ゲーミングPCの電気料金は高い?スペック別の目安や節約方法を解説

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カラフルに光るゲーミングキーボード

ゲーミングPCって、電気料金が高いんじゃないの?」と不安に感じていませんか?

たしかにゲーミングPCは一般的なパソコンより消費電力が大きい傾向にありますが、実際の電気料金はスペックや使い方によって大きく変わるため、一概に高いとはいえません。

同じゲーミングPCでも、GPU性能・プレイするゲームの負荷・使用時間・画質設定・周辺機器などによって電気料金には差が出ます。だからこそ、平均値ではなく「自分の使い方」で判断することが大切です。

この記事では、以下の内容を順番に解説します。

  • スペック別のゲーミングPCの電気料金の目安
  • ゲーミングノートPCとの違い
  • 電気料金が高くなる主な要因
  • 今日から実践できる電気料金を抑える方法
  • 使い方の見直しでも下がらないときの対処法

記事を読めば、ゲーミングPCの電気料金が本当に高いのか、自分の使い方に無駄がないかを判断する手がかりになります。

目次

ゲーミングPCは電気料金がかかりやすい?

ゲーミングPCは高性能なCPUやGPUを搭載しているため、一般的なパソコンより消費電力が大きくなりやすい傾向があります。

ただし、常に最大消費電力で動くわけではありません。ゲームプレイなどの高負荷時は消費電力が大きくなる一方、ネット閲覧中や待機中は大きく下がります。

つまりゲーミングPCは、使用状況によって電気料金が変動する家電です。長時間高負荷で使う人ほど電気料金は高くなりやすくなります。

【スペック別】ゲーミングデスクトップPCの電気料金はいくら?

ゲーミングデスクトップPCの電気料金は、搭載しているパーツのスペックによって大きく異なります。

実は、同じ「ゲーミングPC」でも、エントリークラスとハイエンドクラスでは消費電力に2〜3倍以上の差が出ることもあるのです。

ここからは、クラス別に電気料金の目安を、計算方法とともに解説します。

ゲーミングデスクトップPCの電気料金を計算する方法

ゲーミングPCの基本的な電気料金は、以下の計算式で求められます。

消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)= 電気料金(円)

たとえば消費電力500WのゲーミングPCを1時間使った場合、「0.5kW × 1h × 31円 = 15.5円」となります。

実際の電気料金は契約している電力会社やプランによって異なるため、正確な金額を知りたい場合は検針票やマイページで確認しましょう。

  • 本記事では、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価「31円/kWh(税込)」を使って試算します(2022年7月の目安単価)
  • 参照:https://www.eftc.or.jp/qa/(Q:カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?)

ここでは消費電力を350Wと仮定して、電気料金の目安を試算します。

使用時間 計算式 電気料金(目安)
1時間 0.35kW × 1h × 31円 約11円
1日(5時間) 0.35kW × 5h × 31円 約54円
1ヶ月(5時間×30日) 0.35kW × 150h × 31円 約1,628円
1年(5時間×365日) 0.35kW × 1,825h × 31円 約19,800円

今回の条件の場合、エントリークラスは、毎日5時間使っても1ヶ月の電気料金は2,000円以下に収まる計算です。

ミドルレンジクラスのゲーミングPCにかかる電気料金

ミドルレンジクラスのゲーミングPCは、消費電力が500〜600W程度のモデルです。最新の人気タイトルを快適にプレイできる性能を持ちます。

ここでは消費電力を550Wと仮定して、電気料金の目安を試算します。

使用時間 計算式 電気料金(目安)
1時間 0.55kW × 1h × 31円 約17円
1日(5時間) 0.55kW × 5h × 31円 約85円
1ヶ月(5時間×30日) 0.55kW × 150h × 31円 約2,558円
1年(5時間×365日) 0.55kW × 1,825h × 31円 約31,116円

今回の条件の場合、エントリークラスと比べると、1ヶ月で約900円、1年で1万円以上の差が出ることがわかります。

ハイスペッククラスのゲーミングPCにかかる電気料金

ハイスペッククラスのゲーミングPCは、消費電力が750〜800W程度のモデルです。高フレームレートでのプレイや、4K解像度のゲーム、配信・動画編集など負荷の高い用途にも対応できます

ここでは消費電力を780Wと仮定して、電気料金の目安を試算します。

使用時間 計算式 電気料金(目安)
1時間 0.78kW × 1h × 31円 約24円
1日(5時間) 0.78kW × 5h × 31円 約121円
1ヶ月(5時間×30日) 0.78kW × 150h × 31円 約3,627円
1年(5時間×365日) 0.78kW × 1,825h × 31円 約44,129円

今回の条件の場合、ミドルレンジクラスとの差は1ヶ月で約1,000円、1年で1万円以上です。長時間プレイする人ほど、この差は大きくなります。

ハイエンドクラスのゲーミングPCにかかる電気料金

ハイエンドクラスのゲーミングPCは、消費電力が1,000W程度のモデルです。最新のハイエンドGPUとCPUを搭載し、最高画質・最高設定で最新ゲームを楽しめる最上位クラスです。

ここでは消費電力を1,000Wと仮定して、電気料金の目安を試算します。

使用時間 計算式 電気料金(目安)
1時間 1.0kW × 1h × 31円 約31円
1日(5時間) 1.0kW × 5h × 31円 約155円
1ヶ月(5時間×30日) 1.0kW × 150h × 31円 約4,650円
1年(5時間×365日) 1.0kW × 1,825h × 31円 約56,575円

今回の条件の場合、ハイエンドクラスは、エントリークラスと比べて年間で約3万6,000円の差が出ます。性能を最大限に活かす分、電気料金も大きくなる点は理解しておきましょう。

ゲーミングノートPCの電気料金はいくら?

ゲーミングノートPCは、消費電力が200〜300W程度のモデルが多く、ゲーミングデスクトップPCと比べると電気料金は低い傾向にあります。これは、ノートPC用に省電力設計されたパーツが採用されているためです。

消費電力を250Wと仮定して計算すると、下記のような料金となります。

使用時間 計算式 電気料金(目安)
1時間 0.25kW × 1h × 31円 約8円
1日(5時間) 0.25kW × 5h × 31円 約39円
1ヶ月(5時間×30日) 0.25kW × 150h × 31円 約1,163円
1年(5時間×365日) 0.25kW × 1,825h × 31円 約14,144円

今回の条件の場合、エントリークラスのデスクトップPCと比べても、1ヶ月で500円ほど安く済む計算です。

電気料金を抑えたい人や省スペースで使いたい人には、ゲーミングノートPCが選択肢のひとつになるでしょう。

ゲーミングPCを使うと電気料金が高くなる要因

ゲーミングPCの電気料金は、スペックだけでなく使い方や環境によっても大きく変わります。以下の5つの要因が重なるほど、電気料金は高くなりやすいです。

  • プレイ・使用時間
  • ゲームの種類や使用ソフト
  • CPUとGPUの消費電力
  • 電源ユニットの変換効率
  • モニターや周辺機器

それぞれの要因を順番に解説します。

プレイ・使用時間の影響

最も電気料金に直結するのが、使用時間の長さです。電気料金は「消費電力 × 使用時間 × 単価」で決まるため、使用時間がそのまま料金に比例します。

たとえば、これまでに用いた条件で見れば、ミドルレンジクラス(550W)のゲーミングPCを1日3時間使う人と、1日8時間使う人では、1ヶ月で約2,500円、1年で約3万円の差が出ます。長時間プレイする習慣がある人ほど、使用時間を意識することが大切です。

ゲームの種類や使用ソフトの影響

プレイするゲームや使用ソフトによって、消費電力は大きく変わります。最新のグラフィック性能を活かす高負荷ゲームや、動画編集・配信ソフトを使うときはGPU使用率が高くなり、消費電力が増えるためです。

一方、インディーゲームなど、動作の軽いソフトを遊ぶときは消費電力が低めに抑えられます。同じゲーミングPCでも、何をプレイするかで電気料金は変動するのです。

CPUとGPUの消費電力の影響

ゲーミングPCの消費電力の大部分を占めるのが、CPU(中央処理装置)GPU(グラフィックボード)です。ハイスペックなパーツほど高い処理能力を持つ反面、消費電力も大きくなります

特にGPUは、ハイエンドモデルになると単体で300〜450W以上消費するものもあり、電気料金に直結します。スペックを選ぶ際は、性能と消費電力のバランスを意識しましょう

電源ユニットの影響

電源ユニットは、コンセントから受け取った電力をPC内部で使える電力に変換する役割を担っています。変換効率が低い電源ユニットは、変換時に無駄な電力を消費してしまい、電気料金が増える原因になります。

たとえば変換効率80%の電源と90%の電源を比べると、同じ消費電力でも電気料金に約1割の差が生まれます。長期的に見ると、変換効率の差は無視できないコストになるのです。

モニターや周辺機器の影響

ゲーミングPC本体だけでなく、モニター・スピーカー・LEDライティングなどの周辺機器も電気料金に影響します。

ゲーミングモニターは100〜200W程度外部スピーカーは10〜50W程度を消費します。さらにLEDライティングや外付けHDDなどを合わせると、合計消費電力が思った以上に積み重なります。本体だけでなく、周辺機器全体の消費電力にも目を向けることが大切です。

ゲーミングPCの電気料金を抑える方法

ゲーミングPCの電気料金は、日々の使い方や設定を見直すことで抑えられる可能性があります。今日から実践できる方法を、以下の7つに分けて紹介します。

  • フレームレートや画質設定を調整する
  • 電源オフやスリープを適切に使いわける
  • 電源ユニットの規格を見直す
  • モニターの明るさを見直す
  • 発熱を抑える
  • ヘッドホンやイヤホンを使う
  • LEDライティングをオフにする

順番に見ていきましょう。

フレームレートや画質設定を調整する

ゲームのフレームレートや画質を調整することで、消費電力を抑えられます。

たとえばゲーム内の「FPS制限」オプションを活用すると、必要以上のパフォーマンスを使わずに済み、GPUの負荷が下がります。また、最高画質に設定していると消費電力が高くなる傾向があるため、画質を「高」や「中」に下げるのも効果的です。プレイの快適さを大きく損なわない範囲で、設定を見直してみましょう。

電源オフやスリープを適切に使いわける

ゲーミングPCは待機中でも50〜100W程度の電力を消費します。1日3時間放置すると約5〜10円、1ヶ月で150〜300円程度の無駄になる計算です。

そのため、例えば、1時間以上使わない場合はシャットダウン、短時間の離席ならスリープモードを使うなど消費電力が大きくならないよう使いわけるのがおすすめです。「使わない時間は電源を落とす」という意識を持つだけで、無駄な電力消費を減らせます。

電源ユニットの規格を見直す

電源ユニットは変換効率が高いものを選ぶことで、電気料金を抑えられます。

具体的には、電力を無駄なく効率的に使える80 PLUS認証」などに対応した電源ユニットがおすすめです。これらは変換効率が一定基準以上であることを示す認証で、無駄な電力消費を抑えられます。新規購入や買い替えの際は、認証マークの有無をチェックしましょう。

モニターの明るさを見直す

モニターは、画面サイズやパネルの種類によって消費電力に幅がありますが、輝度を最大から下げることで、消費電力を抑えられる場合があります。

明るすぎる画面は目の疲れの原因にもなるため、輝度を下げることは健康面でもメリットがあります。プレイ環境に合わせて、無理のない範囲で調整しましょう。

発熱を抑える

PCが発熱して内部温度が上がると、冷却のためにファンの回転数が上がり、余計な電力を消費します。

エアフロー(空気の流れ)を改善したり、定期的に内部のホコリを掃除したりすることで、冷却効率が上がり、数%程度の電力削減につながります。夏場は特に発熱が気になるため、設置場所の通気性も意識しましょう。

ヘッドホンやイヤホンを使う

外部スピーカーは10〜50W程度の電力を消費します。一方、ヘッドホンやイヤホンはPCのUSBポートやイヤホンジャックから給電されるため、追加の電力消費がほとんどありません

ゲーム中の音声出力をヘッドホンやイヤホンに切り替えるだけで、消費電力を抑えられます。臨場感のあるサウンドが楽しめるというメリットもあるため、一石二鳥の節電方法といえます。

LEDライティングをオフにする

ゲーミングPCの特徴のひとつが、ケースやキーボード、マウスなどのLEDライティングです。しかし、LEDの発光時にも電力は消費されています。

PCケースや周辺機器のLEDもわずかですが電力を消費するため、常時点灯していると積み重なって電気料金に影響します。プレイ中の演出として楽しむ以外はオフに設定するのも節電につながります。

環境を大きく変えずに電気料金を抑えたいなら電力会社やプランの見直しも選択肢

ゲーミングPCの電気料金は、使い方の見直しで月数百円程度の節約が見込めますが、それ以上の削減は難しいのが実情です。そこで有効なのが、電力会社や料金プランの見直しです。

電気料金は「使用量 × 単価」で決まるため、単価が数円変わるだけでも、月300kWh使用で数百円、年間で数千円の差が生まれることがあります。

さらに、電力会社によってはポイント還元があり、支払額の数%が実質的に戻ってくる仕組みもあります。電気とガスをセット契約にすれば、光熱費全体を抑えられるケースも。

「自分の電気料金はどれくらいおトクになるのか」が気になる人は、シミュレーションで確認してみるのがおすすめです。

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まとめ

ゲーミングPCの電気料金は、消費電力と使用時間で決まります。スペックや使い方によって金額には大きな差が出るため、「自分の使い方」で判断することが大切です。

電気料金を抑える方法としては、FPS制限や画質調整、放置時間の削減、電源ユニットの見直しなど、日常的な工夫で無駄な電力消費を減らせます。ただし、使い方の見直しだけで削減できる金額には限界があり、電気料金の単価そのものも支払額に大きく影響します。

電気料金を根本から抑えるには、使用量の削減に加えて、自分に合った電力会社やプランを選ぶことが重要です。電気とガスをまとめて見直すことで、光熱費全体をおトクにできる可能性もあります。

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