基本料金が0円の電力会社を選ぶメリットとは?プランの例も併せてご紹介

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月々の固定費である電気料金を少しでも削減したいと考える方は多いのではないでしょうか。基本料金がかからない電力プランを選べば、電気使用量に応じた費用に抑えられるため、家計への負担を軽減できます。

本記事では、基本料金0円のプランのメリットや注意点をわかりやすく解説します。具体的なプランも紹介するため、電力会社の見直しを考えている方や、よりお得なプランを探している方はぜひ参考にしてください。

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目次

基本料金が0円のプランとは?

一般的に、電気料金は基本料金、1か月間の電力量料金、そして燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金といった要素によって構成されます。

基本料金とは、契約した電力量に応じて毎月支払う固定費のことです。電力会社が電気を安定して供給するために必要な設備投資や維持費、サービス提供費などが含まれ、電気の使用量にかかわらず毎月一定額が請求されます。

基本料金が0円のプランでは、この固定費が発生しないため、電気料金の節約につながる可能性が高いといえるでしょう。ただし、従量単価(電気1kWhあたりの料金)がほかのプランと比較して高くなる場合があり、どちらがよいか契約前に確認することが大切です。

基本料金0円のプランのメリットは、毎月の固定費がなく、ライフスタイルに応じた電気代のコントロールがしやすくなる点です。たとえば長期にわたって家を空ける場合や、家電の使用頻度が低い家庭では、効果的な節約手段といえるでしょう。

そのほかにも、住んでいるエリアで電力を利用する人が多い時間帯を避けて家電などを利用することで、電力量料金を抑えられるプランを導入している電力会社もあります。多くの人が外出している日中や深夜などに集中的に家電を使用したい人にとっては、非常にメリットのある選択肢となるでしょう。

こうしたプランでは、逆に多くの人が電気を使いはじめるタイミングでは費用がかさむこともありますが、時間帯ごとの料金を確認しながら電力を使用することで賢く節約に取り組めます。

基本料金が0円の電力会社と契約するメリット

基本料金0円の電力プランは、特に電気の使用量が少ない家庭で固定費を抑えられる可能性が高い料金体系です。ここでは、プランの主なメリットについて詳しく説明します。

シンプルな料金プランであるためわかりやすい

基本料金0円の電力プランは、シンプルな料金体系で設計されています。最大の特徴は、一般的に電気料金に含まれる基本料金が一切発生しない点にあります。

基本料金が0円のプランでは、実際に使用した電力量に応じた料金に、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金を加算した金額を支払います。実際の電気の使用状況が請求額に反映されやすく、家計管理の効率化につながります。

また、シンプルな料金体系であるため電気の使用量を意識しやすくなり、節約意識が高まる効果にも期待できるでしょう。

電気使用量が少ない場合はお得になる

一般的な電力プランでは、電気の使用量にかかわらず、契約アンペア数に応じて基本料金を毎月支払います。そのため電気をほとんど利用しなかった場合、固定費の割合が大きくなります。

一方基本料金0円のプランは固定費がかからないため、たとえば電気を少ししか使わなかった月にはその分請求額が減り、大きな節約効果を期待できます。旅行や出張が多い方や日中家にいない家庭では、無駄な支出を避けられる可能性があるのが大きな魅力です。

さらにこのプランは、月ごとに電気の使用量が変動しやすい家庭にも向いています。たとえば夏や冬の冷暖房を使うシーズン以外では、電気をあまり使わないこともあります。このような場合、電気の使用量に応じた電気料金であれば、利用が少ない月の負担額が軽減されるでしょう。

基本料金が0円の電力会社と契約するデメリット

基本料金0円の電力プランは、電気の利用状況によってはデメリットもあります。特に電気を多く使う家庭や、契約条件をしっかり確認しなかった場合、予期せぬ追加料金やコストが発生することがあります。

ここでは基本料金0円のプランを利用するデメリットやリスクについて、具体例を交えて解説します。

電気料金が高くなる可能性もある

基本料金0円プランでは、電力量料金が高めに設定されていることがあり、結果として電気を多く使う家庭では料金が高くなる可能性があります。

一般的な電力プランの場合、多くの電力会社が「3段階料金」の制度を採用しています。この制度は、1か月間の電力使用量に応じた3つの段階で、1kWhあたりの料金が異なる仕組みです。電力使用量が少ないほど電気代自体も安くなるよう設計されており、消費者に省エネルギーを促すことなどを目的としています。

たとえば東京電力(従量電灯B)の場合、1kWhあたりの電力量料金は以下のように設定されています。これに加え、契約アンペア数ごとの基本料金と、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金を支払います。

120kWhまで 29円80銭
120kWh~300kWh 36円40銭
上記超過 40円49銭

基本料金0円の電力プランを契約した場合、同じ電力使用量でも1kWhあたりの料金が高く設定されている可能性があります。電力量料金の差額が基本料金の額を超えてしまい、結果として電気代がかさんでしまうリスクがあるのです。

また、夏・冬の冷暖房の使用が増える季節には、電力使用量も多くなりがちです。こうしたタイミングで一般的な電力プランよりも電気代がかさんでしまうこともあるでしょう。年間の総支払額で比較した場合に、一般的な電力プランの方が安く済むこともあります。

加えて、基本料金0円の電力プランの電力量料金は、住んでいるエリアごとの電気使用量が少ない時間帯は安く、電気使用量が多い時間帯は高く設定されているケースもあります。家電を使う時間帯を工夫できない場合は、費用を抑えられない可能性も考えられます。

このように、一見固定費を削減できているように見えても、従量制の単価が上がってしまい結果的にコストがかさむリスクがある点には注意が必要です。

解約金や違約金が発生する可能性がある

基本料金0円プランには、契約期間が定められていることが多く、契約期間中に解約すると解約金や違約金が発生するケースがあります。これは、電力会社が契約期間を一定の長さに設定することで顧客を維持し、料金プランを安定して提供するための仕組みです。

たとえば契約期間が2年間と定められており、期間中に解約すると1万円の違約金が発生するといった条件が設定されている場合もあります。短期間での乗り換えや契約変更が難しく、プラン選びに失敗した場合や急な引越しなどで電力会社を変更する必要が生じた際に、思わぬ負担が発生するかもしれません。

また、違約金の金額もプランによって異なるため、契約前に確認しておくことが大切です。解約金や違約金は電力会社によって数千円から数万円に及ぶこともあり、場合によっては契約終了まで待つ方がコストを抑えられることもあります。

引越しやライフスタイルの変化のタイミングは、自身ではコントロールできないこともあります。基本料金0円の電力プランを契約する際は契約内容を理解し、かかる可能性のある違約金について事前に把握しておくことが大切です。

基本料金が0円になるプランの例

基本料金0円の電力プランは、取り扱っている企業によってさまざまなメリットや特徴があります。ここからは、基本料金0円のプランを取り扱っている代表例を紹介し、それぞれの特徴を詳しく解説します。

大手携帯電話企業A社のプラン

通信業界でも有名な大手企業が提供する、携帯電話サービスと連動した電気プランです。基本料金が0円になるプランでは、同社の携帯電話の契約とセットにすることで、さらに割引が適用される仕組みが採用されています。家計管理を一つにまとめたいというニーズに応えており、契約者は携帯電話料金と電気料金の支払いを一元化できるのがメリットです。

契約者が電気をあまり使わない場合にも適しています。特に一人暮らしの学生や、日中外出が多くあまり家で電気を使わない人にとっては、効率的な節約が可能です。

ただし、電気使用量が増えると、ほかのプランと比較して単価がやや高くなる傾向があります。そのため、家族世帯や電気使用量が多い家庭では、総合的なコストを考慮してプランを選ぶ必要があります。その場合も、同社の携帯電話契約者にとっては、ポイント還元やそのほかの特典も含め、全体的なコスト削減が期待できます。

インターネットサービスをはじめとする大手企業B社のプラン

インターネットサービスを中心に展開している大手企業が提供する、インターネット契約者にとって有利な電気プランです。

同社の基本料金0円のプランでは、電気料金の支払いに応じてインターネットポイントが還元されます。このポイントは、同社が提供するほかのサービスに利用できるため、たとえばインターネット契約の割引や、ほかのデジタルサービスの購入に活用できます。家計全体での支出管理が効率的になり、節約にもつながるでしょう。

同社はエネルギー供給においても安定しており、電力供給に関する信頼性も高いといえます。インターネットと電気料金のセットで節約できるプランは、一人暮らしの方や電気使用量が少ない家庭に人気です。

環境に配慮した電力会社C社のプラン

環境保護を重視した電力会社が提供する基本料金0円のプランは、環境に配慮した再生可能エネルギーを中心に供給されています。

太陽光や風力などの再生可能エネルギーを使用しているため、環境への負荷を減らしながらお得に電力を使えるのが魅力です。また環境に優しい選択をすることで、将来のエネルギー供給における持続可能性をサポートすることにもつながるでしょう。

このプランは電力供給においても安定しています。電気料金の節約と同時に、エコ意識の高いライフスタイルを実現したい人にとっては、非常に魅力的な選択肢といえます。

新電力会社D社のプラン

新電力会社の提供する基本料金0円のプランでは、電気使用量が少ない世帯や個人にとって、経済的に優れた選択肢となるよう設計されています。

同社は、自由化された電力市場において競争力のある価格を提示しています。家計管理の面でも、利用者にとってわかりやすい明朗な料金プランが特徴です。家計を節約したいと考えている人や、新電力会社に興味がある人に適した選択肢といえるでしょう。

また、将来的な電気料金の変動に柔軟に対応できるため、予測可能な支出を保ちながら、コスト管理を行えます。電気使用量が少ない世帯や、一人暮らしの方に人気があるプランです。

電力会社のプランを比較するポイント

電力会社のプランを選ぶ際には、自分の生活スタイルや電力使用量に合ったものを選ぶことが重要です。現在契約しているプランを確認し、自分の利用状況に応じたプランを比較することで、電気料金を節約できる可能性があります。ここでは、効果的なプラン選びのための具体的なポイントを解説します。

自身が契約しているプランの内容を明細で確認する

まず、現在契約している電力プランの内容を正確に把握することが大切です。電力会社から届く明細書には、電気料金がどのように計算されているかが詳細に記載されています。明細書をチェックすることで、自身の電気の利用状況や料金体系を理解でき、契約内容の無駄や自身に向いているプランを見極めることができます。

明細書には基本料金や電力量料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電賦課金など、さまざまな項目が含まれています。項目を確認し、自身が何に対して費用を支払っているのかを確認しましょう。特に電力量料金の項目を見れば、自身の電気使用量が月ごとにどの程度変動しているのかを把握できます。

また、特定の季節に電力使用量が大きく変わる場合は、これに合わせたプランを選択することがおすすめです。自分の電力使用パターンを理解することで、最適なプランを見つけ、年間を通じての電気料金を抑えやすくなります。

現在の利用状況に応じたプランを比較する

現在の電力使用状況を把握したら、それに応じた最適なプランを比較検討しましょう。電力会社は消費者のライフスタイルに応じてさまざまな料金プランを提供しています。

電力使用量が少なくさらに節約したい場合、基本料金0円のプランが効果的です。一方、家族が多いなど1か月の電力使用量が多い場合は、基本料金である程度の使用量をカバーできるプランが適しているかもしれません。

また、再生可能エネルギーを利用したプランも多数登場しています。環境に配慮しながら電気を使用したい家庭では、このようなプランを検討してみるとよいでしょう。

電力会社によっては、電力とほかのサービスをセットにしたプランを提供していることもあります。たとえばインターネットやガスなどとのセット割引のように、その会社の別事業と併せて利用することでお得になるよう設計されています。こうしたセットプランは、各サービスを別々に契約するよりもトータルコストを抑えられるため、同時に複数のサービスを利用している場合に取り入れると効果的です。

まとめ

基本料金0円の電力プランは、特に電気の使用量が少ない家庭や一人暮らしの方にとって、家計の節約の面で大きなメリットがあります。シンプルで無駄のない料金体系により、毎月の電気代をコントロールしやすくなるでしょう。

ただし、電気を多く使う家庭では料金が高くなる可能性もあるため、事前にプラン内容を把握し、自分の生活スタイルに合った選択をすることが大切です。現在の電力使用状況や家庭の電気使用パターンを見直すことで、自分に合った電力プランを選びやすくなります。

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