新電力への変更に伴う工事は必要?切り替えの流れや電力会社の選び方も解説

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新電力への切り替えを検討している人のなかには、「工事が必要かどうか気になる」という人も多いでしょう。結論からいうと新電力の切り替えには、工事が不要な場合がほとんどです。ただし、場合によっては工事が必要となるケースもあります。

この記事では、新電力への切り替え時の工事の有無や、切り替えの流れなどについて解説します。また新電力を選ぶポイントについても解説しているため、新電力への切り替えを検討している人は、参考にしてください。

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目次

新電力への切り替え時の工事は基本的に不要

新電力に切り替える際には、道路を封鎖して行う大規模な工事や、高所作業車を使用する作業などは一切ありません。多くの場合、既存の設備をそのまま使用するため、工事自体が不要なケースがほとんどです。面倒な手続きや工事に時間を取られることなく、スムーズに新電力に切り替えられます。

さらに、工事が不要であるため、周囲の生活に影響を与える心配もなく、ご近所への配慮も不要です。もちろん、切り替えに伴う停電が発生したり、不便となったりすることもありませんので、日常生活に支障をきたすことなくあんしんして新電力を導入できるでしょう。

スマートメーターの設置が必要となるケースもある

新電力への切り替え時に、スマートメーターの設置が必要となるケースがあります。ここでは、スマートメーターの概要や設置が進む背景、設置費用、賃貸物件での切り替えの可否について詳しく見ていきましょう。

スマートメーターとは

スマートメーターとは、電気使用量を自動的に計測し、そのデータを電力会社に送信するデジタル機器です。従来のアナログ式メーターは、円盤の回転によって電気使用量を計測していました。しかし、スマートメーターはデジタル化によって30分ごとの使用量を正確に計測し、リアルタイムでデータを管理することが可能です。通信機能を搭載しているため、使用量データは自動で電力会社に送信されます。このようにスマートメーターは、利便性が高いことから新電力に切り替えるタイミングで、古いアナログメーターをスマートメーターに変更するケースが増えている状況です。

スマートメーターの設置は、全国的に順次進められています。既存メーターの検定有効期間終了時や新築時、電力会社を切り替える際などにスマートメーターに切り替えるケースが多いでしょう。2024年度までに100%の普及を目指しており、スマートメーターは次世代の電力管理を支える重要な機器となっています。スマートメーターについては、以下で詳しく解説しているため、参考にしてください。

スマートメーターとは?導入メリット・デメリットや仕組みを解説

スマートメーターとは、どのようなものなのでしょうか。スマートメーターが持つ機能や特徴のほか、導入によるメリット・デメリット、導入の流れについて解説します。

スマートメーターの設置費用は電力会社が負担する

スマートメーターの設置は、原則として無料で行われます。設置作業は電力会社によって行われ、メーター自体も電力会社の所有となるため、アナログメーターからの交換も無料で実施されます。設置の際は、立ち会いや屋内への立ち入りが不要な場合も多く、手続きはスムーズに進みます。ただし、電力メーターの設置場所を変更する場合や、電力会社が提供する標準メーター以外を希望する場合、またはメーターを損傷させてしまった場合には、費用が発生するケースもあるため、注意しましょう。さらに、設置費用を請求する詐欺行為も報告されているため、注意が必要です。

スマートメーターの設置や交換は、通常10〜20分程度で完了し、既存メーターと同じ場所に取り付けられるため、大規模な工事は不要です。ただし、メーターの設置場所変更や特殊な条件がある場合には、作業時間が延びることがあります。

賃貸の場合でも新電力への切り替えは可能

賃貸住宅にお住まいの人でも、新電力への切り替えは可能です。スマートメーターの設置についても問題なく、電力会社がメーターの所有権を持っているため、大家の許可がなくても設置できるケースが多いです。これにより、賃貸物件でも大家に気を遣うことなく、スムーズに新電力に切り替えられるでしょう。しかし、賃貸物件での新電力への切り替えには以下のようないくつかの条件があります。

・入居者が電力会社と直接契約をしている
・毎月の電気料金を入居者が電力会社に支払っている

以上の条件を満たしていれば、管理会社や大家の許可を得ることなく自由に電力会社を選べます。

新電力への切り替えの流れや必要なもの

新電力への切り替えを検討する際は、全体の流れと必要なものを把握しておきましょう。ここでは、新電力への切り替えについて下記の項目ごとに詳しく解説します。

・新電力への切り替えの流れ
・新電力への切り替えで必要なもの

新電力への切り替えの流れ

新電力への切り替えは簡単です。切り替えの流れについてステップごとに解説しますので、ぜひ参考にしてください。

電力会社の選定

はじめに、契約する電力会社を選定します。電力会社を選ぶ際は、現在利用している電力会社と新しい電力会社の料金を比較することが大切です。基本的には、新電力の方が安く設定されていることが多いですが、現行の電気料金とのしっかりした比較は欠かせません。

候補となる電力会社が見つかったら、それぞれの料金プランや提供されるサービス内容を詳細に比較検討しましょう。こうすることで、コストパフォーマンスが高い電力プランを選べるようになり、無駄な支出を抑えながら自分に合ったプランを選択可能です。

電力会社への申込み

電力会社が決まり、料金プランも選んだ後は申込みを行いましょう。申込みはオンラインで簡単に手続きが可能です。基本的に手続きはシンプルで、10〜30分程度で完了することが多いです。各電力会社のサイトによって多少の違いはありますが、基本的な流れは同じです。

現在契約中の電力会社への解約手続きについては、基本的に切り替え先の電力会社が対応してくれるため、契約者自身で解約手続きを行う必要はありません。煩わしい手続きを自分で行うことなく、スムーズに切り替えを進めることができます。

契約日・切り替え日を決定

次に、契約日や切り替え日を定める必要があります。新規契約の場合は、申込み時に指定をする「希望日」に電力の利用が開始されます。しかし、希望日が直近の場合は、実際の利用開始日が数日遅れる可能性があります。

他社からの切り替えの場合は、次回検診日または次々回の検診日が利用開始日となります。検診日の確認については、以前契約していた電力会社へ確認しましょう。

契約日・切替日は、申込みフォームの所定の欄に入力します。申込みが完了すると、正式な契約日や切り替え日についての詳細が後日メールで送られてきます。これにより、確定した日程を確認し、必要な準備を整えることができます。

スムーズな切り替えを実現するためにも、メールの受信を確認し、指示に従って準備を進めましょう。

スマートメーターの設置

契約日や切り替え日が決まったあとは、スマートメーターの設置が行われます。スマートメーターの設置には、特別な費用が発生することはなく、立ち合いも不要です。すべて電力会社が手配するため、利用者の負担はほとんどありません。

スマートメーターの設置は、各エリアの送配電事業者が委託した工事会社によって行われ、通常10〜20分程度で完了します。設置場所は、従来の電力メーターと同じ屋外の壁面やメーターボックス内となります。設置作業中に短時間の停電が発生する場合もありますが、すぐに復旧します。設置後、スマートメーターは自動的に電力会社との通信を開始し、データの送受信が可能になります。

新電力の利用開始

申込みが完了すると、新電力の利用開始まで少し時間がかかります。スマートメーターの設置が必要な場合、通常は申込みから約2週間後に新電力の利用がスタートします。この期間中は、電力会社がスマートメーターの設置やそのほかの準備作業を進めるため、利用者は特に何かをする必要はありません。

新電力が正式に利用可能になると、契約に基づいた料金プランが適用され、通常のように電力供給が始まります。

新電力への切り替えで必要なもの

新電力への切り替え手続きには、以下の情報が必要です。

・現在の電力会社名
・契約者情報
・供給地点特定番号(22桁の番号)
・契約アンペア、契約電力
・支払い情報
・本人確認書類

これらの情報を用意することで、新電力への切り替えがスムーズに進みます。

新電力を選ぶ際のポイント

新電力を選ぶ際には、単に料金の安さに注目するのではなく、以下のようなさまざまなポイントを総合的に考慮する必要があります。

・電力会社が対応しているエリア
・電気料金の安さ
・契約条件や解約金の有無
・キャンペーンの有無

これらのポイントを押さえて、最適な電力会社を選びましょう。ここでは、新電力を選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。

電力会社が対応しているエリア

新電力は、全国どこでも利用できるわけではなく、サービス提供エリアが限定されています。そのため、利用前に自分が住んでいる地域がそのサービスに対応しているかを確認することが欠かせません。確認方法としては、電力会社のWebサイトやカスタマーサポートを利用することで簡単に行うことができます。エリア外の場合は、別の電力会社を探す必要があるため、事前にチェックしておきましょう。

電気料金の安さ

新電力のなかには、必ずしも大手電力会社より安いわけではない場合もあるため、契約前にしっかりと電気料金を比較することが重要です。

新電力への切り替え時に電気料金を安くするための方法はいくつかあります。まずは、電気料金のシミュレーションを利用しましょう。新電力会社や比較サイトによって無料で提供されており、郵便番号や世帯人数、現在の電力会社などを入力するだけで、各社の料金を簡単に試算することが可能です。

次に、過去1年分の電気使用量を把握し、検針票や電力会社のマイページから確認しましょう。月ごとの使用量の変動も考慮することで、より正確に比較できます。

また、新電力会社の基本料金や電力量料金をチェックし、基本料金が0円のプランや、生活スタイルに合った時間帯別料金プランなども検討すると、さらにお得に利用できる場合があります。

加えて、ポイント還元や特典があるプランの場合、ポイント付与を加味した実質的な料金で比較することをおすすめします。ポイント還元によって、表面的な電気料金以上のメリットを享受できる場合もあるため、料金だけでなく、総合的なコストパフォーマンスを見極めましょう。

契約条件や解約金の有無

新電力を契約する前には、契約条件を十分に確認してください。特に、解約金が発生するかどうかに注意が必要です。多くの新電力会社は解約金なしのプランを提供していますが、一部では最大10,000円程度の解約金が設定されている場合もあります。特に、契約期間中に解約すると解約金が発生するケースが多く、更新月に解約すれば無料で解約できる場合もあります。また、長期契約で割引が適用されるプランでは、解約金が設定されていることが一般的です。
契約内容を事前に確認し、後でトラブルが起こらないよう十分に注意しましょう。

キャンペーンの有無

新電力を選ぶ際には、キャンペーンの有無を確認しましょう。多くの電力会社では、定期的にお得なキャンペーンを実施しています。代表的なキャンペーンとしては、現金キャッシュバック、電気料金の割引、ギフトカードのプレゼントなどがあります。

これらのキャンペーンは通常1〜3か月の期間限定で実施されることが多く、新規契約者を対象としています。特典の内容や金額は数千円から数万円までさまざまで、適用条件や契約期間、解約金の有無も確認して、長期的な電気料金とのバランスを考慮して選ぶことが重要です。最新のキャンペーン情報は公式サイトや比較サイトで確認し、定期的にチェックするのがよいでしょう。

契約前にはどのようなキャンペーンが提供されているかを確認し、最もお得なプランを選ぶことが賢明です。キャンペーン内容を比較して、切り替えのメリットを最大限に活用しましょう。

まとめ

新電力への切り替えにおいて基本的に工事は不要です。スマートメーターの設置が必要な場合もありますが、その費用は電力会社が負担します。また、賃貸物件でも新電力に切り替えることが可能です。新電力の料金比較や契約条件、キャンペーンを確認し、最もお得なプランを選びましょう。

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