プロパンガスと都市ガスの違いは?どっちがいい?料金・特徴・選び方も解説

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キッチンに設置された3口ガスコンロ

物件選びや引っ越しをきっかけに、都市ガスとプロパンガスの違いに関心を持った人は多いのではないでしょうか。

ガスの種類によって料金や契約の仕組みは大きく異なります。そのため、「結局どっちが安いのか」「入居後にガス会社は変更できるのか」という不安や疑問が生まれやすいものです。よくわからないまま契約してしまい、あとから後悔するケースも少なくありません。

本記事では、両者の基本的な違いやメリット・デメリット、選び方など、自分に合ったガスを選ぶための判断基準をわかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 都市ガスとプロパンガスの違い
  • 料金体系の違いと費用の考え方
  • それぞれのメリット・デメリット
  • 都市ガス・プロパンガスそれぞれのおすすめケース

目次

都市ガスとプロパンガスの基本的な違い

都市ガスとプロパンガスは、原料や性質、供給方法などに違いがあります。

まずは、主な違いを表で確認してみましょう。

都市ガス プロパンガス
原料の違い 液化天然ガス(LNG) 液化石油ガス(LPG)
重さの違い 空気より軽く、上にたまる 空気より重く、下にたまる
火力の違い(発熱量) 約10,750kcal 約24,000kcal
供給地域の違い ガス導管が整備された地域のみ 全国ほぼすべての地域で利用可能
供給方法の違い 地下のガス導管を通じて各家庭に供給される 建物に設置されたボンベから配管を通じて供給される

各項目の違いを順番に解説していきます。

原料の違い

都市ガスとプロパンガスは、まず使用する原料が異なります。

都市ガスは、液化天然ガス(LNG)と呼ばれる天然ガスを原料としています。一方、プロパンガスはプロパンやブタンを主成分とする液化石油ガス(LPG)です。どちらの原料も本来は無色・無臭ですが、ガス漏れ時にすぐ気付けるよう、安全対策として独特のにおいがつけられています。

このように、プロパンガスと都市ガスの違いは原料と主成分にあるため、ガス機器の互換性はありません。契約時や機器選びの際は、自宅のガスの種類を確認しましょう。

重さの違い

ガス漏れ時の安全対策に関わる重要な違いが、空気に対するガスの重さです。

都市ガスは空気より軽く、漏れた場合は上方向へ拡散しやすいため、天井付近に警報器を設置します。一方、プロパンガスは空気より重く、足元にたまりやすい特徴があるため、床付近に警報器を設置するのが一般的です。

ガスの重さによって、警報器の設置場所や漏洩時の換気方法が大きく異なります。警報器を設置している場合は、自分の住まいで使用しているガスの種類と警報器の設置位置をあわせて確認しておきましょう。

火力の違い

同じ体積(1立方メートル)あたりの火力を比べると、発熱量に明確な差があります。

1立方メートルあたりの発熱量は、都市ガスが約10,750kcal、プロパンガスが約24,000kcalです。数値上では、プロパンガスの方が2倍以上高いエネルギーを持っています。

ただし、家庭用のガスコンロや給湯器はガスの種類に合わせて設計されているため、日常生活で火力の違いを感じることはほとんどありません。

都市ガス用とプロパンガス用の機器は内部構造が異なるため、兼用できない点に注意が必要です。引っ越しの際は、ガスの種類に対応した機器を用意しましょう。

供給地域の違い

都市ガスは、地下のガス導管が整備されたエリアのみ利用できるため、主に都市部を中心に普及しています。

一方、プロパンガスはガスボンベをトラックで配送する仕組みのため、全国ほぼすべての地域で利用可能です。地方や郊外、山間部などではプロパンガスの物件が多い傾向にあります。

利用できるガスは地域ごとに異なるため、希望エリアによってはガスの種類を選べません。物件選びの際は、事前にガスの種類を確認しておきましょう。

供給方法の違い

ガスが家庭に届くまでの仕組みにも、大きな違いがあります。

都市ガスは、事業者が管理する地下のガス導管を通じて各家庭へ供給されます。整備されたインフラにより、安定して継続的に利用できるのが特徴です。

一方、プロパンガスは、建物の屋外に設置されたガスボンベや貯槽から配管を通して室内へ供給されます。個別供給のため、地域を問わず導入しやすいのが特徴です。

都市ガスとプロパンガスの料金の違いは?どっちが安い?

一般的には都市ガスの方が安くなる傾向にありますが、一概に断定はできません。なぜなら、住んでいる地域や、物件の設備の効率、さらには家族の人数やガスの使用量によって、実際の料金に大きな差が出るからです。

ガス料金を比較する前に、それぞれの料金の違いを知っておきましょう。

【世帯人数別】ガス料金の目安

ガス料金は世帯人数やガスの使用量によって大きく異なります。

ガス料金の相場を知る方法として、公的な調査データを参考にするとよいでしょう。総務省の家計調査によると、世帯人数別の1か月あたりのガス料金平均は以下のとおりです。

世帯人数 2025年度 1か月のガス料金月額平均(税込)
1人 2,999円
2人 4,663円
3人 5,096円
4人 5,112円
5人 4,877円
6人 5,361円

上記のデータは都市ガスとプロパンガスが混在しており、プロパンガスの場合は平均より数千円高くなる可能性があります。また、データの数値はあくまで目安ですので、正確な金額はWeb明細や公式サイトでご確認ください。

都市ガスの料金の仕組み

都市ガスの料金は、基本料金と従量料金を合算した形で請求されます。基本料金や単価は地域や会社ごとに定められていますが、比較的横ならびになりやすい傾向があります。

また、使用量が増えるほど単価が下がる料金設計になっており、家族世帯など使用量が多い家庭では割安になりやすいです。

プロパンガスの料金の仕組み

プロパンガスも基本料金と従量料金で構成されています。ただし、料金はガス会社が独自に設定できるため、会社によって価格差が出やすいのが特徴です。また、ボンベの配送人件費などが含まれるため、基本料金が都市ガスより高めに設定されていることも多いです。

プロパンガスの場合、あまりガスを使わない一人暮らしでも、月々の支払いが割高に感じる人もいるでしょう。

都市ガスのメリット・デメリット

ここでは、都市ガスのメリット・デメリットをわかりやすく紹介します。

メリット デメリット
  • 料金体系が比較的安定している
  • ガス会社や料金プランを選べる
  • 電気・ガスのセット割やポイント還元を受けられる
  • 供給エリアが限られている
  • 災害時は導管の点検・復旧に時間がかかる

都市ガスのメリット

都市ガスの大きなメリットは、月々の固定費を抑えやすい点です。

ガス導管で供給されるため配送コストがかからず、料金体系が安定しています。さらに、都市ガスの小売自由化によって、消費者が自由にガス会社を選べるようになりました。

電気とのセット割やポイント還元など、選べるプランの幅が広いため、ライフスタイルに合わせて契約先を選べるのも魅力です。

都市ガスのデメリット

都市ガスには、利用できるエリアが限られるデメリットがあります。

都市ガスは導管が整備されていない地域では利用できません。物件が未対応の場合、後から切り替えることは基本的にできません。

また、地震などの大規模災害が発生した際は、地下導管の点検や復旧に時間がかかることがあります。プロパンガスと比べると、供給再開までに日数がかかる場合がある点にも注意が必要です。

プロパンガスのメリット・デメリット

ここでは、プロパンガスのメリット・デメリットをわかりやすく紹介します。

メリット デメリット
  • 全国ほぼすべての地域で利用可能
  • 災害時に比較的早く再利用できる場合がある
  • ガス会社や料金条件を見直す余地がある
  • 料金が相場より高い場合がある
  • 賃貸物件や集合住宅では個人でガス会社を選べない
  • 料金の内訳や相場がわかりにくい場合がある

プロパンガスのメリット

プロパンガスのメリットは、設置場所を選ばない利便性と、災害時の復旧の早さです。

ボンベを搬入できる場所であれば、全国ほぼすべての地域で利用できます。

災害時には、建物や配管に異常がなければ比較的早く復旧できる点も強みです。さらに、一戸建てなどの個別契約では、ガス会社や料金条件を見直せる余地があります。

プロパンガスのデメリット

プロパンガスは料金が自由に設定されているため、相場より高くなりやすい点がデメリットです。特に賃貸物件では、大家さんや管理会社が契約先を決めていることが多く、入居者が会社を変更するのは難しいのが実情です。

基本料金が高めに設定されていると、使用量が少なくても割高になりやすい傾向があります。また、料金体系が分かりにくいと感じることもあるでしょう。

都市ガスとプロパンガスはどっちがおすすめ?

どちらがおすすめかは、物件条件や使用量、何を重視するかによって異なります。

まずは、供給エリアや世帯人数、料金の安定性、災害時の対応など、優先順位を整理しましょう。

都市ガスがおすすめなケース

家計の負担を抑えたい人には、都市ガス供給エリアの物件がおすすめです。特に、次のようなケースに向いています。

  • 毎月のガス料金をできるだけ抑えたい人
  • ガスの使用量が多い家庭
  • 世帯人数が多いファミリー世帯
  • 電気とのセット契約やポイント還元を活用したい人

使用量が多いほど単価が抑えられる傾向があるため、自炊が多い家庭や世帯人数が多い家庭に向いています。また、電気とのセット契約やポイント還元などを活用して節約したい人にも適しています。

プロパンガスがおすすめなケース

都市ガス供給エリア外の地域や物件では、プロパンガスが現実的な選択肢です。特に、次のようなケースに向いています。

  • 都市ガスの供給エリア外に住んでいる
  • 災害時の復旧スピードを重視したい
  • 日常的にガスの使用量が少ない世帯

地方や郊外の一戸建てに住む人や、災害時のエネルギー確保を最優先に考えたい人は心強い選択肢となるでしょう。また、ガス使用量が少ない世帯であれば、都市ガスとの料金差の影響も比較的小さくなります。

ガス料金を安くするポイント

ガス料金を抑えるには、まず現状を正しく把握するのが大切です。

主なポイントは、以下のとおりです。

  • 実際のガス料金と使用量を確認する
  • 契約内容や料金プランを見直す
  • 電気とあわせて固定費全体を見直す

日々の使用状況を把握し、無理のない方法で見直していきましょう。

まずは実際のガス料金と使用量を把握する

まずは現在の契約内容と使用量を正確に把握するのが、ガス料金を節約するための第一歩です。検針票やマイページを見ると、基本料金や1立方メートルあたりの単価を確認できます。

そのうえで、地域の平均と比べて高いかどうかを判断し、契約の見直しが必要か検討します。

契約・プランの見直しを行う

同じ都市ガスエリアでも、会社によって料金単価は異なります。切り替えるだけで安くなる場合もあるため、まずは複数社を比較してみましょう。

ただし、解約時の違約金や契約期間の縛りがないか、事前に確認することが重要です。

さらに、契約やプランを見直す際は、月額料金だけでなく、セット割引やポイント還元も含めた実質的な負担額で判断しましょう。

電気と合わせて固定費全体で見直す

電気とガスをまとめることで、割引やポイント還元により負担を抑えられる場合があります。

多くの事業者が電気とガスのセット割を提供しているため、現在の料金と切り替え後の差額を試算してみましょう。

たとえば、ドコモでんき/ガスでは、dポイントが還元されるケースがあります。ドコモユーザーやdポイントをためている人なら、特にドコモでんき/ガスがおトクになるケースが多いので、シミュレーションでおトクになるか確認してみるとよいでしょう。

ドコモでんき/ガスをdカードで支払うと毎月dポイントがたまる

ドコモでんき/ガスならdカードで支払うと電気・ガス料金に応じて毎月dポイントがたまります。

あなたの場合、ドコモでんき/ガスへの切り替えで実質負担額※1がいくらおトクになるのかシミュレーションしてみませんか?

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  • 実質負担額は還元されるdポイントを電気/ガス料金に充当した場合の金額です
  • dポイント還元の適用には条件があります。詳細は以下よりご確認ください。

都市ガスとプロパンガスの違いに関するよくある質問

最後に、都市ガスとプロパンガスの違いに関するよくある質問と回答を3つ紹介します。

  • 都市ガスとプロパンガスは途中で切り替えられる?
  • 賃貸物件でもガスの種類や会社は選べる?
  • 引っ越し前に都市ガスかプロパンガスかを見わける方法は?

気になる疑問を解決したい人は、ぜひ参考にしてください。

都市ガスとプロパンガスは途中で切り替えられる?

ガスの種類は建物の設備や導管の有無によって決まるため、入居後に自由に切り替えることは原則としてできません。

プロパンガスから都市ガスへ変更するには、引き込み工事や配管・機器の交換が必要となり、高額な費用と手間がかかります。

ガスの種類は、物件選びの段階で決めるものと心得ておきましょう。

賃貸物件でもガスの種類や会社は選べる?

賃貸物件では、都市ガスかプロパンガスかはあらかじめ決まっており、入居者がガスの種類を選ぶことはできません。

プロパンガスは大家や管理会社が契約しているため、会社の変更も基本的にできません。

一方、都市ガスは小売自由化が始まったことにより、ガス会社を自由に選べる場合があります。電気とのセット契約で料金を抑えられることもあるため、事前に管理会社へ確認しておくとよいでしょう。

引っ越し前に都市ガスかプロパンガスかを見わける方法は?

ガスの種類は、物件情報を確認するか、不動産会社へ直接確認するのが確実です。

現地では、建物の外壁付近にガスボンベが設置されていればプロパンガスの可能性が高いと判断できます。ボンベが見当たらない場合は、都市ガスのケースが一般的です。

ガスの種類は入居後の光熱費に影響するため、内見時に確認しておきましょう。

まとめ

都市ガスとプロパンガスは、原料や供給方法、料金体系などに違いがあります。どちらが適しているかは、地域や物件設備、世帯人数、使用量によって異なります。

入居後に後悔しないためにも、物件選びの段階でガスの種類を確認し、料金体系や使用量を踏まえて総合的に判断しましょう。

また、光熱費全体を見直すことも節約のポイントです。たとえば、ドコモでんきは、電気料金の支払いに応じてdポイントがたまるメリットがあります。ドコモ関連サービスを利用している人であれば、ポイント還元を含めると実質負担が割安になる場合もあります。気になる人は、公式サイトで料金シミュレーションを試してみませんか?

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あなたの場合、ドコモでんき/ガスへの切り替えで実質負担額※1がいくらおトクになるのかシミュレーションしてみませんか?

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  • 実質負担額は還元されるdポイントを電気/ガス料金に充当した場合の金額です
  • dポイント還元の適用には条件があります。詳細は以下よりご確認ください。

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