NTTドコモとNature、電力供給に応じて電力需要を制御するデマンドレスポンスに関する協業に合意

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)とNature株式会社(以下、Nature)は、ドコモが提供する電力サービス「ドコモでんき」において、電力供給に応じて電力需要を制御するデマンドレスポンスに関する協業について、2022年12月23日(金)に合意いたしました。


両社は、カーボンニュートラルの推進および、今後も懸念される電力需給ひっ迫に対応するため、電力供給に応じて電力需要を制御するデマンドレスポンスをはじめとした、新しいエネルギーマネジメントの実現に向けた協業を推進してまいります。


デマンドレスポンスとは、電力供給に応じて電力需要を制御することで、電力需給のバランスを調整する仕組みです。デマンドレスポンスの実現により、電力をご利用いただくお客さまも、電力の需給調整へ貢献でき、節電による電気料金の削減にもつながります。


■両社の協業に向けた主な検討内容

(1) スマートリモコン※1を含むNatureのエネルギーマネジメント事業と「ドコモでんき」事業の連携

(2)「ドコモでんき」事業における「節電プロジェクト」施策の更なる高度化

(3)蓄電池設備等の制御による家庭向け電力の需給調整に関する新たな連携

(4)ドコモが保有する基地局における電力の需給調整ノウハウと、Natureが保有する家庭における機器制御を通じた電力の需給調整ノウハウの新たな連携(デマンドレスポンスにおける連携)


■両社の協業に関するイメージ図

両社の協業に関するイメージ図

なお、2022年12月1日(木)から開始した「ドコモでんき」の「節電プロジェクト第2弾」の電力使用量 算定においても、Natureの技術を活用しております。


両社は、「無理なく、楽しく、日本の電力不足にみんなで取り組む」をキャッチコピーに、社会全体のカーボンニュートラルの実現に向けて、引き続きサービス改善に取り組んでまいります。


■両社のコメント

Nature株式会社 代表取締役社長 塩出 晴海:

Natureがめざしているのは、Nature Remo/Remo Eを全ての皆さまにご利用いただくことにより、需給ひっ迫時等には家電にアクセス、電気の消費を自動で制御することで、Nature Remo/Remo Eを通した集合体として、皆さまとともにクリーンな「バーチャル発電所」を構築することです。ドコモでは、カーボンニュートラルへの明確なコミットをベースに「節電しやすいドコモでんき」への進化を考えられており、Natureとしてもドコモとのパートナーシップにより、その実現の加速化をサポートできると確信しております。


株式会社NTTドコモ ライフスタイルイノベーション部長 坪谷 寿一:

ドコモでは、「基地局向けデマンドレスポンス」について長年の経験と知見を蓄積してまいりました。さらに、この度の電力不足解消に向けて「家庭向けデマンドレスポンス」として「ドコモでんき節電プロジェクト」を開始しております。Natureが持つ優れた自動省エネ技術や実績、専門性を掛け合わせることで、お客さまの節電意識向上に資する「節電しやすいドコモでんき」の更なる深化および、カーボンニュートラルの実現を志向してまいります。



※1 スマートリモコンとは、ご家庭にある複数の家電をスマートフォン一台で操作できる進化したリモコンです。