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暖房器具の電気代は?消費電力や特徴で部屋を暖める家電を比較
近年、秋口になるとラニーニャ現象などの影響で「冬の寒さが厳しくなる」と話題になります。冬の寒さを乗り切るためには暖房器具が不可欠です。しかし、暖房機器を使う際に気になるのは電気代です。エアコンやヒーターなど、部屋全体を暖める暖房器具では特に電気代が気になるのではないでしょうか。そこで、今回は暖房器具の電気代や消費電力をご紹介し、節約する方法もご説明します。冬の電気代を抑えて快適に過ごしたい方は、ぜひご覧ください。
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主な家庭用暖房器具の消費電力を把握しよう
はじめに主な家庭用暖房器具の消費電力をご紹介します。
消費電力(一例) | 1時間あたりの電気代(目安) | 暖める範囲(部屋全体、一部) | |
---|---|---|---|
エアコン(暖房の場合) | 105W~3500W | 2.8円~95.5円 | 部屋全体 |
パネルヒーター | 600W~1200W | 16.2円~32.4円 | 一部 |
オイルヒーター | 500~1200W | 13.5円~32.4円 | 部屋全体 |
セラミックヒーター | 640W~1170W | 17.3円~31.6円 | 一部 |
カーボンヒーター | 450W~900W | 12.2円~24.3円 | 一部 |
ハロゲンヒーター | 800W | 21.6円 | 一部 |
ホットカーペット | 200W~500W | 5.4円~13.5円 | 一部 |
こたつ | 80W~160W | 2.2円~4.3円 | 一部 |
電気毛布 | 75W | 2.0円 | 一部 |
上記の表でみると、消費電力が大きいのは、エアコンのように部屋全体を温める暖房器具です。一方、一部だけを暖めるこたつやホットカーペット、電気毛布などは消費電力が少ない傾向です。
電気代に着目した場合においても、消費電力が大きい暖房器具は電気代が高くなります。暖房器具それぞれの消費電力や電気代に着目して選びたいところです。
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暖房器具の選び方
暖房器具を選ぶ際は、さまざまな視点から比較する必要があります。下記で5つのポイントをご紹介します。暖房器具を選ぶ際の参考にしてください。
電気代を比較する
冬は電気代が高くなりがちであるため、暖房器具の電気代を比較しましょう。部屋全体を暖める暖房器具は電気代が高くなりがちですが、機種ごとに消費電力が異なるため、比較して選んでください。
機種によっては、省エネモデルやエコモードを搭載しているものがあります。機能面も比較して総合的に電気代が抑えられる暖房器具を購入しましょう。また、メンテナンス費用を検討することで、中長期的にコストを抑えて暖房器具が利用できます。
部屋の広さに応じて選ぶ
エアコンや石油ファンヒーターのように部屋全体を暖める暖房器具には、適応畳数が記載されています。適応畳数は部屋の広さに応じた暖房目安を示します。たとえば、「8畳〜10畳」と書かれていれば、8畳〜10畳の部屋に適する暖房器具です。
ただし、エアコンで「8畳〜10畳」と書かれている場合は、和室(木造平屋南向き)ならば8畳、洋室(鉄筋アパート南向き)ならば10畳という意味です。
また、部屋の広さに対して適応畳数が狭い機種を選ぶと、暖まりにくく電気代がかかりやすいためご注意ください。
暖まるまでのスピードを比較する
暖房器具によって暖まるスピードが異なります。たとえば、部屋全体を暖めるエアコンとオイルヒーターでは、エアコンのほうが早く暖まります。また一部分を暖める暖房器具のこたつは、手足が温まるまで多少の時間がかかるでしょう。
部屋全体を素早く暖めたい場合は、石油ファンヒーターや電気ファンヒーターが向いています。両者ともにファンが回って温風をだすために、早く暖まります。このように暖房器具ごとの即暖性を重視することも念頭に入れておきましょう。
安全面を比較する
特に小さなお子さんや高齢者がいるご家庭では、暖房器具の安全面を比較してください。たとえば、エアコンであれば火を使わず高い場所に設置されていることから、比較的安全性が高いです。
床に置く暖房器具であれば、チャイルドロックや自動消火機能などの安全機能を確認しましょう。なかには暖房器具が転倒した際に対応できる安全転倒スイッチを搭載している機種があります。必要な機能を比較してみてください。
デザイン性を比較する
ひと頃の暖房器具は四角い形で無難な配色の機種が目立っていました。しかし、近年ではカラーバリエーションやデザインなどが豊富になっています。暖炉のような形状をした機種、コンパクトサイズの機種などさまざまなモデルが展開されています。
視覚的な面だけではなく持ち運びやすさなども含めて、デザイン性を比較してみてはどうでしょうか。
冬の電気代を節約する際におすすめの暖房器具
暖房器具の種類は多岐にわたりますが、そのなかでも電気代を節約する際におすすめの種類をご紹介します。暖房器具を選ぶ際は下記の3機種を中心に選んでみてはどうでしょうか。
エアコン
エアコンは冷房と暖房が可能であり、すでに設置している方もいるでしょう。近年では省エネ機能が搭載された機種など、機能性に優れるモデルも豊富に展開されています。
ただし、機種の特徴やご利用の仕方によっては電気代がかかってしまいます。省エネ機能や電気代の節約に有効な使い方を取り入れてください。
カーボンヒーター
カーボンヒーターは、足元や背中など一部分を温める暖房器具です。電源を入れてから温まるまでの時間が短い点がメリットです。比較的安く、軽量な機種が多い点も特徴でしょう。
機種によっては黒鉛(炭素繊維のひとつ)を使い、遠赤外線の放射量を増やして即暖性を高めています。設置場所や他の暖房器具との併用をすることで、総合的な電気代を抑えることが可能です。
こたつ
こたつは他の暖房器具に比べて電気代の安さが魅力です。こたつだけでは身体の一部分しか温められませんが、他の暖房器具を併用することで、空間全体が暖まります。
こたつは床に置くタイプが一般的ですが、椅子の高さに合わせたダイニングタイプも展開されています。こたつを使わない時期は、こたつ布団を外すと机として使うことができます。サイズや形状も多岐に渡るため、利用人数や設置場所に応じて選んでください。
今お持ちの暖房器具で電気代を節約する方法
今お持ちの暖房器具において、電気代を節約する方法をご紹介します。できるだけ電気代を抑えるために、下記の2点を実行してみましょう。
エアコンと他の暖房器具の併用
エアコンと他の部屋全体を暖められる暖房器具を併用すると、部屋が暖まるまでの時間を短縮できます。たとえば、エアコンと石油ファンヒーターを併用することが可能です。両者は相性がよく、コストを抑えて効率的に部屋を暖めます。
エアコンと石油ファンヒーターを併用して部屋を暖めた後は、どちらかを止めて加湿器を使いましょう。空間内に加湿をすることで体感温度が上昇し、暖房器具の設定温度を低くすることができます。
このようにエアコンと他の暖房器具を併用すると、エアコン単体を使用して設定温度を上げるよりも電気代の節約が可能です。
衣類で調節する
衣類で調節し防寒ができると、暖房器具の設定温度を過剰に上げる必要がなく、電気代の節約につながります。
具体的には肌に密着して冷えにくい下着の着用、ひざ掛けの活用、ルームシューズや靴下の装着などがあげられます。さまざまな工夫によって、お腹や足首、首、腰回りを冷やさないようにしましょう。
特にお腹を冷やさないように注意してください。お腹が冷えると身体全身が冷えやすくなり、手足も冷える可能性があります。お腹を中心に温めることを念頭に入れておきましょう。
暖房器具の電気代を節約しよう!
暖房器具は種類や使い方によって電気代が異なります。下記の点を再確認のうえで、暖房器具を選んだり節電に取り組んだりしましょう。
- 暖房器具の種類によって、消費電力や電気代が異なる
- 部屋全体を暖める暖房器具は電気代が高い傾向にある
- 暖房器具を選ぶ際は、電気代、部屋の広さに応じた機種、暖まるスピード、安全面、デザイン性を中心に比較をする
- 電気代を節約したいときは、エアコン、カーボンヒーター、こたつがおすすめ
- エアコンは他の暖房器具や加湿器と併用すると電気代を抑えることができる
- 衣類などで調節することも電気代の節約につながる
上記をもとに冬の電気代を節約しましょう。
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- 2022年11月3日時点の情報です。