引越しのときの手順・やることをタイミング別にわかりやすくご紹介!

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引越しでは、荷造りや引越し業者の選定など、準備から当日までやることが多く、何からはじめればよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。どの作業も重要ですが、計画的に進めることで、快適な新生活をスタートできます。

本記事では、引越しを1か月前から当日までのタイミング別にわけ、それぞれの時期にやるべきことを詳しく紹介します。これから引越しを予定している方は、ぜひこの記事を参考に、あんしんして新生活のスタートを迎えましょう。

目次

全体的な引越しの手順

引越しは、多くの準備と手続きが必要です。しかし、適切な計画と準備を行えば、当日に慌てることがなく、スムーズに普段の生活に移行できるでしょう。

まずは、引越しの全体的な手順を解説します。各ステップで注意すべきポイントを理解した上で引越しを行いましょう。

引越し先の物件を探す

引越しの第一歩は、新しい住まいを見つけることです。このステップでは、以下の点に注意しながら物件探しを進めましょう。

1.不動産会社や賃貸住宅サイトを活用する
信頼できる不動産会社や人気の賃貸住宅サイトを利用して、希望の条件に合う物件を探します。オンラインでの物件検索は、広範囲の物件情報を効率的に閲覧できる便利な方法です。

2.希望条件を明確にする
予算、広さ、立地、間取りなど、自分にとって重要な条件を事前にリストアップしておきます。そうすることで、自身が住みたいと思う物件を効率的に見つけられます。

3.実際に内見する
気に入った物件があれば、内見を行いましょう。写真や間取り図だけではわからない細かな部分や周辺環境を確認できます。

4.周辺環境を確認する
通勤・通学の利便性、近隣の施設(スーパー、病院、公園など)の充実度を確認します。また、長期的に住む予定の場合は、将来的な家族構成の変化や生活スタイルの変化も考慮して物件を選びましょう。

賃貸契約を結ぶ

物件が決まったら、次は賃貸契約の締結です。このステップでは以下の点に注意してください。

1.必要なものを準備する
・印鑑(認印可の場合が多いですが、実印が必要な場合もあります)
・身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
・収入証明書(源泉徴収票や給与明細など)
・連帯保証人の書類(必要な場合)
・家賃の口座引落としのための通帳やキャッシュカード

2.契約内容を確認する
契約書の内容を細かく確認します。特に以下の点に注意しましょう。

・契約期間
・月々の家賃や共益費
・敷金・礼金の金額とその返還条件
・解約時の条件(解約予告期間など)
・更新料の有無と金額
・ペットの飼育や楽器の演奏など、生活上の制限事項

3.重要事項の説明を受ける
不動産業者から重要事項説明を受けます。この説明は法律で義務付けられており、物件に関する重要な情報が含まれています。疑問点があれば、この時点で質問することが大切です。

4.初期費用を支払う
契約時に必要な初期費用(敷金、礼金、前家賃、仲介手数料など)を支払います。金額が大きいため、事前に準備しておく必要があります。

現在の住まいの解約手続きを行う

新居の賃貸契約を終えたら、現在の住まいの解約手続きを進めます。

1.解約を連絡する
多くの賃貸契約では、解約の1〜2か月前までに家主や不動産会社に解約の意思を伝える必要があります。契約書を確認し、適切なタイミングで解約予告を行いましょう。

2.必要書類を準備する
解約に必要な書類を準備します。不動産会社や家主に確認し、必要な書類を揃えましょう。

3.退去立ち会い日を調整する
退去時の立ち会い日程を家主や不動産会社と調整します。この際、原状回復の範囲や費用についても確認しておくとよいでしょう。

4.敷金を精算する
退去時の立ち会い後、敷金の精算が行われます。原状回復費用が差し引かれる場合もあるため、事前に条件を確認しておきましょう。

引越しの準備をする

引越し先と引越し日が決まったら、具体的な準備をはじめます。

1.ライフラインの契約・解約手続きを行う
電気やガス、水道の使用開始手続きと現在の住まいでの解約手続きを行います。約1か月前から申込みできますが、引越しまでに一定の期間があるため、1週間前に手続きを行う人が多いのが現状です。

2.荷造りを行う
荷造りを行う際は、新居で使用しないものは処分しましょう。必要なものは段ボールに詰めておきます。荷造りは、引越し日の2~3週間前に行っておくのが理想です。事前に行うことで、引越し当日に慌てることがありません。

3.引越し業者を手配する
複数の引越し業者から見積もりを取り、比較検討して決定します。早めに予約することで、希望の日時に引越しができる可能性が高まります。なお、引越し業者には繁忙期があり、作業を依頼する時期によって費用が異なることに注意しましょう。2~4月は引越し費用が高くなり、5~1月は通常の料金になる傾向にあります。

旧居の明け渡し

引越し当日は、旧居を明け渡す必要があります。

1.忘れ物がないか確認する
すべての荷物が搬出されたことを確認します。クローゼットやベランダなど、忘れやすい場所も念入りに確認しましょう。

2.清掃を行う
契約条件に基づいて、必要な清掃を行います。基本的には、入居時と同程度の清潔さを保つことが求められます。

3.鍵を返却する
家主や不動産会社に鍵を返却します。この際、立ち会いのもと物件の状態を確認することが一般的です。

4.最終精算を行う
敷金の返還や追加費用の精算があれば、この時点で行います。

転入届を役所に提出する

新居に移り住んだら、14日以内に、新しい住所地の市区町村役所に転入届を提出する必要があります。手続きの際に必要なものは、以下のとおりです。

・転出証明書(前住所地の市区町村役所で発行)
・本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
・マイナンバーカード(所有している場合)

以上が引越しの全体的な手順となります。各ステップをていねいに進めることで、スムーズな引越しを実現できます。新生活のスタートに向けて、計画的に準備を進めていきましょう。

【タイミング別】引越しの際のやることリスト

引越しは、事前に準備することが多く、計画的に行わなければ想定以上に時間がかかってしまいます。ここからは、引越しの1か月前から当日までにやるべきことを、タイミング別にまとめたリストで紹介します。

タイミング やること
引越し1か月前 ・引越し業者の選定
・予約、新居の契約確認
・不要物の処分
・電気・ガス・水道の解約連絡
・転校手続き など
引越し2週間前 ・郵便物転送手続き
・住民票・転出届提出
・荷造り
・インターネット・ケーブルテレビの移設手続き
・粗大ゴミの処分 など
引越し1週間前 ・荷造り
・大型家電の購入
・貴重品の整理
・近所への挨拶準備
・引越し当日のスケジュール確認 など
引越し前日 ・引越し業者の最終確認
・ゴミの最終処分
・冷蔵庫の電源OFF
・掃除 など
引越し当日 ・業者への荷物引き渡し
・水道・ガス・電気メーター確認
・新居での家具配置指示
・荷解き など
引越し後 ・住民票転入手続き
・免許証、保険証住所変更
・近所挨拶
・必要品の買物 など

引越しの1か月前までにやること

引越しの1か月前から少しずつ準備をはじめることで、余裕のあるスケジュールで進められます。まず、以下の項目を確認しましょう。

・引越し業者の選定と予約
・不要な家具・家電の処分手続き
・電気・ガス・水道の解約連絡
・新居の契約内容の最終確認
・学校や保育施設への転校手続き

上記の手続きは、効率的に引越しを行うために重要です。早めに取り組んでおくことで、引越し当日に慌てることがありません。

引越しの2週間前までにやること

引越し2週間前には、生活に必要な手続きや荷造りを本格的にはじめます。この時期に対応しておくべきことは以下のとおりです。

・郵便物の転送手続き(郵便局へ)
・役所での住民票や転出届の提出
・荷造りの開始(普段使わないものから)
・粗大ゴミや資源ゴミの処分
・インターネットやケーブルテレビの移設手続き

特に、インターネットやケーブルテレビの移設手続きを行っておくことで、引越し後すぐに旧居と変わらない生活を過ごせます。

引越しの1週間前までにやること

引越し1週間前は、細かい準備を進める時期です。すべてが順調に進んでいるか確認し、必要な手続きを漏れなく進めましょう。

・残りの荷物の整理・梱包
・冷蔵庫や洗濯機など大型家電の準備
・貴重品や日用品の準備(すぐ使うものは別にしておく)
・引越し当日のスケジュール確認
・近所への引越し挨拶の準備

引越しまでに使用しないものは、段ボールに梱包しておくことをおすすめします。そうすれば、引越し当日に行う荷造りが楽になります。

引越しの前日までにやること

引越し前日には、最終確認と細かな作業を行いましょう。この日までにすべての荷物が梱包されていることが理想です。

・引越し業者への最終確認
・貴重品の準備(鍵、身分証明書、現金など)
・最終的なゴミの処分
・冷蔵庫の電源を切る
・お風呂やトイレの掃除

上記の作業が完了できていない場合、引越し当日に慌てることになります。特に、冷蔵庫の電源を前日までに切っておかなければ、水漏れが発生し、故障してしまう可能性があります。

引越しの当日にやること

引越し当日では、計画的な進行が重要です。具体的には以下を行います。

・業者への荷物の引き渡し
・水道、ガス、電気のメーター確認
・新居での家具・家電の配置指示
・搬入後、荷物の確認と片付け開始

事前に計画しておいたスケジュールに沿って進めましょう。

引越し後にやること

引越しが終わった後も、やるべきことがあります。特に各種手続きや片付けを終えるまでは、新生活のスタートとはいえません。

・役所での住民票の転入手続き
・免許証や保険証の住所変更
・新居での生活に必要な買物(カーテンや日用品など)
・近所への挨拶

最近では、近所への引越し挨拶を行わない人も多くいます。義務ではないですが、良好な関係を構築するためにも、行って損はないでしょう。

ライフラインの解約・開通の手順

引越しでは、業者の手配や荷造りだけでなく、ライフライン(水道、ガス、電気)の解約と開通の手続きも必要です。

ここからは、各ライフラインの解約・開通の手順について詳しく紹介します。

水道

水道の開始・中止手続きは、引越しの3〜4日前に行うのが理想的です。この理由は、水道局が手続きを処理し、必要な作業を行うための時間を確保するためです。早すぎると日常生活に支障があり、遅すぎると新居での水道使用開始が遅れてしまいます。

多くの水道局ではデジタル化に伴い、オンラインでの手続きが可能になっています。

また、新居と旧居が同じ管轄の水道局であれば、1回の連絡で済みます。しかし、管轄が異なるのであれば、それぞれの水道局で手続きを行う必要があります。たとえば、東京都から神奈川県に引越す場合、東京都水道局で使用中止の手続きを行い、同時に神奈川県内の該当する水道局で使用開始の手続きを行いましょう。

ガス

ガスの解約・開通手続きを行う際は、引越し先がどのガス会社のエリアに属するかを確認することが重要です。同じガス会社のエリア内での引越しであれば、使用場所の変更手続きで済みます。しかし、異なるガス会社のエリアに引越す場合は、現在のガス会社での解約手続きと、新しいガス会社での契約手続きが必要です。

また、ガスの開通は安全性の確保のため、ガス会社の担当者立ち会いのもとで行われます。これは、ガス漏れなどの危険を防ぐための重要な手順です。立ち会い時には、ガスメーターの確認、ガス器具の安全点検、使用方法の説明などが行われます。

ガスの開通には時間がかかる場合があるため、できるだけ早めに予約を入れることをおすすめします。特に、引越しシーズンは混雑するため、少なくとも2週間前には手続きをはじめるのがよいでしょう。

電気

水道やガスと同様に、電気も地域ごとに管轄が異なる場合があります。同じ電力会社のエリア内での引越しであれば、使用場所の変更手続きで済みます。しかし、異なる電力会社のエリアに引越す場合は、現在の電力会社での解約手続きと、新しい電力会社での契約手続きが必要です。

電気の開通は遠隔操作で行えるため、基本的に立ち会いは不要です。しかし、長期間電気が止まっていた物件や、新築物件の場合は、安全確認のため立ち会いが必要になることがあります。電力会社に確認し、必要に応じて予約を入れましょう。

近年では、新電力が登場しています。引越しを機に、これらの新電力会社のプランを検討することで、電気代の節約につながる可能性があります。ガスやインターネットとのセット契約で割引が適用されるプランもあるため、総合的なコスト削減が期待できるでしょう。

まとめ

引越しは、新生活の始まりを意味する大切なイベントです。準備すべきことが多く、後回しにするケースもあるでしょう。しかし、引越し当日に慌てることがないように、1か月前から計画的に準備を行うことが大切です。

引越し業者の選定、ライフラインの手続き、荷造りなど、それぞれの作業を適切なタイミングで進めることで、慌てることなく新生活をスタートできます。

また、月々の電気代が高いと感じる方は、引越しを機に電力会社や料金プランの見直しをおすすめします。ドコモでんきでは、現在契約している電力会社の解約手続きや開通工事の立ち合いが不要です。引越し前後は、荷解きや近所への挨拶など忙しいことが予想されますが、乗り換え手続きに手間がかからないため、検討してみてはいかがでしょうか。

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