも使用することがあるため、事前に把握しておくとスムーズに手続きを進められるでしょう。
電力会社の契約手続きの方法

電力会社切り替えの手続き方法は、現在の住まいで切り替えるか、引っ越し先で切り替えるかによって異なるため注意が必要です。ここでは、それぞれの場合における手続きの流れについて説明します。
現在の住まいで電力会社の切り替えを行う場合
現在の住まいで電力会社を変更する際の手続きは簡単です。基本的に、新しい電力会社に申込むだけで契約の切り替えが行われます。さらに、近年は多くの電力会社がオンラインでの申込みを受け付けているため、手続きがより簡単になっています。
まずは、切り替え先の電力会社の公式Webサイトにアクセスし、申込みフォームを見つけましょう。フォームでは、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、現在の契約プラン、供給地点特定番号などの情報入力が求められます。
申込みが完了したら、新しい電力会社から確認の連絡が届きます。この際、切り替えの日程や懸念事項などを相談可能です。また切り替え作業は新旧の電力会社間で行われるため、利用者側で作業や立ち合いをする必要も基本的にありません。切り替えによって停電が発生することもなく、普段と同じように過ごせるでしょう。
引っ越し先で電力会社の切り替えを行う場合
引っ越し先で電力会社を変更する場合は、現在の電力会社の解約手続きが必要です。解約手続きは、通常、電話またはオンラインで行えます。
まずは現在の電力会社に連絡し、引っ越しに伴う解約の意思を伝えます。この際、引っ越しの日程や最終的な料金精算方法についても確認しておくとよいでしょう。解約手続きが完了した後に、新たな電力会社への申込みが必要です。
新しい電力会社への申込みも、オンラインから簡単に行えます。Webページにアクセスし、申込みフォームに氏名、新しい住所、電話番号、メールアドレス、希望する契約プランなどの情報を入力してください。引っ越し先の供給地点特定番号がわかる場合は、併せて入力しておくとスムーズです。
申込み後は新しい電力会社から確認の連絡があり、契約内容や開始日などの詳細が決まります。引っ越し当日から新しい電力会社のサービスが利用できるよう、余裕を持って手続きを行うことをおすすめします。

引越し時の電気の解約手続きを解説!解約はいつまでにすべき?
引越しの際には、電気の解約と使用開始の手続きが必要です。それぞれの手続きについて、流れや必要な情報、注意点などを紹介します。
電力会社の切り替え手続きを行う際のポイント

電力会社の切り替えを円滑に進めるためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。ここでは、手続きを行う際に注意すべき3つの重要なポイントについて詳しく解説します。これらを踏まえることで、トラブルを避けて最適な選択ができるでしょう。
切り替える電力会社を事前に決めておく
引っ越し先で電力会社を切り替える場合、新たな電力会社を事前に決めておくことが重要です。これにより、現在の契約の利用停止手続きと並行して、新しい契約の手続きを進められます。
まず、引っ越し先で利用可能な電力会社のリストを作成しましょう。次に、各社の料金プランや特徴を比較検討します。このとき、自身の生活スタイルや電力使用量に合うプランを選ぶことが大切です。
新しい電力会社が決まったら、引っ越しの2週間前には申込みを済ませておくことをおすすめします。これにより、引っ越し当日から新しい契約でのサービス利用が可能になります。また、手続きに時間がかかる場合や、不明点が生じた場合にも余裕を持って対応できるでしょう。
電力会社の解約金や違約金が発生しないかを確認する
電力会社を切り替える際は、現在の契約に解約金や違約金が設定されていないか確認することが重要です。同時に、新たに契約を検討している電力会社についても、条件を確認しておくとよいでしょう。
現在の契約については、電力会社のカスタマーサポートに問い合わせるか、契約書を見ることで確認できます。契約期間の縛りがある場合、期間内に解約すると違約金が発生します。違約金の金額と、新しい電力会社に切り替えることで節約できる金額を比較し、場合によっては契約期間満了まで待つなどよりよい方法を選びましょう。
新たな電力会社の条件も、契約前に確認しておくのがおすすめです。解約金や違約金があると、契約後に不便を感じても、気軽に切り替えたりプランを見直したりできないかもしれません。契約期間などの縛りがない電力会社であれば、リスクを最小限に抑えつつ、新しいサービスを試せます。
契約条件をしっかり理解することで、将来的なコスト増加や不必要な縛りを回避できます。不明な点があれば、電力会社に直接確認しましょう。
電気料金をシミュレーションする
電力会社によってさまざまなプランが用意されているため、候補のプランで電気料金をシミュレーションすることが大切です。切り替えによっていくら節約できるのかを考慮しながら、自身の電力使用パターンに最適なプランを選択しましょう。
電力会社のWebサイトには、多くの場合料金をシミュレーションするためのツールが設置されています。過去の電気使用量のデータがあるとより正確な試算ができるため、直近の検針票や、電力会社のマイページで確認できる使用履歴を参考にするとよいでしょう。
シミュレーションでは、季節ごとの電気使用量の変動も考慮に入れることが重要です。たとえば夏季・冬季とそれ以外の時期で使用量が大きく異なる場合、それぞれの季節でシミュレーションを行うことをおすすめします。また、1日のなかでの電気使用時間帯によって料金が変動するプランもあるため、自身の生活リズムに合ったプランを選ぶことが大切です。
複数のプランでシミュレーションを行い、結果を比較することで、最も経済的なプランを見つけられるでしょう。ただし料金だけでなく、付帯サービスやポイント還元なども考慮して総合的に評価することも重要です。
まとめ

電力会社の契約先がわからないと、引っ越しや電力会社の切り替えの際に不便です。検針票や請求書を探したり、クレジットカードや口座振替の記録を見たりすることで、契約先情報を確認しましょう。
ほかにも、地域の電力会社への問い合わせなど、複数の方法で調べられます。また、契約切り替えの際は、供給地点特定番号やお客様番号を併せて確認しておくとスムーズです。
電力会社の切り替え手続きは、現在の住まいで行う場合と引っ越し先で行う場合で異なりますが、多くはオンラインで完結できます。手続きの際は、新しい電力会社を事前に決めておくこと、解約金や違約金の有無を確認すること、電気料金のシミュレーションを行うことがポイントです。
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