電力会社の切り替え時に二重請求が発生することはある?切り替え時の注意点

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電力会社の切り替えを検討する際は「二重請求になったらどうしよう」と不安になることがあるでしょう。基本的に二重請求は発生しませんが、旧電力会社から請求書が届くことがあります。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。

この記事では、電力会社の切り替えに伴う二重請求の可能性や、おすすめの切り替えタイミングを紹介します。併せて、電力会社を切り替える手順と注意点も解説しているので、二重請求などのトラブルを避け、スムーズに電力会社を切り替えたい方はぜひ参考にしてください。

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目次

電力会社の切り替え時に二重請求は起こる?

電力会社の切り替えは検針日ごとに行われるため、二重請求が起こることはありません。電力会社の契約は検針日まで有効であり、検針日以降は新しい電力会社の契約が開始されます。そのため、同じ期間の利用料が両社から請求されることはありません。万が一、二重請求と思われる請求書が届いた場合は、請求期間をよく確認してみましょう。それぞれの請求は異なる期間の利用分である可能性があります。

このように検針日の前後により、電気料金の確定時期や口座振替日がずれることがありますが、二重請求になることはないといえます。もし、二重請求が発生した場合は、各電力会社に連絡して検針日などの確認をしましょう。

電力会社の切り替えにおすすめのタイミング

電力会社の切り替えは、タイミングを見極めることで大きな節約につながります。おすすめのタイミングは、以下の2つです。

・現在の電気代が高いと感じたとき
・ライフスタイルに変化があったとき

それぞれのタイミングがおすすめの理由について、詳しく解説します。

現在の電気代が高いと感じたとき

現在の電気代が高いと感じたときは、電力会社を切り替えるよいタイミングです。電気料金は電力会社ごとに大きく異なるため、見直すことで今よりも電気代が安くなる可能性は十分にあります。

近年の電力会社では、従量電灯や時間帯別電灯などの料金プランだけでなく、インターネットとのセットプラン、家庭向けの格安プランなどさまざまな料金プランを用意しています。そのため、自身の状況に合わせてお得なプランを選ぶことで、電気代を効果的に抑えることが可能です。

電力会社の切り替えを検討する際は、電力会社の公式サイトで提供する料金シミュレーションや、電力比較サイトなどを活用し、料金プランを比較しましょう。また、料金の安さだけでなく、その時期に行っているキャンペーンも比較して決めることが大切です。新生活応援として、契約時のキャッシュバックやポイント還元、初年度の基本料金が割引されるプランなどを提供している場合があります。

ライフスタイルに変化があったとき

ライフスタイルに変化があったときも、電力会社の切り替えを検討するよいタイミングです。たとえば、家族構成が変わったり在宅勤務が増えたりすると、電気の使用量や使用時間帯が変わるため、現在の契約が最適でないことがあります。

在宅勤務が多い世帯であれば、昼間の電気使用量が多くなるため、昼夜の料金差が小さいプランがお得になります。一方、日中は家を空けることが多い世帯であれば、夜間の電気使用量が多くなるため、夜間料金が安いプランがおすすめです。大人数の家庭では、電気の使用量が多くなるため、多人数向けの従量電灯プランが適しています。

このようにライフスタイルに変化があった際は、新しい使用状況に合わせたプランや電力会社に切り替えることで、電気代を抑えることが可能です。単に安い料金プランを選ぶのではなく、自分のライフスタイルに合ったプランを選びましょう。

電力会社の切り替えまでの手順

電力会社の切り替えの手続きは、以下の手順で行います。

・切り替える電力会社を選ぶ
・切り替える電力会社に申込みをする
・電力会社の切り替わりまで待つ

通常、申込みから約2週間で切り替えが完了し、特別な準備や費用がかかることはほとんどありません。スマートメーターが設置されている場合は、さらに短期間で手続きが完了することもあります。ここでは、それぞれの手順について詳しく解説します。

切り替える電力会社を選ぶ

電力会社を切り替える際は、自分のライフスタイルに合ったプランを提供する会社を選びましょう。単に料金が安いというだけで選ぶのではなく、使用する時間帯や電気の使用量に合わせて選ぶことが大切です。

そのためにはまず、現在の電気代と、新たに検討している電力会社の料金プランを比較します。電力の自由化以降に新規で参入した「新電力会社」は、従来の大手電力会社よりも低価格なプランを提供していることが多いため、まずはこれらの新電力会社のプランを調べてみることをおすすめします。候補となる電力会社が決まったら、その会社のWebサイトで事前にシミュレーションを行い、どれだけの節約が可能か確認してみてください。

電力会社が決まらない場合は、複数の電力会社の料金を比較できるサイトを活用すると便利です。手元に直近の検針票があれば、必要な情報をスムーズに入力でき、より正確な比較が可能になります。比較とシミュレーションをしっかりと行い、最適なプランを見つけましょう。

切り替える電力会社に申込みをする

電力会社が決まったら、次は申込みの手続きを行います。現在契約している電力会社との契約を終了し、新しい電力会社と契約するための申込みを行いましょう。手続きは、オンラインまたは電話が一般的です。
オンラインで申込む場合は、新しい電力会社のWebサイトから申込みフォームにアクセスし、以下の情報を入力します。

・現在の電力会社名
・お客様番号
・供給地点特定番号
・電気の契約種別

申込み時には、電気料金や契約期間、契約解除条件についての注意書きが表示されるので、見落としがないか内容をしっかり確認しましょう。
多くの場合、現在契約している電力会社への解約手続きは、新しい電力会社が代行してくれます。切り替え時期の調整や支払い方法など、何か不明点がある場合は、新しい電力会社に早めに連絡をしましょう。

電力会社の切り替わりまで待つ

電力会社の申込み手続きが完了したら、あとは新しい電力会社のサービスが開始するのを待つだけです。

スマートメーターが設置されている場合は、4〜5日程度で利用を開始できることが多いでしょう。スマートメーターの設置自体が必要な場合は、電力会社や地域の状況によってさらに時間がかかることもあります。特に繁忙期や設置の需要が高まっている時期には、「半月~2か月ほどかかる場合があります」と案内している電力会社も少なくありません。 こうした状況を避けるため、早めに申込みを行うことをおすすめします。

利用開始時には、新しい電力会社からメールやはがきで通知が届きます。多くの場合、請求内容や明細についてはWeb上で確認が可能です。紙の請求書を希望する場合は、ホームページまたは電話から申込みましょう。

このように電力会社の切り替えは難しいものではなく、スムーズに完了します。電気代の見直しを考えている方は、自分に合った電力会社とプランを選び、新しい契約への切り替えを検討してみてください。

電力会社を切り替える際の注意点

電力会社の切り替えには、いくつかの注意点があります。以下のポイントを押さえておきましょう。

・解約金や手数料が必要となる可能性がある
・電力会社の切り替えによって電気代が高くなる可能性がある
・電力会社の切り替え手続きが手間になる可能性がある

新しい電力会社への切り替えによって料金が安くなることがありますが、解約金や手数料、予期しない電気代の上昇といったリスクを伴うこともあります。特に契約の解約に伴う費用や価格変動(自由料金プランを選択している場合)については、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

これらの注意点について、より詳しく見ていきましょう。

解約金や手数料が必要となる可能性がある

電力会社を切り替える場合、切り替えに伴って解約金や手数料がかかる場合があります。特に契約期間が設定されているプランの場合、期間内に解約すると追加の費用が発生することがあるため注意が必要です。

たとえば、1年契約のプランで1年未満に解約する場合、解約金が発生するケースがあります。予期せぬ出費を避けるためには、現在契約中の電力会社の契約内容を確認し、解約金が生じる条件やその金額について把握しておくことが大切です。

また、新しい電力会社に切り替える場合も、契約期間や解約に関する規定について十分に確認することが重要です。特にホームページから申込みをする場合は見落としやすいため、下記のような内容をしっかりと確認した上で契約に同意しましょう。

「解約金」の記載例 期中解約金は〇〇円といたします。ただし、「2年割」適用の場合は〇〇円といた します。「期中解約金」は最終使用月の電気料金と併せて請求いたします。
「解約手数料」の記載例 「〇〇」のご解約時に「解約事務手数料」として 1 契約あたり〇〇円がかかります。「解約事務手数料」は最終使用月の電気料金と併せて請求いたします。

電力会社の切り替えによって電気代が高くなる可能性がある

電力会社の切り替えることで、現状よりも電気代が高くなる可能性があります。たとえば、自由料金プランの選択している場合は、燃料費調整額が値上げされ、電気代が予想以上に上昇するケースが考えられます。

燃料費調整額とは、燃料価格の変動に応じて調整される料金のことです。国際的なエネルギー価格が高騰すると、発電コストが上昇し、その影響が電気料金に反映されます。自由料金プランを選択している場合は、事業者が燃料費調整額を引き上げることができるため、電気料金が高額になるリスクがあります。

一方、規制料金プランは政府による規制を受けているため、急激に電気料金が高くなることはありません。電気料金が完全に固定されるわけではありませんが、料金の変動幅が小さいことが規制料金プランのメリットといえます。

以上のことから、電力会社を切り替える際や燃料費調整額の取扱いについて十分に理解し、自分に合ったプランを選ぶことが重要です。新電力会社は料金の安さが魅力ですが、大手電力会社と比べて歴史が浅いため、サービスの安定性や万が一の際の対応について、事前に情報収集しておくことをおすすめします。

電力会社の切り替え手続きが手間になる可能性がある

電力会社の切り替え手続き自体は比較的シンプルですが、手間に感じる人もいます。「どの電力会社が安いのか」「どのプランが自分に合っているのか」といった点を見極めるためには、多くの情報を収集し、比較検討をする必要があるためです。

特に近年は新電力会社が増え、選択肢も多様化しているため、どの会社がよいのか迷う人も増えています。新電力会社はまだ歴史が浅い面もあるため、安定性や将来性についても考慮して決めるには手間がかかります。

どの電力会社がよいのか迷う場合は、複数の電力会社の料金プランを一括比較できる「電力比較サイト」の活用をおすすめします。電力会社の安定性については、口コミサイトで評判を参考にするとよいでしょう。
なお、新電力に切り替えるデメリットについては以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

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電力会社を切り替えるメリット

電力会社の切り替えには、多くのメリットがあります。主なメリットは、以下のとおりです。

・電気代が安くなる可能性がある
・自身のライフスタイルに合ったプランに変更できる
・お得な特典を受けられる可能性がある

電力会社の切り替えには、電気代の節約が期待できるだけでなく、ライフスタイルに合ったプランを選べるメリットがあります。また、切り替えによって特典や割引を利用できれば、お得に利用可能です。具体的にどのようなプランへの変更や特典によってお得になるのか、各メリットについて詳しく見ていきましょう。

電気代が安くなる可能性がある

電力会社を切り替えることで、今よりも電気代が安くなる可能性があります。電力会社によって料金プランは異なり、たとえば以下のようなものがあります。

料金プランの例 詳細
従量電灯プラン 電気の使用量に応じて料金が変動する一般的なプラン。
時間帯別プラン(夜間割引プラン) 時間帯によって電気料金が異なるプラン。
定額制プラン 月々の電気料金が一定額になるプラン。

現在の契約プランが一律料金の場合は、時間帯によって料金が変動する「時間帯別プラン」に変更することで、電気料金を抑えられる可能性があります。特に昼間は仕事で帰宅が遅い人や、電気自動車や蓄電池の充電を夜間に行う人は検討してみるとよいでしょう。

近年は、電力会社の競争により、電気代を節約できるプランが増えているので、自分に合ったプランを選びやすくなっています。インターネットとのセット割引プランや、基本料金0円で利用できるプランなど増えているので、各電力会社の公式ページをチェックしてみることをおすすめします。

自身のライフスタイルに合ったプランに変更できる

電力会社の変更によって、自身のライフスタイルに合ったプランを選べる点もメリットです。たとえば、夜間に電気を多く使う人には「夜間割引プラン」、使用量が少ない家庭には「従量電灯プラン」と自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことで、電気代を抑えられます。

環境への配慮を重視する方は、再生可能エネルギーを利用するプランや、CO₂フリーメニューを提供する電力会社を選ぶことで、地球温暖化や環境問題への対策に貢献しつつ、エコな生活を送ることが可能です。自分のライフスタイルや価値観に合ったプランを選べば、電気代を抑えながら快適な生活を送れるでしょう。

お得な特典を受けられる可能性がある

電力会社のプランを切り替える際には、お得な特典を受けられる可能性があります。特典は各電力会社によって異なりますが、一般的に以下のようなものが挙げられます。

特典の例 内容
ポイント還元 電気料金の支払いで毎月ポイントが付与される。
キャッシュバック 数か月後に数万円のキャッシュバックなど。
ギフト券 Amazonギフト券〇〇円分など。
プレゼントキャンペーン 新生活応援として家電製品や日用品など。
基本料金無料 〇〇か月間基本料金無料など。
セット割 ガスやインターネットとセットで契約など。

たとえば、ドコモでんきでは電気料金の支払いでdポイントの還元を受けることが可能です。
時期によって特典内容が大きく変わることがあります。引越しの多い春の季節は、多くの電力会社が新規契約の獲得を強化するため、新生活応援キャンペーンが実施されることが考えられるでしょう。

新しい生活をお得な電気料金で始めたい方は、電気料金だけではなく、その時期に打ち出しているキャンペーンと特典も併せてチェックしましょう。

まとめ

電力会社の切り替えにおいて、二重請求は基本的にないといえます。切り替えは検針日に合わせて行われるため、請求が重複することはなくあんしんして手続きを進められます。

ただし、解約金や手数料、予期しない電気代の上昇リスクには注意が必要です。新しい電力会社へ切り替える際は、自分のライフスタイルや電気使用量に合わせて、お得なプランを選びましょう。

電力会社や料金プランの見直しを考えている方は、ドコモでんきへの乗り換えがおすすめです。ドコモでんきは、現在の電力会社への解約手続きや工事の立ち合いが不要で、スムーズに切り替えられます。さらに、電気料金の支払いでdポイントがたまるため、ポイントを活用してさらにお得に電気を使うことができます。ぜひこの機会にドコモでんきへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。

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